アクションカメラ市場において、DJIの「Osmo Action 4」はその高い画質と使いやすさで大きな注目を集めています。
「暗い場所でもきれいに撮れるのか?」「GoProと比べて何が違うのか?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
また、検索キーワードとして見られる「dji osmo 360」という言葉から、本機が360度カメラなのかどうか混乱しているユーザーもいるようです。
本記事では、DJI Osmo Action 4の基本スペックから、競合製品や旧モデルとの比較、そして「360度」という言葉の真意までを徹底解説します。
テクノロジーに詳しくない初心者の方でも理解できるよう、専門用語を噛み砕いて説明しますので、ご自身の用途に合った一台かどうかを見極める参考にしてください。
DJI Osmo Action 4とは?進化した基本性能を解説
DJI Osmo Action 4は、アウトドアやスポーツ、日常のVlog(ビデオブログ)撮影に特化したアクションカメラです。
前モデルからセンサーサイズが大型化し、画質と暗所性能が大幅に向上した点が最大の特徴です。まずはその基本性能と進化のポイントを見ていきましょう。
注目すべき主要スペックと機能
Osmo Action 4の性能を支える主要なスペックは以下の通りです。特にカメラの心臓部であるイメージセンサーのサイズアップは、画質向上に大きく貢献しています。
- イメージセンサー:1/1.3インチ CMOSセンサー
多くのスマートフォンや一般的なアクションカメラよりも大型のセンサーを搭載しており、より多くの光を取り込めます。 - レンズ性能:視野角(FOV)155°、絞り値 f/2.8
人間の視野を超える超広角撮影が可能で、明るいレンズを採用しています。 - 動画性能:最大 4K/120fps
高精細な4K画質で、滑らかなスローモーション映像も撮影可能です。 - 防水性能:水深18m(防水ケースなし)
本体そのままで深い水中まで潜れる高い防水性を誇ります。 - バッテリー駆動時間:最大160分
長時間の撮影にも対応できるスタミナを持っています。
Osmo Action 3からの主な進化点
前モデルである「Osmo Action 3」と比較して、具体的に何が変わったのでしょうか。外観や重量はほぼ同じですが、内部性能は確実に進化しています。
- センサーサイズの大型化
Action 3の「1/1.7インチ」から、Action 4では「1/1.3インチ」へと大きくなりました。これにより、夕暮れ時や室内などの薄暗い環境でも、ノイズ(ざらつき)の少ないクリアな映像が撮影できるようになりました。 - 防水性能の向上
ケースなしでの防水深度が、Action 3の16mから18mへと強化されました。ダイビングなどのマリンスポーツにおいて、より安心して使用できます。 - 色表現の向上
10-bit D-Log Mカラーモードに対応し、編集時の色の調整幅が広がりました。プロのような色鮮やかな映像制作がしやすくなっています。
センサーサイズの拡大により、特に夜間や室内の画質が劇的に向上しています。
GoPro・旧モデルと比較!Osmo Action 4が「買い」な人、そうでない人
アクションカメラを購入する際、最も悩ましいのが「GoPro Heroシリーズ」との比較や、旧モデルからの買い替え判断です。
ここでは、それぞれの違いを整理し、どのようなユーザーにOsmo Action 4が適しているかを解説します。
GoPro Heroシリーズとの徹底比較:性能・機能・価格を検証
アクションカメラの代名詞とも言えるGoPro HeroシリーズとOsmo Action 4を比較する場合、以下の点が判断基準となります。
- 暗所性能(夜間・室内)
Osmo Action 4は1/1.3インチという大型センサーを搭載しており、ピクセルサイズも2.4μmと大きいため、光の少ない場所での撮影に有利な設計となっています。夜景やキャンプの夜など、暗所での撮影が多い場合はOsmo Action 4が有力な選択肢となります。 - 取り付けの利便性
DJI独自のマグネット式クイックリリースシステムは、カメラをマウント(土台)から瞬時に着脱できるため、撮影場所の変更やバッテリー交換が非常にスムーズです。頻繁にカメラの位置を変えたいユーザーには大きなメリットです。 - 防水性能
本体のみで水深18mまで対応するOsmo Action 4は、ハウジングケースなしでの運用範囲が広いです。
DJI旧モデル(Action 3, Action 2)からの買い替えは必要?
既にDJIのアクションカメラを持っているユーザーにとって、買い替えの必要性はあるのでしょうか。
- Osmo Action 3 ユーザーの場合
日中の明るい屋外での撮影がメインであれば、画質に劇的な差を感じにくいかもしれません。しかし、夜間撮影や水中撮影の頻度が高い場合は、センサーサイズ拡大と防水性能向上の恩恵を受けられるため、買い替えの価値があります。 - DJI Action 2 ユーザーの場合
Action 2は小型軽量なモジュール式という特殊な形状をしています。Osmo Action 4は一般的なアクションカメラの形状(ボックス型)であり、バッテリー持ちや放熱性、操作性が向上しています。長時間撮影や過酷な環境での使用を考えているなら、買い替えを推奨します。
【「360度」への回答】Osmo Action 4は360度カメラ?その真実とできること
「dji osmo 360」や「dji 360」といったキーワードで検索されることがありますが、Osmo Action 4は、Insta360 X3のような「360度全天球カメラ」ではありません。
前後左右すべてを一度に記録するVR映像を撮ることはできません。しかし、Osmo Action 4には360° HorizonSteady(ホライゾンステディ)という強力な機能が搭載されています。
- 360° HorizonSteadyとは
カメラがどれだけ回転しても、映像の水平線を常に一定に保つ手ブレ補正機能です。例えば、カメラを一回転させても、録画された映像は水平が保たれたまま安定しています。 - 誤解の解消
「360度撮れる」のではなく、「360度回転しても映像が乱れない」機能です。激しいアクションスポーツや、カメラが傾きやすいシーンでプロのような安定した映像を撮るために役立ちます。
全天球映像は撮れませんが、どんなに回転しても水平を維持する強力な補正機能があります。
Osmo Action 4のココがすごい!低照度・耐久性・操作性の魅力
Osmo Action 4が多くのユーザーに支持される理由は、単なるスペックの高さだけではありません。実際の使用シーンで役立つ具体的なメリットを深掘りします。
1/1.3インチセンサーが実現する「暗闇に強い」高画質
カメラの画質は画素数だけでなく、センサーの大きさで決まります。Osmo Action 4に搭載された1/1.3インチセンサーは、アクションカメラとしては最大級のサイズです。
これにより、夕暮れのビーチ、薄暗い森林、室内のパーティーなど、光量が不足しがちなシーンでも、映像が暗く潰れたり、ザラザラとしたノイズが入ったりするのを防ぎます。
また、明暗差の激しい場所でも、白飛びや黒つぶれを抑えたダイナミックレンジの広い映像を記録できます。
18m防水と耐低温設計で過酷な環境もOK
アウトドアでの使用を前提としたタフネス性能も魅力です。
- 水深18m防水
防水ケースを装着しなくても、シュノーケリングや浅瀬のダイビング程度ならそのまま使用可能です。濡れた手で操作できるタッチ画面も搭載されています。 - -20℃の耐低温性能
スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツでも、バッテリー性能の低下を抑え、安定して動作します。寒冷地での撮影でも最大150分(※条件による)の連続撮影が可能とされています。
ユーザーフレンドリーな操作性と拡張性
初心者でも扱いやすい工夫が随所に施されています。
- マグネット式クイックリリース
強力な磁石とクリップでカメラを固定するシステムです。ネジを回す必要がなく、「カチッ」とワンタッチで着脱できるため、ヘルメットから自撮り棒への付け替えなどが一瞬で完了します。 - デュアルタッチスクリーン
背面のメイン画面だけでなく、前面にもタッチ対応の画面があります。自撮りをする際に、設定変更や画角の確認が前面から行えるため、Vlog撮影に非常に便利です。
マグネット着脱システムは、撮影の準備時間を大幅に短縮してくれる神機能です。
購入前に知っておきたいOsmo Action 4のデメリット・注意点
完璧な製品は存在しません。購入後に後悔しないよう、Osmo Action 4の注意点やデメリットについても正直に解説します。
潜在的な課題と解決策
- 高解像度撮影時の発熱
4K/120fpsなどの高負荷な設定で長時間撮影を行うと、本体が熱を持ち、保護機能により撮影が停止することがあります。
解決策:長回しをする際は解像度やフレームレートを落とす(例: 4K/30fpsや1080p)、風通しの良い場所で使用するなどの対策が有効です。 - バッテリーの実働時間
スペック上は最大160分ですが、これは特定の条件下での数値です。高画質設定や手ブレ補正を強力に効かせた場合、実際の撮影時間は短くなります。
解決策:予備バッテリーを用意するか、急速充電(約18分で80%充電可能)を活用しましょう。
どんな人には向かない?購入を検討すべきケース
以下のようなニーズを持つ方には、Osmo Action 4は最適ではない可能性があります。
- 5K以上の超高解像度が必要な人
Osmo Action 4の最大解像度は4Kです。5.3Kや8Kでの撮影を必須とする場合は、他の機種を検討する必要があります。 - 360度全天球映像を撮りたい人
前述の通り、VRコンテンツのような360度映像は撮影できません。空間すべてを記録したい場合は、Insta360シリーズなどの360度カメラを選びましょう。
長時間の4K撮影を行う場合は、熱停止対策や予備バッテリーの準備が必要です。
Osmo Action 4の活用シーンと実践的な撮影テクニック
手に入れたOsmo Action 4を最大限に活用するための、具体的なシーン別の使い方を紹介します。
Vlog・旅行・アウトドアでの具体的な使い方と設定
- Vlog・旅行
前面スクリーンを活用して自撮りを行いましょう。画角が広いため、手を伸ばすだけで背景を含めた映像が撮れます。「RockSteady 3.0」などの手ブレ補正をオンにすれば、歩きながらでも滑らかな映像になります。 - アウトドア・スポーツ
自転車やヘルメットにマウントする場合、「360° HorizonSteady」を有効にすると、激しい動きや傾きがあっても水平を維持した見やすい映像が撮れます。
初心者向け!初期設定と必須アクセサリーの選び方
- 初期設定
スマートフォンアプリ「DJI Mimo」をインストールし、カメラと接続してアクティベーション(利用開始手続き)を行う必要があります。 - おすすめアクセサリー
延長ロッド(自撮り棒):高い位置からの撮影や自撮りに必須です。
予備バッテリー:旅行など長時間撮影には「多機能バッテリーケース」付きのセットが便利です。
microSDカード:4K撮影に対応した高速書き込み可能なカード(UHS-I スピードクラス3以上推奨)を選びましょう。
LightCutアプリ連携で動画編集もスムーズに
DJIが推奨する動画編集アプリ「LightCut」を使用すると、撮影した映像をAIが自動で編集してくれます。
カメラ内の映像をWi-Fi経由でプレビューし、ダウンロードせずに編集・書き出しが可能です。
スマホの容量を圧迫せず、テンプレートを選ぶだけで音楽付きのハイライト動画が作成できるため、編集初心者でも簡単にSNSへ投稿できます。
まとめ:DJI Osmo Action 4はこんなユーザーにおすすめ!
DJI Osmo Action 4は、大型センサーによる高画質と、過酷な環境にも耐えるタフネスさを兼ね備えたアクションカメラです。
特に「暗所での撮影性能」と「使い勝手の良さ(マグネット着脱)」においては、非常に高い評価を得ています。最後に、このカメラがおすすめな人をまとめます。
- 夜景や室内など、暗い場所でもきれいに撮りたい人
- マリンスポーツやウィンタースポーツを本格的に楽しむ人
- Vlog撮影などで、頻繁にカメラの取り付け位置を変えたい人
- 難しい設定なしで、手ブレのない滑らかな映像を撮りたい初心者
よくある質問(FAQ)
Q. Osmo Action 4で360度VR映像は撮れますか?
A. いいえ、撮れません。「360° HorizonSteady」は水平を維持する手ブレ補正機能の名称であり、全天球映像を記録する機能ではありません。
Q. 水中で使うにはケースが必要ですか?
A. 水深18mまでならケースなしで使用可能です。それより深く潜る場合は、専用の防水ケース(最大60m対応)が必要です。
Q. 旧モデルのアクセサリーは使えますか?
A. マグネットマウントなど、Osmo Action 3の多くのアクセサリーと互換性がありますが、バッテリーやケージなど一部形状が異なるものは確認が必要です。
購入方法と製品ラインナップ
Osmo Action 4には主に2つの購入オプションがあります。
- スタンダードコンボ
カメラ本体、バッテリー1個、保護フレーム、アダプターマウントなどが含まれる基本セット。まずはここから始めるのがおすすめです。 - アドベンチャーコンボ
バッテリー計3個、多機能バッテリーケース、1.5m延長ロッドなどが追加されたセット。長時間撮影や旅行に最適で、コストパフォーマンスが高い人気のセットです。
あなたの撮影スタイルに合わせて最適なセットを選び、Osmo Action 4で日常や冒険の素晴らしい瞬間を記録してください。


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