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SEL90M28Gの作例付きレビュー なぜ早く買わなかったのか後悔するレンズだ

2020年4月に更新しました。

プロのカメラマンなら一本は持っとけって言われるのが望遠マクロレンズです。

望遠~中望遠マクロレンズは各メーカーのマクロレンズを見ても結構お値段が高めに設定されており、中には買うのに躊躇するぐらいのレンズがたくさんあります。

私の場合、SONYのミラーレス一眼をメインで使っているので、望遠マクロレンズと言えばFE 90mm F2.8 Macro G OSS(SEL90M28G)になります。

ソニーストアで試しにちょっと撮ってみるとすごく良い写真が撮れるので「これ欲しい!」とずっと思っていましたが、マクロレンズはもうすでに30mmマクロのSEL30M35、50mmマクロのSEL50M28の2本を持っています。

FE 90mm F2.8 Macro G OSSの価格は新品で買うと10万円を超えています。

このままでは家族の同意を得られそうにもありません。(泣)

これはレンズをレンタルして撮影した作品でうならせるしかないですね。ニヤリ。

嫁の「なんでそんな高いレンズ要るの?なんで?」は作品で黙らせるしかないです!

FE 90mm F2.8 Macro G OSSがどんなレンズなのか、私が嫁にプレゼンした作品をここでも見てもらいながら、検証していきますのでぜひ読んでみてください!

この記事でレビューするレンズ FE 90mm F2.8 Macro G OSS

SONY マクロレンズ FE 90mm F2.8 Macro G OSS

メーカー仕様表

楽天 ビック

ヤマダコム キタムラ

この動画はマクロレンズFE 90mm F2.8 Macro G OSSで私が撮影した写真やこの記事で解説したことをざっくり手短に紹介しています。
クソ長いレビューを読むのが面倒なお忙しい方はぜひ動画をご視聴ください。

私がこのレンズをいつまでも買わなかった理由

結論から先に言いますと無事にFE 90mm F2.8 Macro G OSS買いました!

嫁が私の作品を見て感動したのが、消費税増税が濃厚になったのが購入の許しを頂ける後押しとなりました。

こちらもオススメ⇒嫁にプレゼンしたFE90mm F2.8 Macro G OSSの作例

私がこれまで、このレンズを今まで購入できなかった理由を述べると

・やっぱり10万円超えのレンズは高い
・中望遠マクロレンズを使う機会がたくさんあるのか疑問

以上の2点です。

ただし、ソニーストアにいってはこのレンズを使ってテスト撮影するたびに、ホントに美しい写真を撮れるのが忘れられませんでした。

それにプロのビデオグラファーさんも90mmマクロは絶対要るって言っている方が多いし。

そこで一度FE 90mm F2.8 Macro G OSSをレンタルして使いこなせるのかどうか試してみましたよ。

絞り:F5.6 シャッター速度:1/160秒 ISO:400

絞り:F5.6 シャッター速度:1/160秒 ISO:400

プロの方が見ると下手クソな写真だと思われるかもしれませんが個人的にはとっても満足できる写真が撮れました。

絞り:F4 シャッター速度:1/125秒 ISO:1000

絞り:F4 シャッター速度:1/125秒 ISO:1000

マクロレンズは用途が限られると思っていましたが、これは使わないと損をするレンズだと思いましたよ。

特にプロの方は1枚の画像でお客さんを唸らせる必要があります。

そんな方にはかなりピッタリなレンズではないでしょうか。

中望遠マクロは標準的な単焦点レンズでは撮るのが難しい幻想的な写真が撮れるのが特長です。

FE 90mm F2.8 Macro G OSSのメリット

FE 90mm F2.8 Macro G OSSはソニーの高機能レンズシリーズのなかの一本です。
FE 90mm F2.8 Macro G OSSはソニーの単焦点マクロレンズで、魅力としては中望遠レンズとして使える点があげられます。

Gシリーズの特徴とも言える美しいボケ味と、解像度の高さはそのままに、様々なシーンの撮影に対応できるようになっています。
特に最近ではInstagramのような写真専門のSNSにアップするのに、単焦点のマクロレンズを欲しがる人は多いでしょう。

左:SEL90M28G 中央:SEL50M28  右:SEL35M28

左:SEL90M28G 中央:SEL50M28  右:SEL30M35

私もその中の一人で、コンパクトで持ち運びやすいSONYの30mmと50mmのマクロレンズを先に購入しました。
しかしこれら2つのレンズは近接マクロ撮影には向いているものの、他のシーンの撮影には物足りなさを感じるレンズでした。

参考:α6500でマクロレンズを選ぶならどっち?FE50mm VS SEL30M35

これに対しFE 90mm F2.8 Macro G OSSは、30mmと50mmのマクロレンズでは得られない写真のクオリティと満足感を得られるレンズです。

マクロレンズはまず撮影倍率が高く、被写体を等倍で撮影できるのが特長です。

レンズの撮影倍率は公式サイトの仕様の「最大撮影倍率」を見ると分かりますよ

もちろん30mmや50mmのマクロレンズでも等倍撮影はできますが、マクロレンズの醍醐味である顕微鏡で撮影したような美しい花の近接写真などを撮るときに、標準的な焦点距離のマクロレンズだと被写体にかなり近づかなければなりません。

こうなるとカメラ・レンズの影が写真に写りこんでしまい、暗い写真になってしまったり、光をうまく取り込めない場合があります。

絞り:F7.1 シャッター速度:1/320秒 ISO:800

絞り:F7.1 シャッター速度:1/320秒 ISO:800

それに対し中望遠のマクロレンズは被写体から離れた位置で等倍撮影ができ、光をうまく取り込みながら撮影することができます。

そのため初心者でも比較的簡単に美しいボケ味のあるマクロ撮影を実現できます。
FE 90mm F2.8 Macro G OSSは焦点距離が90mmで望遠マクロとなっており、理想的なマクロレンズです。

またプロのフォトグラファーさんの中にはマクロレンズを花や虫といった小さな被写体だけではなく、人物を撮影するときにも使うという人が多いです。

この動画はYouTubeでFE 90mm F2.8 Macro G OSSの作品を探していて偶然見つけたもので、モデルさんを撮影をしています。
背景が非常にきれいにボケていたり、前ボケや玉ボケのカットもあって幻想的な描写の動画になっていて90mmマクロの威力がとてもよく分かる作品です。

例えばブライダルの撮影ではマリッジリングのクローズアップ写真や新婦さんのメイクシーンなどマクロ撮影が活躍しそうなシーンはすぐに想像がつきます。

またFE90mm F2.8 Macro G OSSは解像度の高さも際立っており、被写体の繊細な質感や表情も撮影ができます。

最短撮影距離は28cm、FE90mm F2.8 Macro G OSSは長さがあるレンズなので、レンズの先端からおよそ13cm程度まで被写体によることができる計算になります。

またレンズの操作性も抜群だと評判が良いです。
AFとMFの切り替えをフォーカスリングの前後移動でスムーズに実現できます。

またフォーカスリングの後方部にある倍率と距離の目盛りも同時に回転するので、マニュアルフォーカス時のピント合わせが直感的にあわせやすくなっています。

AF時ではフォーカスホールドボタンが便利に使えます。

FE90mm F2.8 Macro G OSSのデメリット

FE90mm F2.8 Macro G OSSは全体的にスペックが高くレンズ自体のビルドクオリティも良いので、デメリットというものを感じることがありませんでした。
それでもやはり実際に使ってみると色々なことに気が付きます。

デカすぎるレンズ


まず敢えてあげる点として、1つは携帯性があるしょう。
レンズの長さはフードなしでの大きさが約13cm、フードをつけると約20cmにまでなってしまいます。
このサイズ感が大きすぎると感じてしまう人は結構多いはずです。
レンズ保護のためにフードは取り付けて撮影したいところですが、このサイズで街中を散策して撮影するのはかなり怪しい人です(汗)

メンタルの強いカメオタ男性ならともかく、女性の方の場合はこのサイズは携帯性が悪すぎると感じるでしょう。
単焦点のマクロレンズだけに、公園などを散策するケースも多いでしょうが、持ち運びには工夫をした方がいい場合もあります。
迫力のある見た目になるので、撮影ポイントまではレンズを外しておくと持ち運びもしやすくなるはずです。

使いにくさもあるマニュアルフォーカスリング

レンズのメリットとして挙げたフォーカスリングの利便性ですが、私はちょっと使いにくい面もあると思いました。

というのも、レンズに目盛りが打っていて、ピントを合わせる距離がフォーカスリングの位置で決まっている点はひとつ弊害があります。


例えばオートフォーカスで合わせた後マニュアルフォーカスで微調整したい場合、フォーカスリングをスライドしてマニュアルに切り替えてしまうと、その時に合わせていた目盛りの数値でピントを合わせようとするからです。

最初からマニュアルフォーカスで撮影するならともかく

最初はオートフォーカスで。
補助的にマニュアルフォーカスを使いたい。

という考えでFE90mm F2.8 Macro G OSSのAF/MF切替機能を使う場合、思っていたより使いにくいです。
その場合はカメラのカスタムキー設定で「押す間AF/MFコントロール」をどこかのボタンに割り当てて使えば良いのですが..

α7Ⅲのカスタムキー設定画面

α7Ⅲのカスタムキー設定画面

ちょっと残念です。

サイズは大きいが利便性の高さは抜群のSEL90F28G

FE90mm F2.8 Macro G OSSのデメリット部分として携帯性についてかなり辛口評価しましたが、ただ1つフォローしておきたいことがあります。
それは見た目に反してそこまでの重さはないという点です。

見た目が大きいため重さもあるだろうと感じてしまいますが、重量は600g程度になっています。

見た目ほど重さを感じることはありません。

特に男性ユーザーであれば、拍子抜けするぐらい軽いので重量は気にもならない程度でしょう。

女性の方でもストラップを使って持ち運びをすると、そこまで負担にはならないはずです。
中望遠のレンズのために、どうしてもある程度の大きさになってしまうのは仕方ありません。

それにマクロレンズなので接写ができるため、レンズ交換をしなくても幅広い使い方ができます。
複数のレンズを持ち歩いて被写体ごとに交換することなく、90mmマクロの1本だけで済みます。

特にフルサイズのα7シリーズやα9で使えばAPS-Cモードにして焦点距離135mmの単焦点レンズとして使うことも出来ます。
大きさから携帯性がないと思われるかもしれませんが、実際に運用してみるとFE90mm F2.8 Macro G OSSの利便性の高さがわかります。

FE90mm F2.8 Macro G OSS本体と付属品


FE90mm F2.8 Macro G OSSの付属品についても紹介しておきます。
本体以外の付属品としては、先ほども紹介したフードです。
他にもレンズのフロントキャップと、リアキャップがついてきます。
さらにソフトケースもついてくるので、持ち運びをする時も便利に使えるでしょう。

SONY Eマウント対応 マクロレンズ比較表

レンズ名 SEL90M28G SEL50M28 SEL30M35
焦点距離(mm) 90 50 30
レンズ構成(群-枚) 11-15 7-8 6-7
開放絞り(F値) 2.8 2.8 3.5
最小絞り(F値) 22 16 22
絞り羽根(枚) 9 9 7
円形絞り
最短撮影距離(m) 0.28 0.16 0.095
最大撮影倍率(倍) 1.0 1.0 1.0
フィルター径(mm) 62 55 49
レンズ内手振れ補正
寸法(mm) 79×130.5 70.8 x 71 62.0 x 55.5
質量(g) 602 236 138
販売価格(税別) 14.8万円 6.8万円 3万円

出典:ソニー公式HP

FE90mm F2.8 Macro G OSSの操作性


FE90mm F2.8 Macro G OSSは操作性の点でも、高評価を得ています。

レンズ部分に様々な機能が使えるスイッチ類がまとめられています。
手ぶれ補正のオンとオフを切り替えるスイッチと、フォーカスレンジリミッターが代表的でしょう。

フォーカスレンジリミッターは、フル、無限から0.5m、0.5mから0.28mと3つのスイッチがあります。
これはAF時の距離を制限してくれるものです。

マクロ撮影をしたい時は、0.5mから0.28mにあわせておくと、無駄な動きがなくスムーズにあわせてくれるでしょう。
また親指で押しやすいボタンが、フォーカスホールドボタンです。
このボタンは初期設定でフォーカスホールド機能になりますが、カメラ側のカスタムキー設定で瞳AFや押す間AF/MFコントロールに変更することもできるので便利です。

FE90mm F2.8 Macro G OSSの評価ポイント

外観・質感


FE90mm F2.8 Macro G OSSの外観はメカっぽいと評されます。
これはレンズに搭載された機能が多く、それぞれを違和感なく動かすためにデザインされているからです。
シンプルにまとまっていますが、デザインは好き嫌いがあるかもしれませんね。

ちなみに私はFE90mm F2.8 Macro G OSSのレンズデザインけっこう好きな方ですね。

SEL90M28Gはフルサイズ用レンズですが、APS-Cのα6500に装着しても違和感なく使えます。
前後の重量バランスも意外と悪くありません。

描写力

SEL90M28Gの描写力の高さには定評があります。
Gシリーズの売りである解像度の高さと、美しいボケ味はもちろんのこと、コントラストも良くて色のりが良いと好評です。

レンズ周辺の解像力をチェック

絞り値 F2.8

絞り値 F5.6

絞り値 F8

絞り値 f11

絞り値 F22

クリックで拡大写真を確認できますよ。

周辺光量落ちも目立たず、歪曲収差もほとんどわからない程度です。

逆光耐性

  • F2.8
  • F4
  • F5.6
  • F8
  • F11
  • F16
  • F22

逆光となるシーンでの撮影を行うことが少なそうなレンズですが、太陽光に向けて撮影テストしてみました。
F8ぐらいまで絞ることでフレア・ゴーストを抑えることができるのが分かります。

SEL90M28GはソニーGレンズの一つなのでナノARコーティングが施され、逆光耐性も強いです。
最大開放からクリアでヌケの良い画像が得られます。逆光時の描写性能は高めと言えるでしょう。

接写性能

FE90mm F2.8 Macro G OSSは単焦点のマクロレンズだけあって、接写することに強みがあります。

最短撮影距離は28cmです。

最初はイマイチ勘がつかめませんでしたが、積極的に寄りで撮ることでこのレンズの良さが分かってきました。
高画質な等倍撮影をしたいのなら、FE90mm F2.8 Macro G OSSはお勧めの1本だと言えます。

ボケ味

FE90mm F2.8 Macro G OSSはボケ味を出すために、専用の設計をしています。
9枚羽の円形絞りを採用し、ソニーが培ってきた光学技術がふんだんに搭載されています。

絞り:F5.6 シャッター速度:1/160秒 ISO:640

絞り:F5.6 シャッター速度:1/160秒 ISO:640

開放絞りにすると被写界深度が浅すぎてピント合わせがとても難しいですが、フォーカス合焦点はとてもシャープです。

特にマクロ撮影をする時には、ボケとのコントラストと発色の良さが期待できるはずです。

単焦点レンズの感覚で開放最大で撮影するとボケ味が強すぎてボケボケになりますが、F4ぐらいの被写界深度から扱いやすくなります。

絞り:F9 シャッター速度:1/160秒 ISO:1250

絞り:F9 シャッター速度:1/160秒 ISO:1250

場合によってはF9でもボケ描写がキレイです。

こちらもオススメ⇒嫁にプレゼンしたFE90mm F2.8 Macro G OSSの作例

AFスピード

FE90mm F2.8 Macro G OSSのオートフォーカス合焦速度はマクロレンズにしてはかなり速く、SEL50M28と比べると天と地の差がある感じです。
被写体との距離によって若干迷うときもありますが、フォーカスレンジリミッターを使えばAFの迷いもある程度緩和できます。

重さ

FE90mm F2.8 Macro G OSSの重さは約600g程度です。
そのレンズとフードの大きさからもっと重量があると思いがちなのですが、持ってみると意外と軽いことがわかります。
携帯をして散策するのにも、負担が少ない重量だと言えるでしょう。

価格

他社のフルサイズマクロレンズ 価格
SONY FE90mm F2.8 Macro G OSS 11~14.5万円
Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM 8.5~10.5万円
Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED 8.8~13.8万円
SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO 5~7万円
Carl Zeiss Milvus 2/100M ZF.2 17~22万円

価格コム調べ(2019年6月)

中望遠単焦点のマクロレンズとして他社レンズと比較した場合、FE90mm F2.8 Macro G OSSの価格は極端に高いものではありません。
また既に販売から3年以上が経過しているため、中古の玉数も多く新品の価格も徐々に値下がりしてひと段落しています。

ただ依然と人気が高いレンズなので大幅な値下がりもしていないのが現状です。

FE90mm F2.8 Macro G OSSを使ってみた感想

FE90mm F2.8 Macro G OSSは実際に使って発見できる点が多い、撮っていてとても楽しいレンズの1つです。

マクロ撮影をメインとしているのなら、FE90mm F2.8 Macro G OSSは絶対に手に入れておきたいレンズです。

また中望遠の単焦点レンズとしても使い勝手が良く、幅広い撮影シーンに対応してくれます。

解像力も抜群でシャープな描写力です。
周辺の光量落ちもほとんど気になりません。

ただしAFが迷うときがあるので、ポートレートで使うときは少々じゃじゃ馬な印象もあります。

ただしバチっと決まれば幻想的なボケ味で美しいポートレートが撮れるレンズです。

なのでいつも高確率で良い写りのGMレンズを使っている方も、改めて写真の面白さを感じることができますよ。

FE90mm F2.8 Macro G OSSはお値段もそれなりにするマクロレンズですが、投資する価値は十分にあるレンズです。

クセの強いレンズですが、独創的な画像を得られますよ

またSONYは定期的にキャンペーンを行っており、新品でカメラ本体やレンズを購入したらキャッシュバックしてもらえる可能性が高いです。

Eマウント誕生10周年記念αミラーレス サンクスキャンペーン


なので、中古と新品価格が大きく変わらないFE90mm F2.8 Macro G OSSでは、キャッシュバックキャンペーンを必ずチェックして買った方がお得ですよ。

この記事でレビューしたレンズ FE90mm F2.8 Macro G OSS

SONY マクロレンズ FE 90mm F2.8 Macro G OSS

メーカー仕様表

楽天 ビック

ヤマダコム キタムラ