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高画素の一眼カメラ向け!RAW現像におすすめのノートパソコン5選

※2023年3月に更新しました。

RAW現像におすすめのノートPCの選び方を紹介しますよ!

こんにちは!SONY α7R Vが欲しいけど高くて買えないautofocus(@sonycameralove)です!

一眼カメラを使い始めたらぜひチャレンジしたいのがRAW現像です。

レンズ交換式の一眼カメラはほとんどがRAWファイルで保存できます。

RAWファイルは写真現像用のソフトで編集することで、JPEG画像とは次元が違う美しい写真に生まれ変わります。
特に画素数の多い一眼カメラでRAW現像をすると写真にどっぷりハマれますよ(笑)

RAW現像は一般的なパソコンでもできますが、高画素のRAWファイルはある程度のパソコンスペックが必要になります。

新しいレンズも欲しい方にとって、なるべく低価格でありながらRAW現像が快適に行えるコストパフォーマンスが高いパソコンが欲しいですよね。

また旅行先でもすぐにRAW現像してSNSにアップするならノートパソコンのほうが有利です。

ここではRAW現像に最適なノートパソコンを買うときにチェックしておきたいポイントや、おすすめのスペックを解説します。

またRAW現像向けにオススメのノートパソコンも紹介するのでぜひ読んでみてください!

RAW現像とは

RAW現像とは未加工のデータを自分で処理することを言います。
レンズ交換式の一眼カメラで撮影したデータは設定次第でRAWまたはJPEGのどちらでも出力できるような仕組みになっています。

SONY α7Ⅲの出力するファイル形式の設定画面

SONY α7Ⅲの出力するファイル形式の設定画面。RAWまたはJPEGから選択できる

安価なデジタルカメラやスマホの場合、撮影したデータをRAWデータで保存出来るようになっていません。

一般的な写真データはJPEGです。
JPEGは撮影したデータをカメラ内にある画像処理エンジンで自動的に圧縮されたものになります。

JPEGデータはRAWデータを圧縮したファイルでデータ量を減らした分色情報が損なわれています

これに対して、撮影したRAWはデータを非圧縮、またはほとんど圧縮せずに保存したデータとなっており、専用の現像ソフトウェアを使って自分で自由な色調整や加工を行うことができます。

例えば、この写真データを見てみましょう。

カメラで撮ったままのRAWデータをRAW現像ソフトの定番のLightroomCCで開き、まったく補正せずそのままJPEGに出力した画像です。

全く同じRAWデータをAdobe LightroomCCでカンタンな色補正をしてみます。

写真はロスレス圧縮しています。クリックすると拡大出来ます。

するとこのように撮ったままでは表現できていない色や輪郭をキレイに浮き出し、目で見た景色以上にキレイな画像に仕上げることが出来ます。
私もRAW現像は初心者ですが、LightroomCCを使えば簡単に作品として人に見せたくなる写真に仕上がります。

黒つぶれ軽度な露出オーバーもRAWデータなら回復できるのが魅力的です!

このようにRAWデータは撮影した人のイメージ通りに仕上げることができるので上級者には大変人気があるのです。

RAWデータはそのままだと画像を確認することが出来ませんが、RAW現像ソフトで開くことができます。

JPEGデータは撮影データを自動的に圧縮してすぐに確認できる扱いやすいファイルになっていますが、JPEGをRAWデータのように過度に編集すると画質が著しく劣化してしまいます。

自分で撮影した写真の美しさを、100%以上に引き出したいのならRAW現像がオススメです。

現像ソフトによる補正で一手間はかかってしまいますが、それだけに納得のいく仕上がりの写真が出来上がった時の満足度はケタ違いです。

RAW現像はノートパソコンでもできる?

ノートパソコン

最近ではスマートフォンでできることも増えてきたので自宅にパソコンがあるという人も減ってきています。

しかしRAW現像をするのならパソコンは必須です。

RAW現像に使うパソコンなのですが、デスクトップでなくノートパソコンでも特に問題はありません。

一昔前まではデスクトップと比較するとノートPCは明らかに性能で劣っていましたが、現在ではデスクトップと遜色のないノートPCもでてきていますので、RAW現像を行うことができます。

中でも液晶ディスプレイの解像度が高いノートパソコンがオススメです。

ただし注意したいのがどんなノートパソコンでもいいというわけではない点です。

RAWデータは先にもお伝えした通り、圧縮をしていない生のデータになります。

つまりデータ量が多いため、処理をするのにマシンパワーが必要になってくるのです。

ノートパソコンでRAW現像をする時には、まず第一にCPU性能が高いものであることが前提となってきます。

特にRAW現像後のJPEG書き出し作業はCPU性能で処理時間が大きく変わります。

つまり数万円で購入できる低価格ノートパソコンでRAW現像の作業自体はそこそこ出来ても、書き出しに時間がかかってしまうのでおすすめはできません。

また複雑な画像補正を行う場合はCPUに大きな負荷がかかるため、最悪の場合作業中にソフトウェアが強制終了を起こす場合もあります。

ほんの数枚程度の調整をする程度なら問題ありませんが、作品として作り上げるならばある程度のスペックが必要です。

特に負担の大きくかかるCPU選びは、こだわりどころでしょう。

どのCPUを選べばRAW現像・写真編集に十分な性能なのか?

CPU
RAW現像をノートPCでするのなら、最初に注目したいのがCPUのスペックです。

CPUとは人間でいう頭脳にあたる部分で、パソコンそのものの処理能力を表しています。

RAW現像にはマシンパワーを使いますので、できるだけ性能の良いCPUを選ばなければいけません。

一般的にノートPCで使われているCPUは、インテル社のものとAMD社のものになります。
ただシェア的にはインテル社のものの方が圧倒的に多いですし、性能比較をしても今のところインテル社が上です。

インテル社のCPUと言えば、Core i3・i5・i7という形式で表されます。
これからRAW現像を始めたい初心者の人なら、Core i5以上を選んでおけば間違いないでしょう。

Core i5は価格的にも安価ですし、RAW現像を行う上でのCPUスペックとしても問題ありません。

予算に余裕がある、もしくはストレスなくRAW現像をしたい。画素数が多い高解像度の一眼カメラを使うという人の場合は1つ上のスペックであるCore i7を選んでください。

2000万画素台ならCore i5でも十分対応できますよ。

例えばBTOパソコンショップで購入するのならエントリーモデルか、ミドルクラスのものが初心者にはおすすめです。

上級者になるとエントリー~ミドルクラスのモデルではマシンパワーが不足しますので、ハイクラスのものを選ばなくてはいけません。

あとはご自分の予算を考慮してノートPCのスペックを検討してみましょう。

関連情報:RAW現像メインで動画編集もやりたい!狙い目のパソコン10選

RAW現像・写真編集ではグラフィックボードはあまり重視しなくてよいって本当?

RAW現像をする時に、グラフィックボードはさほど必要ありません。
なぜならRAW現像をするのに使うソフトが、グラフィックボードに依存していないからです。

Lightroom Classic CCの画面

Lightroom Classic CCのJPEG書き出し時のCPUとGPU稼働率

例えばAdobe Lightroom Classic CCは現像(色の補正作業)時はグラフィックボードが稼働していますが、書き出し時にはGPU(グラフィックボード)を全く使わない仕様になっています。

参考:Lightroom Classicのグラフィックプロセッサー(GPU)に関するよくある質問 | Adobe公式

またインテル CoreシリーズのCPUの大半に、GPGPUと呼ばれるグラフィック処理の機能が内蔵されています。

高性能なCPUを搭載した機種であれば、その内蔵機能だけでも十分に使えるからです。

そのためRAW現像をするのに、グラフィックボードを重視しなくても問題ありません。

あれば良いという程度で考えておくといいでしょう。

特にノートPCの場合は、後からグラフィックボードを追加するのは難しいです。
そのため最初から割り切っておく方がいいでしょう。

ハイエンドな機種になると、あらかじめグラフィックボードが搭載されたノートPCもあります。

ただプロ並みに写真編集をするという人に向いた話であって、初心者なら必要ありません。

しかし他のソフト(例えば動画編集ソフトなど)でグラフィックボードへの依存率が高いものを使うのなら、最初から搭載しておいた方が無難です。

基本的に最新のCPUを使っておけば、ノートPCでも問題なくRAW現像ができます。

デスクトップで本格的にRAW現像をしたい時には、後からグラフィックボードを追加する程度に考えておくのが正解です。

高画素写真データをRAW現像したい方向けのノートパソコン5選

DAIV 4P

マウスコンピューター DAIV 4P

RAW現像のためのおすすめノートPCは、DAIV 4Pです。
負荷の掛かる画像編集作業を快適に行えるハイスペックな処理能力を持っているパソコンです。

RAW現像に最適なモバイルCPUノートパソコンです

DAIV 4Pは高画素写真の現像を行なうクリエイター達から高い評価されているマウスコンピューターDAIVブランドのノートPC上位機種です。

OSはWindows 11 Home 64ビットが標準でインストールされています。
12コアの第12世代CPUインテル Core i7-1260P プロセッサーが装備されています。

メモリは標準で16GBを積んでありますから、RAW現像と動画編集などのマルチタスクもこなしていけるでしょう。

商品レビュー:DAIV 4Pレビュー GH6の動画編集と4Kモニター出力を検証してみる

DAIV 4Pのキーボード

RAW現像は、出先ですぐに行なわなければいけないことがあります。
そんな時にこのパワフルなマシンがあれば、スピーディにRAW現像を行えます。

12コア16スレッドのCPUが大きな負荷の掛かる作業でもサクサクこなしていきます。

グラフィックスはインテル Iris Xe グラフィックスを搭載しておりRAW現像に十分なスペックです。

ちなみにSSDは高速なNVMe対応モデルが使われています。

3000万画素の最新一眼カメラでもRAW現像を快適にできます!

インターフェースが充実したDAIV 4P

液晶は14インチのWUXGA(1,920×1,200)ノングレア液晶です。
映り込みが少ないため、長時間RAW現像を行なっても目が疲れにくくなっています。

また、HDMIやUSB Type-Cなど接続端子も充実しているのでライブ配信にも最適な仕様となっています。

マウスコンピューター DAIV 4P

只今DAIV 4Pがセール対象となっています
CPU:インテル Core i7-1260P 
メモリ:16GB PC4-25600 
グラフィックス:インテル Iris Xe グラフィックス 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB 
液晶モニター:14型 WUXGAノングレア液晶 

199,800円 ⇒ 179,800円(税込)

>>販売ページを見る

raytrek R5-AA6

それでは別のBTOパソコンショップのRAW現像のおすすめノートPCも紹介しましょう。

ドスパラ raytrek ノートパソコン

ドスパラのraytrek R5-AA6はインテル Core i7-12700Hが搭載されており、効率よくRAW現像作業を行なっていけます。

第12世代のCPUで14コア20スレッドで、デスクトップ並みのパフォーマンスを発揮してくれます。

メモリも16GB DDR5とRAW現像を行うのにも十分な性能です。

16GBメモリで動画編集でも十分!

またストレージの構成は1TBのM.2 SSD NVMe Gen4で転送速度が早いため、RAWデータの移動も快適です。

光学ドライブは付いていないので、もし必要なら外付けDVDなどを購入することが出来ます。

このノートPCの液晶モニターはsRGBカバー率が99%となっており、写真編集にも十分な色再現性です。

商品レビュー:raytrek R5-AA6とGH6で動画編集を検証。Core i7-12700H搭載ノートPCの威力をチェック

RAW現像だけではなく映像編集にも最適です。写真を利用した動画を作るときにも十分対応できるでしょう。

また液晶モニターはノングレアタイプの液晶で長時間の作業でも目に優しく疲れにくいですよ。

raytrek R5-TA5のキーボード

キーボードはRGB LEDキーボードを採用しています。
各キーが光るため正確な操作ができますし、暗い場所でも作業を行えます。

ドスパラのRAW現像向けノートPC

raytrek R5-AA6

CPU:インテル Core i7-12700H 
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3060 6GB 
メモリ:16GB PC5-38400 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB Gen4 
液晶モニター:15.6型フルHDノングレア液晶

174,980円(税込)

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パソコン工房のRAW現像向けノートPC


ミラーレスなどの高性能な一眼レフカメラの生活を大いに楽しみたいなら、パソコン工房のクリエイター向けミドルエンドノートパソコン「SENSEシリーズ」がおすすめです。
RAW現像を効率よく行なっていけるノートPCです。
第12世代インテル Core i7-12700H プロセッサーを装備しており、マルチタスクに強くなっています。
前のプロセッサーに比べると大幅な改良が行なわれていて、14コア20スレッドまでアップグレードしました。

さらにターボブーストテクノロジーによって、最大で4.7GHzのクロック性能を出してくれます。
これだけのパフォーマンスをアップさせていながら、消費電力は増えていないので助かります。

ノートPCはバッテリーが長く持ってくれないと困るシーンが多くあります。
電源が確保できない外出先でのRAW現像の時に、消費電力が少ないCPUが搭載されていると安心して作業が出来ます。

グラフィックスはGeForce RTX 3060 6GB GDDR6を使用します。
RTXシリーズのミドルハイエンドのグラフィックカードで、RAW現像には十分な性能があり4K画質の動画やゲームもスムーズに再生できます。

ストレージはNVMe対応 M.2 SSDが500GBでファイルサイズが大きなRAWデータを保存するにも十分な容量です。

パソコン工房のRAW現像向けノートPC

SENSE-15FX161-i7-RASX

CPU:インテル Core i7-12700H 
グラフィックス:GeForce RTX 3060 6GB GDDR6 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe対応 500GB
液晶モニター:15.6型フルHDノングレア液晶 

186,800円(税込)

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マウスコンピューターのハイスペックRAW現像ノートパソコン

DAIV 6P-RT

BTOパソコンショップ マウスコンピューターのハイスペックノートパソコンもオススメです。

RAW現像や動画編集をするのにおすすめのスペックなのがDAIV 6P-RTです。

高解像度の動画やゲームを再生できる NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU 4GB グラフィックスが装備されています。

GeForce RTX 3050 Tiはコスパ抜群のビデオカードです

液晶にはIPS フルHDのディスプレイが使われていますから、RAW現像した画像の隅々までチェックすることが出来ます。

液晶は広視野角のノングレアIPSパネルのため、何人かで画像を確認する際にも役立ちます。
USB Type-CとThunderbolt 4、HDMI端子が備わっており、4Kの映像出力も問題なく行えます。

商品レビュー:DAIV 6P-RT レビュー GH6で動画編集を検証してみるよ

デスクPC用の液晶モニターとデュアルディスプレイをする方にオススメのPCです。

SSDは転送速度が早いM.2 SSDの500GB容量で、メモリは16GB、最大64GBまでアップグレード可能です。
予算に余裕があるなら32GBにアップするのが良いでしょう。

DAIV 6P-RT

只今DAIV 6P-RT プレミアムモデルがセール対象となっています
CPU:Core i7-12700H 
メモリ:32GB PC4-25600 
グラフィックス:GeForce RTX3050 Ti Laptop GPU(4GB) 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB 
液晶モニター:16型WQXGA(ノングレア/Dolby Vision対応) 

269,800円 ⇒ 244,800円(税込)

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HP Spectre x360 16-f


強力なスペックのRAW現像のためのおすすめノートPCを探しているなら、HP Spectre x360 16-fも検討の価値があるモデルです。
インテル Core i7-12700H プロセッサーに、16GBのメモリが装備されています。

1TBのM.2 SSD NVMeも付いているため、RAW現像した画像をたっぷり保存しておけます。

デザイン性もあり、フルHDタッチパネル液晶は魅力です

サイズは16インチで、重量は1.96kg。最厚部が18.9mmです。
据え置いても邪魔になりませんし、持ち運ぶこともできなくありませんよ。

HP Spectre x360

CPU:インテル Core i7-12700H
グラフィックス:インテル Iris Xe グラフィックス
メモリー:16GB
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB
液晶モニター:16インチ フルHDタッチディスプレイ液晶

229,800円(税込)~

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高画素の一眼カメラ向け!RAW現像におすすめのノートパソコン5選 まとめ

こんな感じです!

RAW現像向けのパソコンは一般的に低スペックでも対応できるように言われていますが、画素数が多い一眼カメラのハイエンドモデルを選んだ場合は注意が必要です。

画素数が多いほどRAWデータの容量は大きくなるので、十分なストレージ容量とメモリー量を持つノートPCを選ぶのが良いです。

ココで紹介したノートPCの中から選ぶと快適なRAW現像作業ができますよ。ぜひ参考にしてみてください。