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RAW現像用のパソコンにビデオカードは必須ではない理由を解説

※2020年9月に更新しました。

RAW現像がはかどるパソコンって、良いグラフィックカードがないとダメなの?

パソコンでは画像や映像の処理速度を上げるにはグラフィックカード(ビデオカード)が必須であるという考えがあります。

ではRAWデータを使った画像編集ではグラフィックカードが必須なのでしょうか。

結論を先に言うと、新しいCPUのパソコンであれば、グラフィックカードは必ずしも必須ではありません。

参考:RAW現像用にパソコン買うならCPUはどれがオススメ?

ここではRAW現像用のパソコンにビデオカードは必須ではない理由と、ビデオカードが必要なケースについて解説します。

RAW現像のパソコンにグラフィックカードは必要?

パソコンショップのハイエンドRAW現像用パソコン

通称グラボって呼ばれるパーツはどんな役割なの?

グラフィックボード(ビデオカード)は画像処理専門のパーツです。

CPUにも同じ機能はありますが、ビデオカードがあると画像処理の負荷を分散できるので結果的に処理が早くなります。

RAW現像にグラフィックボードは必要なのか?

という問いに対する結論としては、あればいいなという程度です。

結論・RAW現像にグラボは「あればよい」程度

・RAW現像の枚数が少ないなら顕著な違いが出ない

・PCショップのデスクPCなら後で追加できる

GPU(グラフィックカード)についても今回は処理速度への影響が見えづらい検証となりましたが、同じマシンで行う作業や、Adobe Lightroom Classic/Adobe Lightroomでの作業と並行して行うことが想定される作業の種類に合わせて検討した方がよさそうです。
参考情報:RAW現像処理に最適なパソコンを検証|パソコン工房

パソコンショップのデスクトップPCなら後から追加もできますので、優先度は低めで問題ありません。

基本的にRAW現像を行うソフトが、さほどグラフィックボードに依存しないからです。

グラフィックボードがあるからといって、顕著な違いがでるわけではないので、RAW現像をする機会や枚数が少ない場合は必須ではないでしょう。

またソフト次第でグラフィックボードの依存性が異なるので、自分がどんな現像ソフトを利用をするのかで決めたほうが良いです。

RAW現像編集ソフト 必要なグラフィック性能
Adobe Lightroom Classic CC ・AMD:Radeon GPU(DirectX 12 または OpenGL 3.3 サポート)
・Intel:Skylake 以降の GPU(DirectX 12 サポート)
・NVIDIA:DirectX 12 または OpenGL 3.3 サポートの GPU
・GPU 関連機能用 OpenGL 3.3 および DirectX 10 対応ビデオアダプター
・1 GB 以上の Video RAM(VRAM)2 GB 専用 VRAM(4 GB を推奨、4K や 5K などの大型で高解像度のモニター向け)
2020年6月 公式サイトから
Adobe Lightroom CC ・AMD:Radeon GPU(DirectX 12 サポート)。
・Intel:Skylake 以降の GPU(DirectX 12 サポート)
・NVIDIA:GPU(DirectX 12 サポート)。
・1 GB 以上の Video RAM(VRAM)2 GB 専用 VRAM(4 GB を推奨、4K や 5K などの大型で高解像度のモニター向け)
2020年6月 公式サイトから
SILKYPIX Pro 9 グラフィックカードについて要件記載なし
2020年6月 公式サイトから
Capture One Pro 2GB以上のグラフィックカード(マルチモニターでは4GB以上を推奨)
2020年6月 公式サイトから

資金的に余裕があれば、グラフィックボードを追加するという程度で十分です。

これからRAW現像を始める初心者の方なら、特に必要はないでしょう。
ちなみにノートパソコンの場合は拡張機能がほとんどありませんので、必要なら最初から組み込まれているものを購入してください。

RAW現像はミドルクラスのグラボで十分

人気のグラフィックカード GeForce RTXシリーズ

RAW現像用のパソコンならグラボは何がオススメ?

では自分のパソコンに載せるのなら、どの程度のものがいいのでしょうか。
グラフィックボードで有名なのが、NVIDIA GeForceというブランドです。

このGeforceならミドルクラスのものでもRAW現像に十分対応できます。

2019年にはGeForceのRTXシリーズも発売されていますが、RAW現像にはスペックオーバーです。

ミドルモデルのNVIDIA GTX1660シリーズで必要十分です。
ただ、最近の一眼カメラは動画性能がアップしており、写真だけでなく動画も撮影するようになった写真家も増えています。

RAW現像だけでなく高解像度(4K)の動画編集もやる方はNVIDIA GeForceのミドルクラス以上を使うのがオススメです。

グラボ使うなら・RAW現像にはエントリークラスのGeForceがオススメ

・高解像度の動画撮影もするならミドルクラス以上が良いです

・PCショップのデスクトップがコスパ高

パソコンショップではRAW現像ユーザー向けにGeforceのエントリークラスを搭載したパソコンを揃えています。
パソコンショップのデスクトップなら低予算でコストパフォーマンスの良いパソコンが手に入ります。

プロ仕様にするならraw現像はQuadroがオススメ

CADやCGの画像処理に使われるハイエンドグラフィックカード Quadro

カラーマネージメントモニターを使うならQuadroが良いかも..

プロ仕様でRAW現像・動画編集したい方はGeforceでは物足りなく感じる場合があります。
特に違いがでるのが画面の色情報です。
一般的なJPEG画像やMP4動画は8bitカラーで十分なのですが、最新の高性能なカメラではRAW画像で14bit、動画で10bitカラーの出力ができるようになってきています。

8bitカラーは約1677万色ですが10bitカラーなら10億6433万色と、桁違いの色情報があります。

ちなみにGeForce GTXシリーズでは8bitカラーの出力しか対応していません。

関連情報:10bitカラー編集環境を構築編 | ドスパラボ日記 

そこでプロのクリエイターが選んでいるのが、Quadroというグラフィックボードです。
Quadroであれば10bitカラーにも対応していますし、CG向けのパソコンに搭載されるほどの性能なので何年も使えます。

モニターにこだわるなら・プロはRAW現像にカラーマネージメントディスプレイを使っている

・ちょっと高いけど正確な色で色の編集ができる

・ディスプレイポートで接続しないと性能を発揮しない場合がある(10bitの映像出力しないetc)

ほとんどの人がQuadroを使う必要はありませんが、プロ仕様の画像処理を挑戦したいのなら必須です。

Quadroはほとんどのクリエイター向けのソフトに対応するので、予算に余裕があればQuadroを選ぶのも選択肢の1つです。

液晶モニターに合わせたグラフィックカード選びも重要

左:EIZO カラーマネージメントディスプレイ 右:4Kディスプレイ

RAW現像をする場合は液晶モニターも重要で、写真家は専用のカラーマネージメントディスプレイを使います。

モニターの表示とプリントアウトした写真の色が違うのを体験したことがありませんか?

カラーマネージメントディスプレイには、このような色のズレが起きないように経年劣化で生じた色のズレを工場出荷時の状態に戻せる機能があります。

RAW現像をするならカラーマネージメントディスプレイを使うのが断然オススメですが、注意点があります。

それはカラーマネージメントディスプレイの性能を発揮させるにはディスプレイポートと呼ばれるケーブルでグラフィックカードと接続する必要があります。

なのでカラーマネージメントディスプレイを使うなら、グラフィックカードを搭載したパソコンを選ぶ必要があるでしょう。

RAW現像の処理速度はSSDでも早くなる

マザーボードに付けられるCドライブのM.2 NVMe SSD

RAW現像時のパソコンの処理速度はグラフィックカードだけでなくストレージの種類によっても大きく変わります。

システムドライブがSSDであれば、RAW現像の処理速度をかなり速くできます。

最新のM.2 SSDの場合、HDDの4倍以上は処理速度が上がると言われていますので、体感でも随分と違ってきます。

なのでRAW現像をする時にはストレージにSSDは必須です。
予算的に厳しいのであればせめてCドライブだけでもSSDにした方がいいでしょう。
編集後の写真データを保存するディスクはHDDでも大丈夫です。

合わせてオススメ⇒動画編集でSSDを選ぶときに知っておきたいコト

グラフィックボードを搭載したコスパ抜群のRAW現像用パソコン8選

マウスコンピューター DAIV Z5

DAIV Z5はインテル Core i5-9400を搭載したコスパ抜群のデスクトップパソコンです。
16GBメモリーとエントリーモデルのグラフィックスを装備して価格も安いのでオススメです。
SATAタイプのM.2 SSDなので、速度を重視したい方はNVMeタイプにアップグレード可能です。

DAIV Z5

CPU:インテル Core i5-9400
グラフィックス:GeForce GTX 1650
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD(SATA) 256GB

119,800円(税抜)

>>販売ページを見る

マウスコンピューター m-Book K700SN-M2SH2

m-Book K700SN-M2SH2は大容量メモリと、デュアルストレージを持っていることが特徴です。
セキュリティ対策として、指紋認証センサーをタッチパッドを内蔵している点も魅力のひとつ。
ビデオカードは、GeForce MX250装備。LEDバックライトのスリムなナローベゼルです。

m-Book K700SN-M2SH2

CPU:Core i7-9750H
グラフィックス:GeForce MX250
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD 256GB
液晶モニター:15.6インチ フルHD液晶

119,800円(税抜)

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パソコン工房 SENSE-M0B4-R73X-TWS

SENSE-M0B4-R73X-TWSに搭載されているビデオカードは、GeForce RTX 2070 SUPERです。
ストレージはシステムドライブに480GBのSATA SSDと大容量なので3年現役で使えます。

SENSE-M0B4-R73X-TWS

CPU:Ryzen 7 3700X
グラフィックス:GeForce RTX 2070 SUPER 8GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:SSD(SATA)480GB

151,980円(税抜)

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パソコン工房 SENSE-17FH055-i7-UHSX

グラフィックカード非搭載で、CPU内蔵のUHD Graphics 630で対応します。
メモリは8GBで16GBにアップグレードするのがオススメです。
17インチの液晶モニターで価格も安いのが魅力です。

SENSE-17FH055-i7-UHSX

CPU:Core i7-9750H
グラフィックス:UHD Graphics 630(CPU内蔵)
メモリ:8GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD 500GB
液晶モニター:17.3インチ フルHD液晶

92,980円(税抜)

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ドスパラ Magnate XH

Magnate XHは、コンパクトなボディサイズにRAW現像に適したハイスペックが詰め込まれているデスクトップパソコンです。
フロントからリヤに向けて、スムーズに空気が流れて排熱できるようになっています。
ビデオカードはエントリーモデル GeForce GTX1650搭載。

Magnate XH

CPU:Core i7-10700
グラフィックス:GeForce GTX 1650 4GB
メモリ:8GB PC4-25600
ストレージ:SSD 250GB + HDD 1TB

109,980円(税抜)

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ドスパラ GALLERIA GCL2060RGF-T

GALLERIA GCL2060RGF-TはドスパラのRAW現像おすすめ15.6インチ液晶のノートパソコンです。
長い時間現像や写真の加工を行なっても、目が疲れないようなノングレアタイプの液晶が使われています。
ビデオカードはGeForce RTX 2060 6GBで、HDMI・DisplayPortから外部のディスプレイに接続できます。

GALLERIA GCL2060RGF-T

CPU:Core i7-10750H
グラフィックス:GeForce RTX 2060 6GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe対応 512GB
液晶モニター:15.6インチ フルHDノングレア液晶

159,980円(税抜)

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ツクモ eX.computer ワークステーションモデル WA7A-C193/XT

BTOパソコンショップのツクモのデスクトップパソコン eX.computer ワークステーションモデルもRAW現像にオススメです。

CPUはクリエイターにも人気があるRyzen 7 3700Xに16GBメモリーとデュアルストレージ仕様です。
ビデオカードはNVIDIA GeForce GTX 1050Tiで価格を抑えつつ性能も担保されており、バランスの良い構成となっています。

eX.computer ワークステーションモデル WA7A-C193/XT

CPU:AMD Ryzen 7 3700X
グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1050Ti
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:SSD 240GB + HDD 1TB

139,800円(税抜)

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ツクモ eX.computer G-GEAR note N1546Kシリーズ N1546K-700/T

ツクモ G-GEAR note N1546K-700/Tには、NVIDIA GeForce GTX1650が搭載されています。
これだけ良い構成の割に値段が安いのでお買い得なノートパソコンです。

ツクモ G-GEAR note N1546K-700/T

CPU:Intel Core i7-9750H
グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX1650
メモリ:8GB
ストレージ:256GB M.2 PCIe NVMe SSD
液晶モニター:15.6インチ フルHDノングレア液晶

99,800円(税抜)

>>販売ページを見る

RAW現像でビデオカードは必要か?QuadroとGeforceの違い まとめ

こんな感じです!

まとめ・RAW現像の枚数が少ない(一度に50枚以下)

・カメラの画素数が中程度(2000万画素)

・カラーマネージメントディスプレイを使わない

であれば、無理してグラフィックカードを搭載したパソコンを買う必要はありません。

GPU内蔵の最新CPUのパソコンであれば、RAW現像は問題なくできます。

もし将来的に3000万画素以上のカメラを買う予定があったり、専用のディスプレイを使ってRAW現像に挑戦するなら、エントリーモデルのグラボを搭載したパソコンがおススメです。

パソコンショップのデスクトップPCならグラフィックカードを追加することもできるメリットもありますよ。