「dji nano」というキーワードで検索し、手のひらサイズの高性能なドローンをお探しではないでしょうか。
実は、DJI公式の製品ラインナップに「Nano」という名称のモデルは存在しません(2025年現在)。
しかし、一般的に「ナノドローン」と呼ばれるような小型・軽量かつ高性能なモデルとして、DJIには「Miniシリーズ」や最新の「DJI Neo」などがラインナップされています。
本記事では、DJIの小型ドローンに焦点を当て、その特徴や魅力、そして購入前に必ず知っておくべき航空法上の規制(100gの壁)について解説します。
また、最新の「DJI Mini 5 Pro」を含む主要モデルのスペック比較を行い、あなたの用途に最適な1台を見つける手助けをします。
初心者でも安心して空撮を楽しめるよう、安全な運用方法まで網羅しましたので、ぜひ参考にしてください。
DJIの「nanoドローン」とは?その魅力と規制のポイント
「dji nano」という言葉は、特定の製品名ではなく、極めて小型で軽量なドローンを指す総称として使われることが多いキーワードです。
まずは、DJIが展開する小型ドローンの実態と、それらを取り巻く法規制の現状について整理します。
「Nano」は製品名ではなく、小型軽量なドローンモデルの総称として使われています。
「nano」が指すDJIの小型ドローン【Miniシリーズ】
DJIにおいて「ナノ」や「マイクロ」といったサイズ感に相当するのは、主に「DJI Miniシリーズ」です。
このシリーズは、折りたたみ可能なコンパクトな設計と、本格的な空撮能力を両立させているのが特徴です。
一般消費者向けのDJIドローンは、主に以下の3つのシリーズに区分されます。
- Miniシリーズ: 初心者から上級者のサブ機まで対応する、軽量・コンパクトなモデル。
- Airシリーズ: 飛行性能と画質のバランスが取れたミドルレンジモデル。
- Mavicシリーズ: プロフェッショナルな撮影にも対応するフラッグシップモデル。
中でもMiniシリーズは、携帯性に優れており、旅行や日常の記録に最適です。
また、2025年時点では、DJI空撮ドローンの中で最もコンパクトとされる「DJI Neo」(約135g)も登場しており、小型ドローンの選択肢は広がっています。
100g未満ドローンが「免許不要」と言われる理由とメリット
ドローン選びで頻繁に話題になるのが「100g」という重量の境界線です。
「100g未満なら免許や登録が不要で自由に飛ばせる」という認識を持っている方も多いですが、これには正確な理解が必要です。
日本の航空法において、機体重量が100g未満のドローンは「模型航空機」に分類されます。
一方、100g以上の機体は「無人航空機」として扱われ、より厳しい規制の対象となります。
- 100g未満(模型航空機)のメリット:
航空法の「無人航空機」としての登録義務がない。
飛行禁止区域の規制が一部緩和される(ただし、空港周辺や一定の高度以上など、禁止エリアは依然として存在します)。
しかし、DJIの主要なMiniシリーズ(Mini 2 SE, Mini 3, Mini 4 Proなど)は、いずれも重量が約249g程度あり、100gを超えています。
そのため、これらは「無人航空機」として扱われ、後述する登録制度の対象となります。
DJI製で高性能なカメラを搭載したモデルを選ぶ場合、基本的に「100g以上の規制対象」になると認識しておくことが重要です。
知っておきたい航空法改正とドローン登録制度の基本
2022年6月の航空法改正により、無人航空機の登録義務化の対象が「200g以上」から「100g以上」に引き下げられました。
これにより、かつて「規制対象外(トイドローン)」として人気だった199g以下のモデルも、現在は登録が必要となっています。
DJI MiniシリーズやDJI Neoを購入する場合、以下の手続きやルールが適用されます。
- 機体登録の義務: 国土交通省のシステムで機体を登録し、登録記号を機体に表示する必要があります。
- リモートIDの搭載: 飛行中に機体情報を発信する機能の搭載が義務付けられています(多くのDJI現行機は内蔵しています)。
- 飛行ルールの遵守: 日中での飛行、目視範囲内での飛行、人や物件から30m以上の距離を保つなどのルールを守る必要があります。
小型でも規制対象となるため、購入前に登録制度と飛行ルールを必ず確認しましょう。
【主要モデル比較】DJI Miniシリーズの特徴と選び方
ここでは、DJI Miniシリーズの現行モデルを中心に、スペックや特徴を比較します。
最新技術を搭載したプロモデルから、手軽に始められるエントリーモデルまで、それぞれの違いを見ていきましょう。
現行DJI Miniシリーズのラインナップと基本スペック
現在市場に流通している主なDJI Miniシリーズには、Mini 2 SE、Mini 3、Mini 4 Pro、そして2025年9月に発表された最新のMini 5 Proなどがあります。
また、廉価版としてMini 4Kも販売されています。
主なモデルのスペック比較は以下の通りです。
| モデル名 | 重量 | カメラ/画質 | 障害物検知 | 最大飛行時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| DJI Mini 5 Pro | 249.9g | 1インチCMOS 50MP 4K/120fps | 前方LiDAR + 低照度全方向 | 52分 (Plusバッテリー) | 最新フラッグシップ。 耐風性能12m/s。 圧倒的な高画質。 |
| DJI Mini 4 Pro | 249g | 1/1.3インチCMOS 48MP 4K/60fps HDR | 全方位検知 | 45分 (標準) | 高性能な準新作。 全方位検知で安心。 縦向き撮影対応。 |
| DJI Mini 3 | 249g未満 | 1/1.3インチCMOS 12MP 4K/30fps | 下方のみ (高精度ホバリング) | 38分 (標準) | コスパ重視。 検知機能は限定的。 4K撮影可能。 |
| DJI Mini 2 SE | 約246g | 1/2.3インチCMOS 2.7K動画 | 下方のみ | 31分 | エントリーモデル。 価格を抑えたい方向け。 4K非対応。 |
用途別・予算別!あなたに合うDJI Miniシリーズの選び方
スペック表だけでは選びきれない方のために、ニーズ別のおすすめモデルを提案します。
1. 最高画質と安全性を求めるなら「DJI Mini 5 Pro」
1インチセンサーを搭載し、50MPの高画素撮影が可能です。また、耐風性能が12m/sに向上しており、従来の小型ドローンで課題だった風への弱さが克服されています。
前方LiDARセンサーによる高度な障害物検知も魅力です。予算に余裕があり、妥協したくない方に最適です。
2. バランスの良い高性能機が欲しいなら「DJI Mini 4 Pro」
全方位障害物検知機能を備え、初心者でも安心して飛ばせます。4K/60fps HDR撮影や縦向き撮影にも対応しており、SNS向けの動画制作にも適しています。
Mini 5 Proが登場したことで、相対的に選びやすい価格帯になる可能性もあります。
3. コスパ重視で4K撮影を楽しみたいなら「DJI Mini 3」
障害物検知機能は最小限ですが、画質は十分に高く、飛行時間も長めです。開けた場所での撮影がメインであれば、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となります。
4. とにかく安く始めたいなら「DJI Mini 2 SE」または「Mini 4K」
4K撮影にこだわらない、あるいは練習用として割り切るならMini 2 SEがおすすめです。2025年に販売開始されたMini 4Kも廉価版として選択肢に入ります。
初心者は「全方位障害物検知」を備えたMini 4 Pro以上のモデルが最も安心です。
主要アクセサリーで広がる撮影の幅と利便性
ドローン本体だけでなく、アクセサリーを揃えることで快適性が向上します。
- 予備バッテリー: 1本のバッテリーでの飛行時間は実質20〜30分程度になることが多いです。複数本持っておくと長時間の撮影に対応できます。
- プロペラガード: 室内飛行や、障害物の多い場所での飛行時にプロペラと周囲を保護します。初心者には特におすすめです。
- NDフィルター: 明るすぎる環境下でシャッタースピードを調整し、滑らかな映像を撮るために使用します。
- microSDカード: 4K動画などの高画質データは容量が大きいため、高速書き込みに対応した大容量カードが必須です。
DJI小型ドローンを安全に楽しむための注意点とQ&A
高性能なDJIドローンも、正しい知識と操作がなければ事故につながる可能性があります。ここではアプリの使用や安全ルールについて解説します。
ドローン操縦に必須の「DJI Fly」アプリとは?
DJIのMiniシリーズやAirシリーズを操縦する際には、スマートフォンや送信機にインストールされた「DJI Fly」アプリを使用します。
このアプリは、直感的なインターフェースで設計されており、以下の機能を提供します。
- リアルタイム映像の確認: ドローンのカメラ映像を手元で確認しながら撮影できます。
- 飛行ステータスの表示: バッテリー残量、高度、距離、GPS信号の強度などを常に監視できます。
- 撮影モードの切り替え: 写真、動画、クイックショット(自動撮影モード)などをワンタップで切り替えられます。
- 安全機能の設定: 最大高度の制限や、RTH(リターントゥホーム:自動帰還)の設定が行えます。
購入後は、まずこのアプリをインストールし、ファームウェアの更新や初期設定を行うことから始まります。
飛行前に確認!ドローンの危険性と安全飛行のルール
ドローンは便利な反面、落下や衝突のリスクが常に伴います。特に小型ドローンは風の影響を受けやすいため注意が必要です。
- 風への対策: Miniシリーズは軽量なため、強風時には機体が流される危険があります。Mini 5 Proは耐風性能が向上していますが、無理な飛行は禁物です。アプリ上の警告には必ず従いましょう。
- 目視外飛行の禁止: モニター画面ばかりを見ずに、機体を直接目で見て操縦することが基本ルールです。
- 第三者への配慮: 人の多い場所やイベント会場上空での飛行は原則禁止されています。プライバシーへの配慮も忘れないようにしましょう。
強風時の飛行は避け、常に機体を目視できる範囲内で操縦してください。
DJIドローンに関するよくある疑問を解消!
Q. バッテリーはどれくらい持ちますか?
A. カタログスペックでは30分〜50分程度ですが、実際の飛行環境(風や操作内容)によっては、表記の7〜8割程度の時間になることが一般的です。余裕を持って帰還させるようにしましょう。
Q. 万が一壊れた場合の修理や保証は?
A. DJIには「DJI Care Refresh」という包括的な保証プラン(有料)があります。加入しておくと、衝突や水没などの事故でも少額の負担で交換機を受け取ることができます。初心者の方は加入を強くおすすめします。
Q. 海外で買ったドローンは日本で使えますか?
A. 日本国内でドローンを使用する場合、電波法に基づく「技適マーク」が必要です。海外仕様の製品には技適マークがない場合があり、その場合は違法となる恐れがあるため、国内の正規販売店で購入することをおすすめします。
まとめ
DJI小型ドローン選びの重要ポイントを再確認
本記事では、「dji nano」というキーワードを入り口に、DJIの小型ドローン(Miniシリーズ)について解説しました。
- 重量の壁: DJIの主要な小型ドローンは100g以上(約249g)であり、航空法の登録対象です。
- モデル選び: 最新の「Mini 5 Pro」は画質・耐風性能ともに最高峰ですが、予算や用途に合わせて「Mini 4 Pro」や「Mini 3」を選ぶのも賢い選択です。
- 安全第一: アプリ「DJI Fly」を活用し、法規制とマナーを守って運用することが、長く楽しむための秘訣です。
FlyMovie Techが推奨するDJI小型ドローン
FlyMovie Techとして、これからドローンを始める初心者に最も推奨したいのは「DJI Mini 4 Pro」です。
最新のMini 5 Proも魅力的ですが、Mini 4 Proは「全方位障害物検知」という強力な安全機能を備えつつ、性能と価格のバランスが非常に優れています。
初めての空撮でも安心して飛ばすことができ、長く愛用できる1台となるでしょう。テクノロジーの力を借りて、ぜひ新しい視点からの景色を楽しんでください。


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