360度カメラは、周囲の景色をすべて記録し、後から好きなアングルを切り出せる画期的な撮影機材です。
「ドローンやジンバルで有名なDJIから、360度カメラは出ているの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、DJIの最新360度撮影ソリューションである「DJI Osmo 360」を中心に、その特徴や競合製品との比較、スマホジンバルとの使い分けについて詳しく解説します。
2025年8月時点の最新情報に基づき、初心者の方にも分かりやすく整理しました。DJI製品で没入感のある映像を残したい方は、ぜひ参考にしてください。
DJI 360度カメラとは?その魅力と活用メリット
DJIはドローンやアクションカメラで培った技術を活かし、360度カメラの分野にも進出しています。
ここでは、360度カメラの基本的な魅力と、DJI製品ならではのメリットについて解説します。
360度カメラが実現する「没入感」と「自由な視点」
360度カメラの最大の特徴は、撮影者を取り囲む全方位の空間を一度に記録できる点です。
通常のカメラではフレームに収まらない景色や、撮影者の背後にある予期せぬ出来事まで逃さず捉えることができます。
視聴者はまるでその場にいるかのような「没入感」を味わうことができ、VRヘッドセットなどを使えばさらにリアルな体験が可能になります。
また、撮影後に専用アプリやソフトを使って、見せたい画角を自由に選べる「リフレーミング」も大きな魅力です。
従来のカメラ・スマホ撮影との決定的な違い
スマートフォンや一般的なカメラは、レンズが向いている方向しか撮影できません。そのため、撮影中は構図を気にしてモニターを確認し続ける必要があります。
一方、360度カメラは「とりあえず撮っておけば、後からどうにでもなる」という手軽さがあります。
構図を気にせず「とりあえず撮っておく」手軽さが最大の魅力です。
自撮り棒を使って撮影すれば、まるでドローンが低空飛行して撮影しているかのような第三者視点の映像も簡単に作成可能です。
DJI製360度撮影ソリューションを選ぶメリット
DJIの360度カメラ「DJI Osmo 360」は、同社の強力な手ブレ補正技術やセンサー技術が投入されています。
- 大型センサーによる高画質:1インチ正方形HDRセンサーを搭載し、低照度環境や逆光でもクリアな映像を記録できます。
- 強力な手ブレ補正:アクションカメラで定評のある「RockSteady 3.0」などを採用し、激しい動きでも安定した映像が得られます。
- コストパフォーマンス:競合のハイエンド機と比較して、高性能ながら価格が抑えられている点が特徴です。
DJI関連の360度カメラ主要モデルを徹底比較!【スペック・特徴別】
ここでは、DJIの360度カメラ「Osmo 360」と、よく比較される「Osmo Action 4」、そして競合製品である「Insta360 X5」について、スペックや特徴を比較します。
DJI Osmo Action 4の「360度レンズモジュール」とInsta360 X3の立ち位置
まず、アクションカメラとして人気の「DJI Osmo Action 4」についてですが、こちらは標準では広角レンズを搭載したアクションカメラであり、360度カメラではありません。
また、公式情報として「360度レンズモジュール」の存在は確認されていません。
Osmo Action 4は360度カメラではない点に注意して選びましょう。
したがって、360度撮影を行いたい場合は、アクションカメラのOsmo Action 4ではなく、専用機の「DJI Osmo 360」を選ぶ必要があります。
一方、競合メーカーのInsta360シリーズ(X3や最新のX5)は、360度撮影に特化した製品として市場をリードしてきました。DJI Osmo 360は、これらに対抗するモデルとして位置づけられています。
画質・機能・価格で見る主要モデルの性能比較
DJI Osmo 360と、競合の最新モデルInsta360 X5の主なスペックを比較します(2025年8月時点)。
DJI Osmo 360
- 動画解像度:8K 30fps(最大50fps対応)
- 静止画解像度:120MP(15,520×7,760ピクセル)
- センサー:1インチ正方形HDRセンサー
- 防水性能:IP68(水深10mまで)
- 価格:67,100円
Insta360 X5
- 動画解像度:11K 30fps
- 静止画解像度:72MP
- センサー:デュアル1/1.3インチセンサー
- 防水性能:水深15mまで
- 価格:84,800円
Insta360 X5は11Kという圧倒的な解像度を誇りますが、DJI Osmo 360は1インチセンサーによる暗所性能と、約6.7万円という価格の安さが魅力です。
どんな人におすすめ?モデル別最適なユーザー層
DJI Osmo 360がおすすめな人
- 夜景や室内など、暗い場所でもきれいに撮りたい人(スーパーナイトモード搭載)
- コストを抑えつつ、8Kの高画質を楽しみたい人
- DJI製品のエコシステムや色味が好きな人
Insta360 X5がおすすめな人
- とにかく解像度を重視し、編集でズームしても画質を落としたくない人
- 長時間の撮影が必要な人(バッテリー駆動時間が長い)
- 予算に余裕があり、最高スペックを求める人
DJI 360度カメラとスマホジンバルの連携・使い分け
DJIといえば「Osmo Mobile」シリーズなどのスマホジンバルも有名です。ここでは、360度カメラとスマホジンバルの役割の違いや、連携について解説します。
スマホジンバル(Osmo Mobileシリーズ)との違いと役割
スマホジンバル(Osmo Mobile 6や最新の7Pなど)は、スマートフォンを取り付けて手ブレを抑え、滑らかな映像を撮るための機材です。
- スマホジンバル:向いている方向をきれいに撮るのが得意。被写体追尾機能などが優秀ですが、画角はスマホのレンズに依存します。
- 360度カメラ:全方向を撮るのが得意。手ブレ補正は電子的に行われます。
「特定の被写体を高品質に撮りたい」ならスマホジンバル、「空間全体を記録したい」なら360度カメラという使い分けが基本です。
「被写体」を撮るか「空間」を撮るかで機材を使い分けましょう。
なお、Osmo Mobileシリーズと360度カメラの直接的な機能連携については、現時点で公式情報に明記されていません。
DJIの360度カメラとスマホの連携方法・専用アプリ活用術
DJI Osmo 360は、スマートフォンと連携して使用することが一般的です。
- プレビューと操作:スマホ画面で映像を確認しながら撮影設定を変更できます。
- AI自動編集:撮影したデータをアプリに取り込み、AIが自動でハイライトを作成する機能が搭載されています。
具体的なアプリ名称や詳細な仕様については公式情報に明記がありませんが、DJIの既存製品と同様に、直感的な操作で編集できる環境が整っていると考えられます。
「縦撮り」を含む高度な撮影を実現する組み合わせ方
SNS向けの「縦撮り」動画(ショート動画など)を作成する場合、360度カメラは非常に有利です。
360度カメラで撮影した映像は、後から編集で「縦向き(9:16)」に切り出すことができます。
カメラを縦にする必要がなく、横向きで撮影しても後から縦動画として出力可能です。これにより、TikTokやInstagramリール用の素材を簡単に作成できます。
DJI Osmo 360における「縦撮りモード」の公式対応については明記されていませんが、360度映像の特性上、編集段階での縦切り出しは標準的な機能として利用可能です。
DJI 360度カメラの活用シーンとクリエイティブな撮影術
高性能なDJI Osmo 360を使って、どのような映像が撮れるのか、具体的なシーン別に紹介します。
旅行・アウトドアで忘れられない瞬間を記録する方法
旅行先では、景色を見渡しながら歩くシーンの撮影に最適です。自撮り棒を持って歩くだけで、自分と周囲の風景を同時に記録できます。
DJI Osmo 360はIP68等級(水深10m)の防水性能を持っているため、雨天時のトレッキングや水辺のアクティビティでも安心して使用できます。
VlogやSNSコンテンツ制作で差別化を図る表現テクニック
Vlog撮影では、360度カメラをテーブルの真ん中に置いて会話を撮影したり、歩きながらカメラを回して周囲の状況を説明したりするのに役立ちます。
特にDJI Osmo 360は「スーパーナイトモード」を搭載しており、夜の街歩きやキャンプファイヤーなど、光量の少ないシーンでもノイズの少ないクリアな映像を残せます。
夜間撮影ではノイズの少ないクリアな映像が期待できます。
360度映像ならではの構図と編集のヒント
360度映像の編集では、「リトルプラネット(小惑星)」のような特殊な構図を作ることができます。
これは地面を球体のように歪ませて、自分が地球の上に立っているように見せる効果です。
また、DJI Osmo 360は「スマートハイライト機能」を搭載しており、長い動画の中から面白い瞬間を自動で抽出してくれるため、編集の手間を大幅に削減できます。
DJI 360度カメラの選び方と後悔しないためのポイント
最後に、自分に合ったモデルを選ぶためのポイントを整理します。
予算と用途に合わせた最適なモデルの選び方
- 予算重視・夜間撮影重視なら:DJI Osmo 360
価格が約6.7万円と比較的安価で、1インチセンサーによる暗所性能が高いため、コスパと画質のバランスを求める方に最適です。 - 解像度重視・長時間撮影なら:Insta360 X5
11Kの高解像度や長いバッテリー駆動時間(約185分)が必要なプロユースや、編集での自由度を極めたい方に向いています。
必要なアクセサリーと揃えるべき周辺機器
360度カメラを最大限に活用するには、「見えない自撮り棒」が必須です。
映像処理で棒が消えるため、空中にカメラが浮いているような映像が撮れます。
「見えない自撮り棒」を使えばドローン風の映像が撮影可能です。
DJI Osmo 360の具体的なアクセサリーラインナップについては公式情報に明記がありませんが、一般的に三脚、予備バッテリー、レンズ保護フィルターなどは揃えておくと安心です。
購入前に知っておきたいメリット・デメリット
メリット
- 撮影時に構図を気にする必要がない。
- 圧倒的な没入感のある映像が撮れる。
- DJI Osmo 360なら夜間でも明るく撮れる。
デメリット
- データ容量が大きくなりやすく、PCやスマホのストレージを圧迫する。
- 編集作業が必要になるため、撮って出し(無編集)での利用には不向きな場合がある。
- レンズが突出しているため、傷がつかないよう取り扱いに注意が必要。
まとめ
本記事では、DJIの360度カメラ「Osmo 360」を中心に、その特徴や選び方について解説しました。
- DJI Osmo 360は、1インチセンサー搭載で夜間に強く、8Kの高画質を約6.7万円で実現したコスパの高いモデルです。
- アクションカメラのOsmo Action 4は360度撮影には対応していないため、全方位撮影が目的ならOsmo 360を選びましょう。
- スマホジンバルとは役割が異なるため、用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。
360度カメラは、日常の風景を特別な映像作品に変えてくれる魔法のようなツールです。ぜひあなたの撮影スタイルに合った一台を見つけて、新しい映像表現に挑戦してみてください。


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