dji モニター全種類を比較し選び方を解説

dji モニター全種類を比較し選び方を解説

この記事の結論
・送信機一体型からプロ向け遠隔モニターまで用途に応じた種類が豊富

・DJI Transmissionは最大4km伝送とジンバル制御が可能なプロ仕様

・撮影スタイルや既存機材との互換性を確認して最適なモデルを選ぶ

ドローンによる空撮やジンバルを用いた映像制作において、撮影中の映像を正確に確認することはクオリティ向上のために欠かせません。

「DJIモニター」と一口に言っても、送信機と一体になったモデルから、プロフェッショナルな現場で使用される高輝度な遠隔モニターまで、その種類は多岐にわたります。

本記事では、DJIが展開するモニター製品の全体像を整理し、それぞれの特徴や役割を解説します。

特に、映像伝送システム「DJI Transmission」に含まれる高輝度遠隔モニターの仕様や機能を詳しく掘り下げ、ご自身の用途や機材に最適なモニタリング環境を構築するための情報を提供します。

目次

DJIモニターとは?空撮・映像制作における重要性と基本の理解

映像制作の現場において、モニターは単に映像を映すだけでなく、露出やフォーカスの確認、構図の決定、さらには機材のコントロールまで担う重要なデバイスです。

DJI製品におけるモニターの役割と種類について解説します。

DJIモニターが必要とされる理由(視認性、操作性、連携の向上)

屋外での撮影が多いドローンやジンバルの運用では、環境光の影響を受けやすく、一般的なスマートフォンの画面では輝度が不足して映像が見えにくい場合があります。

DJIの専用モニター製品は、屋外でも視認性を確保できるよう設計されているものが多く存在します。

また、専用モニターは映像を表示するだけでなく、タッチパネルを通じてドローンやジンバルの設定変更を行ったり、フォーカス操作を行ったりと、操作性の向上にも寄与します。

さらに、DJIの映像伝送技術と統合されているため、遅延の少ない安定したモニタリングが可能となり、撮影者と機材の連携をスムーズにします。

専用モニターは高輝度で視認性が高く、機材設定も手元で行えるため効率的です。

DJIが提供するモニターの主な種類とそれぞれの役割

DJIが提供するモニター環境は、大きく分けて以下の2つのタイプに分類されます。

  • 送信機一体型モニター
    ドローンの操縦用送信機(プロポ)にディスプレイが内蔵されているタイプです。「DJI RC」シリーズなどがこれに該当し、スマートフォンを接続する手間がなく、起動してすぐに撮影を開始できる利便性があります。
  • 独立型・遠隔高輝度モニター
    映像伝送システムの一部として機能する独立したモニターです。「DJI Transmission」システムに含まれる「高輝度遠隔モニター」が代表的です。これらは単なる表示機にとどまらず、受信機としての機能を内蔵し、離れた場所からカメラ映像を確認したり、ジンバルを遠隔操作したりすることが可能です。

【徹底比較】DJIモニター主要モデルの種類と特徴を解説

ここでは、DJIのモニター製品およびモニタリングシステムについて、具体的なモデルやシステムの特徴を解説します。

なお、一部の製品については詳細な公式スペック情報が調査データ上で確認できないため、確認可能な範囲での記述となります。

送信機一体型モニター(DJI RCシリーズ、Smart Controllerなど)

ドローンユーザーに広く利用されているのが、送信機と画面が一体化したモデルです。

これらは主にコンシューマー向けドローン(Mavicシリーズなど)とセット、あるいは単体オプションとして提供されています。

スマートフォンをケーブルで接続する必要がなく、アプリがプリインストールされているため、セットアップが迅速に行えるのが特徴です。

プロフェッショナル向け高輝度モニター(DJI High-Bright Remote Monitorなど)

プロフェッショナルな撮影現場向けに設計されたモニターとして、「DJI High-Bright Remote Monitor(高輝度遠隔モニター)」があります。

これは後述する映像伝送システムと連携し、ディレクターやフォーカスマンが映像を確認するために使用されます。

このモニターは、拡張プレートを使用することで、HDMIやSDI信号の出力に対応するなど、拡張性が高いことが特徴です。

映像伝送システム(DJI Transmission)におけるモニターの役割

DJIの映像制作向けソリューションの中核を担うのが「DJI Transmission」です。

このシステムに含まれる「高輝度遠隔モニター」は、単なるモニター以上の機能を備えています。

DJI Transmission 高輝度遠隔モニターの主な仕様:

  • 映像伝送技術: O3 Pro映像伝送技術を採用しています。
  • 伝送距離: 日本国内(MIC認証)において最大4kmの伝送が可能です。
  • 映像品質: 最大ビットレート50Mbpsで、1080p/60fpsの動画伝送に対応しています。
  • 音声: 16-bit 48kHzのライブ音声モニタリングに対応しています。
  • 録画機能: microSDカードスロットを搭載しており、1080p/60fps(H.264)でのライブ映像の録画・再生が可能です。
  • 重量: 約727g(外部アンテナを除く)。
  • 駆動時間: WB37インテリジェントバッテリー使用時で約2時間です。
  • 入出力端子: HDMI入力×1、SDI入力×1、SDI出力×1などを備えています(※拡張プレート等の構成により異なる場合があります)。
  • その他機能: ジャイロセンサーを内蔵しており、モニターを傾けることで対応ジンバル(Ronin 2やRS 3 Pro)を単独で制御可能です。

拡張プレートやバッテリー構成により入出力端子が異なる場合があるため確認が必要です。

【比較表】主要DJIモニターのスペック・対応機材・価格一覧

現時点での調査データに基づき、仕様が明確な「DJI Transmission 高輝度遠隔モニター」のスペックを整理します。

項目DJI Transmission 高輝度遠隔モニター
重量約727g(アンテナ除く)
最大伝送距離(日本)4km
ライブ映像解像度1080p/60fps
録画機能対応(microSDカード、H.264)
バッテリー駆動時間約2時間(WB37使用時)
動作環境温度-10℃~45℃
特徴的な機能ジャイロセンサーによるジンバル制御、ミラーリング操作モード

あなたに最適なDJIモニターの選び方【目的・機材・予算別】

DJIのモニター製品を選ぶ際は、使用する機材や撮影の目的に合わせて選定することが重要です。

用途(ドローン空撮、ジンバル撮影、ライブプロダクション)で選ぶ

  • ドローン空撮(個人・趣味):
    機材をコンパクトにまとめたい場合は、送信機一体型モニターが適しています。準備の手間が少なく、手軽に撮影を始められます。
  • ジンバル撮影・プロフェッショナル空撮:
    チームで撮影を行う場合や、離れた場所から映像を確認・制御する必要がある場合は、DJI Transmissionのような映像伝送システムに対応した高輝度遠隔モニターが必須となります。

必要な機能(高輝度、録画、LUT対応、複数モニター連携)で選ぶ

屋外の直射日光下で使用する場合は、画面の明るさ(輝度)が重要です。

また、モニター側でバックアップ録画を残したい場合は、microSDカードスロットを備え、録画機能に対応したモデル(例:DJI Transmissionの高輝度遠隔モニター)を選ぶ必要があります。

既存のDJI機材との互換性を確認する(ドローン、ジンバル、カメラなど)

モニターや伝送システムは、対応するドローンやジンバルが限定されている場合があります。

例えば、DJI Transmissionの高輝度遠隔モニターに内蔵されたジャイロセンサー機能は、Ronin 2やRS 3 Proといった特定のジンバルでのみ機能します。

購入前に、手持ちの機材との互換性を必ず確認してください。

予算と携帯性を考慮する

高機能な伝送システムは、モニターだけでなくトランスミッター(送信機)やバッテリーなども含めたシステム全体での導入となるため、重量やサイズが大きくなります。

DJI Transmissionの映像トランスミッターは約350g(アンテナ除く)、高輝度遠隔モニターは約727g(アンテナ除く)の重量があります。

ワンマンオペレーションか、チーム運用かによって、許容できるサイズと予算を検討しましょう。

DJIモニターの具体的な活用シーンと運用上の注意点

実際の現場でDJIモニターをどのように活用できるか、また運用時の注意点について解説します。

ドローン空撮での安定した映像モニタリングとチームワークの最適化

高輝度遠隔モニターを使用することで、操縦者(パイロット)とは別に、ディレクターやカメラオペレーターが独立して映像を確認できます。

これにより、パイロットは飛行に集中し、カメラオペレーターは構図に集中するといった分業が可能になります。

ジンバル撮影での精密なフレーミングと高度な操作

DJI Transmissionの高輝度遠隔モニターにはジャイロセンサーが内蔵されています。

これを利用すると、モニターを傾ける動きに合わせて遠隔地のジンバル(Ronin 2やRS 3 Pro)を動かすことができ、直感的かつ精密なフレーミングが可能になります。

車載撮影やクレーン撮影など、カメラに直接触れられない状況で威力を発揮します。

DJIエコシステム全体での連携強化と効率的なワークフロー

DJIのモニター製品は、同社の映像伝送技術「O3 Pro」などを介してシームレスに接続されます。

複数のモニターで同時に映像を受信したり、モニターからカメラの設定を変更したりすることで、現場全体のワークフローを効率化できます。

バッテリー管理や屋外使用時の注意点

DJI Transmissionの高輝度遠隔モニターは「WB37インテリジェントバッテリー」を使用し、駆動時間は約2時間です。

長時間の撮影では予備バッテリーの準備が不可欠です。

また、動作環境温度は-10℃~45℃とされていますが、極端な高温・低温環境下ではバッテリー性能が低下する可能性があるため注意が必要です。

長時間の撮影には予備バッテリーを必ず用意し、温度管理にも気を配りましょう。

DJIモニターに関するよくある質問(FAQ)

DJIモニターの導入を検討する際によくある疑問について回答します。

スマートフォンをモニターとして使うのと何が違う?

スマートフォンは手軽ですが、屋外での視認性(輝度)や、着信による中断のリスク、接続ケーブルの煩わしさなどの課題があります。

DJIの専用モニターは、高輝度で見やすく、映像伝送の安定性が高い点が大きく異なります。

バッテリーの持続時間や充電方法は?

モデルにより異なりますが、DJI Transmissionの高輝度遠隔モニターの場合、WB37バッテリー1本で約2時間の連続駆動が可能です。

映像トランスミッターの場合は、同じWB37バッテリーで約3時間40分駆動します。充電には専用の充電ハブなどを使用します。

メンテナンスや保管方法について

精密機器であるため、湿気や埃を避け、適切な温度範囲で保管することが重要です。

特にバッテリーは長期間使用しない場合でも、適切な残量で保管することが推奨されます。

故障した場合の修理・サポート体制は?

DJI製品の修理やサポートについては、DJIの公式サイトや正規代理店を通じて依頼することになります。

具体的な保証内容や修理フローについては、購入時に確認することをおすすめします。

まとめ

DJIモニターは、ドローンやジンバルを使った映像制作において、正確なモニタリングと効率的な操作環境を提供します。

  • 送信機一体型は、手軽さと携帯性を重視するユーザーに適しています。
  • DJI Transmission(高輝度遠隔モニター)は、プロフェッショナルな現場での信頼性、長距離伝送(最大4km)、録画機能、ジンバル制御などの高度な機能を必要とするユーザーに最適です。

ご自身の撮影スタイルや使用機材に合わせて最適なモニターを選び、映像表現の幅を広げてください。

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