DJI RS4徹底解説 RS3/RS4 Pro比較とRC2連携

DJI RS4徹底解説 RS3/RS4 Pro比較とRC2連携

この記事の結論
・DJI RS4は積載量3kgの軽量設計で、縦向き撮影へのネイティブ対応や第4世代安定化アルゴリズムにより操作性が大幅に向上

・上位モデルRS4 ProはLiDARフォーカスや重量級機材に対応しており、プロの現場やシネマカメラ運用に特化している

・ドローン用送信機(RC2/RC Pro)とRS4の直接連携は不可だが、専用映像トランスミッターやアプリ活用で遠隔操作が可能

映像制作の現場において、カメラの揺れを抑え、滑らかな映像を実現するジンバルは欠かせない存在です。

2024年4月、DJIから最新モデル「DJI RS4」が登場しました。

前モデルから何が進化したのか、上位モデルであるRS4 Proとはどう違うのか、気になっている方も多いでしょう。

本記事では、DJI RS4の基本スペックや特徴を初心者にも分かりやすく解説します。

また、購入時によく比較される旧モデル(RS3)や上位モデル(RS4 Pro)との違いについても触れていきます。

さらには多くのユーザーが疑問に抱く「DJI RC2やRC Proといったドローン用送信機との連携」についても、事実に基づき正確な情報を整理しました。

これからジンバルの導入を検討している方や、機材のアップグレードを考えている方が、自分に最適な一台を選べるようサポートします。

目次

DJI RS4徹底解説!進化した新世代ジンバルの魅力

DJI RS4は、軽量かつパワフルなスタビライザーとして設計されており、ミラーレスカメラや小型シネマカメラを使用するクリエイターに向けた製品です。

まずはその基本的な能力と、進化したポイントを見ていきましょう。

DJI RS4の基本スペックと主要機能(初心者向け)

DJI RS4は、本体重量約1066g(ジンバル本体)という軽量設計でありながら、積載量(ペイロード)は3kgを誇ります。

これにより、主要なミラーレスカメラとレンズの組み合わせを余裕を持って搭載可能です。

主な特徴として、以下の点が挙げられます。

  • 第4世代RS安定化アルゴリズム:従来よりも手ブレ補正能力が向上し、特に縦向き撮影時の安定性が強化されています。
  • 第2世代自動軸ロック:電源のオン/オフに合わせてアームが自動で展開・収納される機能が高速化し、撮影の準備と撤収がスムーズに行えます。
  • Bluetoothワイヤレス制御:対応するカメラであれば、ケーブル接続なしでシャッター操作やズーム制御が可能です。
  • テフロン加工された軸アーム:3軸すべてにテフロン加工が施されており、バランス調整時の摩擦が低減され、より微細な調整がしやすくなっています。

テフロン加工により摩擦が減ったため、初心者でもバランス調整が格段にやりやすくなっています。

前モデルDJI RS3からの主な進化ポイント

前モデルであるDJI RS3と比較すると、RS4は使い勝手の面で大きな進化を遂げています。

  • 縦向き撮影へのネイティブ対応:新設計の水平プレートを採用しており、追加のアクセサリーなしでカメラを縦向きに付け替えることが可能です。SNS向けの縦動画撮影がより手軽になりました。
  • バッテリー駆動時間の拡張性:標準バッテリーでの動作時間は約12時間ですが、別売りの大容量バッテリーグリップ「BG70」を使用することで、最大29.5時間まで駆動時間を延ばすことができます。
  • ジョイスティックによるズーム制御:ジョイスティックのモードを切り替えることで、フォーカスモーターやパワーズームレンズのズーム操作が可能になりました。

どんなカメラ・レンズに対応?積載量と互換性

DJI RS4の積載量は3kgです。

これは、Sony α7シリーズやCanon EOS Rシリーズなどのフルサイズミラーレスカメラに、標準ズームレンズ(24-70mm F2.8など)を装着した状態でも運用できるスペックです。

ただし、具体的な対応カメラやレンズの全リストは膨大であり、ファームウェアの更新によっても変化します。

購入前に必ずDJI公式サイトの「Roninシリーズ カメラ互換性確認」ページで、手持ちの機材が対応しているか確認しましょう。

DJI RS4で実現できる主な撮影表現とシーン

RS4を使用することで、手持ち撮影では不可能な滑らかなカメラワークが実現します。

  • パン・チルト・ロール:ジョイスティック操作や被写体追尾により、映画のような視点移動が可能です。
  • FPVモード:3軸すべてがグリップの動きに追従し、臨場感あふれる主観映像が撮れます。
  • パノラマ・タイムラプス:アプリと連携し、定点での高精度なパノラマ撮影や、動きのあるモーションラプスを自動で生成できます。

これらの機能は、結婚式のムービー、Vlog、プロモーションビデオなど、幅広いシーンで映像のクオリティを底上げします。

DJI RS4とRS4 Pro/RS3を徹底比較!あなたに最適なモデルは?

DJIのジンバルラインナップの中で、どれを選ぶべきか迷うことはよくあります。

ここでは、上位モデル「RS4 Pro」および旧モデル「RS3」との違いを明確にします。

DJI RS4と上位モデルRS4 Proの決定的な違い

RS4とRS4 Proの最大の違いは、「積載量」と「プロ向け拡張性」です。

  • 積載量と素材:RS4は積載量3kgでアルミ製アームを採用していますが、RS4 Proは積載量4.5kgでカーボンファイバー製アームを採用しています。Proの方がより重いシネマカメラや長玉レンズに対応します。
  • フォーカスシステム:RS4 Proは、LiDARフォーカスシステム(DJI Focus Pro)に対応しており、マニュアルレンズでもオートフォーカスのような制御が可能です。RS4はこの高度なLiDARシステムとの完全な統合機能は持ち合わせていません。
  • 映像伝送:RS4 Proは「DJI Transmission」とシームレスに接続でき、大規模な撮影現場でのモニタリングや遠隔操作に適しています。

マニュアルレンズでのAF化や、4.5kg級の重い機材を使わないのであれば、軽量なRS4で十分です。

DJI RS4と旧モデルRS3の具体的な性能比較

RS4はRS3の正統進化版ですが、基本的な形状や重量感は似ています。

  • 縦撮影の利便性:RS3では縦撮影のためにプレートの組み替えや追加パーツが必要な場合がありましたが、RS4では新設計プレートによりスムーズに切り替え可能です。
  • 安定化アルゴリズム:RS4は第4世代アルゴリズムを搭載しており、RS3(第3世代)に比べて、特に走りながらの撮影やローアングル時の安定性が向上しています。
  • バッテリー:RS3は最大12時間駆動ですが、RS4は別売りのBG70グリップに対応しており、これを装着することで29.5時間まで延長可能です。

RS4シリーズを選ぶ際の判断基準と選び方

どのモデルを選ぶべきかは、使用する機材と撮影スタイルによって決まります。

  • DJI RS4がおすすめな人
    • ミラーレスカメラがメイン機材である。
    • 機材をできるだけ軽量にしたい(ワンマンオペレーション)。
    • 縦動画(SNS用)の撮影頻度が高い。
  • DJI RS4 Proがおすすめな人
    • 小型シネマカメラや重いレンズを使用する。
    • LiDARフォーカスや高度な映像伝送システムを導入したい。
    • 車載撮影など、より過酷な環境での安定性を求める。
  • DJI RS3(旧モデル)がおすすめな人
    • 予算を抑えたい。
    • 縦撮影の頻度が低く、バッテリー駆動時間も12時間で十分である。

DJI RS4をさらに快適に!DJI RC2/RC Proとの連携と互換性

DJI製品を使用しているユーザーの中には、ドローン用の高性能送信機「DJI RC2」や「DJI RC Pro」でジンバルも操作できないかと考える方が少なくありません。

ここでは、その互換性と連携の真実について解説します。

DJI RS4とDJI RC2/RC Proの連携でできること

結論から述べると、現時点での公式情報では、ドローン用送信機であるDJI RC2やDJI RC Proと、ジンバルのDJI RS4を直接連携させる機能は明記されていません。

DJI RC2やRC Proは、主にドローン(DJI Mini 4 ProやMavic 3シリーズなど)の映像伝送システム「OcuSync」に最適化されたコントローラーです。

一方、RS4などのハンドヘルドジンバルは、BluetoothやWi-Fi、または専用の映像トランスミッターを用いて通信を行います。

そのため、これらを直接ペアリングして制御することは、標準機能としてはサポートされていないのが現状です。

ドローン用送信機でジンバルを動かすことはできないため、混同しないよう注意が必要です。

外部モニターと送信機を組み合わせるメリット

ドローン用送信機との直接連携はできませんが、RS4には「DJI Ronin 映像トランスミッター」というアクセサリーが用意されています。

これを使用することで、以下のことが可能になります。

  • スマートフォン/タブレットでのモニタリング:カメラの映像をモバイル端末に低遅延で伝送できます。
  • ActiveTrack 4.0:映像トランスミッターからの画像情報を利用して、ジンバルが被写体を自動で追尾する機能が使えます。
  • 遠隔操作:スマートフォンの画面上でバーチャルジョイスティックを使用したり、体感操作(Force Mobile)を行ったりすることができます。

プロの現場では、RS4 Proと「DJI Transmission」を組み合わせることで、専用の高輝度モニター(High-Bright Remote Monitor)を用いた長距離伝送と制御が可能になります。

どの送信機を選ぶべき?RC2とRC Proの比較

もしあなたが「ドローンの操縦」のために送信機を検討しているのであれば、以下の基準で選ぶのが一般的です(※RS4の操作用ではありません)。

  • DJI RC2:軽量でアンテナが内蔵(または折りたたみ)されており、持ち運びに便利。Mini 4 ProやAir 3などのコンシューマー機に適しています。
  • DJI RC Pro:高輝度ディスプレイを搭載し、HDMI出力が可能。処理能力も高く、Mavic 3 Proなどのハイエンド機でのプロユースに適しています。

ジンバル(RS4)の遠隔操作を行いたい場合は、ドローン用送信機ではなく、前述の「Ronin 映像トランスミッター」や、スマートフォンアプリ「DJI Ronin」の活用を検討してください。

DJI RS4導入のメリット・デメリットと購入前の注意点

最新機種であるRS4は魅力的ですが、導入にあたってはメリットだけでなくデメリットや注意点も理解しておく必要があります。

DJI RS4を導入するメリット(どんな課題が解決できる?)

  • セットアップ時間の短縮:自動軸ロックとテフロン加工アームにより、現場に着いてからの準備時間が大幅に短縮されます。
  • 縦動画制作の効率化:プレートを付け替えるだけで縦撮影に移行できるため、Instagram ReelsやTikTok用の撮影がストレスなく行えます。
  • 長時間の撮影に対応:別売りのBG70グリップを導入すれば、充電を気にせず丸一日撮影を続けることが可能です。

特に縦動画を頻繁に撮るクリエイターにとって、RS4のネイティブ対応は作業効率を劇的に改善します。

購入前に知っておきたいデメリットと懸念点

  • 積載量の限界:3kgという積載量はミラーレス機には十分ですが、将来的に大きなシネマカメラや超望遠レンズを使いたい場合はスペック不足になる可能性があります。
  • Pro版機能の非搭載:LiDARフォーカスシステムやDJI Transmissionとの高度な統合など、Pro版にしかない機能が必要な場合、RS4では対応できません。
  • コスト:旧モデルRS3が市場で安価に手に入る場合、RS4の進化点(縦撮影対応など)に価格差分の価値を見出せるか検討が必要です。

初めてのジンバル選びで失敗しないためのポイント

初めてジンバルを購入する際は、以下の点を確認しましょう。

  • カメラとレンズの総重量:3kg以内に収まっているか、実際に量って確認してください。
  • バランス調整の難易度:ジンバルは使用前に物理的なバランス調整が必要です。RS4は調整しやすい設計ですが、慣れが必要です。
  • 持ち運び:ジンバルは意外とかさばります。移動手段に合わせたバッグやケースの準備も考慮しましょう。

DJI RS4を最大限に活用する!おすすめアクセサリーと撮影テクニック

RS4の性能をフルに引き出すためには、適切なアクセサリーと使い方のコツを知ることが重要です。

必須&便利なおすすめアクセサリー

  • DJI RS BG70 大容量バッテリーグリップ:駆動時間を最大29.5時間に延長し、他のアクセサリーへの給電も可能にします。長時間のロケには必須級のアイテムです。
  • DJI Ronin 映像トランスミッター:スマートフォンで映像を確認しながら、被写体追尾(ActiveTrack)機能を使いたい場合に必要です。
  • ブリーフケースハンドル:ローアングル撮影や、長時間保持する際の腕への負担を軽減するために役立ちます。

DJI RS4の基本操作とセットアップ方法

  • 三脚の取り付け:付属の三脚グリップを取り付け、平らな場所に置きます。
  • カメラの取り付け:クイックリリースプレートをカメラに装着し、ジンバルのアームに乗せます。
  • バランス調整:チルト、ロール、パンの各軸のロックを一つずつ解除し、カメラがどの向きでも静止するようにスライドさせて調整します。RS4のテフロン加工アームと微調整ノブがこの作業を助けます。
  • オートチューン:電源を入れ、アプリまたは本体メニューから「オートチューン」を実行し、モーターの出力を最適化します。

安定した映像を撮るための撮影のコツ

ジンバルの性能に頼るだけでなく、歩き方を工夫することで映像はさらに滑らかになります。

  • 忍者歩き(Ninja Walk):膝を軽く曲げ、腰の高さを一定に保ちながら、かかとから着地して足裏全体を使うように歩きます。上下動を抑える基本テクニックです。
  • 両手持ち:片手で持つよりも両手でグリップを支えることで、腕の疲れを軽減し、微細な揺れを防げます。
  • モードの使い分け:パンフォロー(PF)、パン&チルトフォロー(PTF)、FPVなど、撮りたい映像に合わせてモードを適切に切り替えましょう。

「忍者歩き」をマスターするだけで、ジンバルの映像品質はプロ並みに向上します。

まとめ

DJI RS4はこんな人におすすめ

DJI RS4は、以下のようなユーザーにとって最適な選択肢です。

  • ミラーレス一眼で高品質な映像を撮りたいクリエイター
  • SNS向けの縦動画を頻繁に撮影するユーザー
  • 機材のセットアップ時間を短縮し、撮影に集中したい方
  • ワンマンオペレーションで軽量かつ高性能な機材を求める方

映像制作を始めるなら今がチャンス

DJI RS4は、プロレベルの映像表現を一般ユーザーの手にも届くものにしました。

旧モデルからの確実な進化と、使いやすさを追求した設計は、あなたの映像制作を強力にサポートしてくれるはずです。

ドローン用送信機との直接連携こそありませんが、豊富なアクセサリーエコシステムを活用することで、撮影の幅は無限に広がります。

ぜひこの機会に、DJI RS4で新しい映像の世界に踏み出してみてください。

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