スマートフォンでの動画撮影が日常的になる中、「もっと手ブレのない滑らかな映像を撮りたい」「映画のようなワンシーンを残したい」と感じることはありませんか?
DJIのスマートジンバル(スマートフォン用スタビライザー)は、そんな願いを叶える強力なツールです。
しかし、製品ラインナップが多く、どれを選べばよいか迷ってしまう方も少なくありません。また、海やプールでの「水中撮影」に使えるのかどうかも、購入前に知っておきたい重要なポイントです。
本記事では、DJIスマートジンバルの基本から選び方、そして気になる水中撮影への対応状況までを徹底解説します。
初心者の方でも自分にぴったりのモデルが見つかり、安心して撮影を始められるよう、事実に基づいて分かりやすく整理しました。
DJIスマートジンバルとは?初心者でもわかる基本と魅力を解説
DJIスマートジンバルは、スマートフォンを取り付けて使用する撮影補助機材です。
単なる自撮り棒とは異なり、精密なモーター制御によって手ブレを物理的に打ち消し、プロが撮影したような滑らかな映像を実現します。
スマートジンバルとは?手ブレ補正の仕組みと必要性
スマートジンバル(スマートフォン用ジンバル)は、一般的に3軸スタビライザーとも呼ばれます。
これは、上下(チルト)、左右(パン)、回転(ロール)の3方向の揺れを感知し、モーターが逆方向に動くことでカメラの水平を保つ仕組みです。
スマートフォン本体にも「電子式手ブレ補正」や「光学式手ブレ補正」が搭載されていますが、歩きながらの撮影や激しい動きの中では限界があります。
ジンバルを使用することで、物理的に揺れを吸収し、浮遊感のある滑らかな映像を撮影することが可能になります。
DJIスマートジンバルが選ばれる3つの理由
数あるジンバルメーカーの中で、DJI製品が多くのユーザーに選ばれているのには明確な理由があります。
- 高度な安定性能
ドローン技術で培った優れたモーター制御技術により、強力な手ブレ補正を実現しています。 - 専用アプリ「DJI Mimo」との連携
ハードウェアだけでなく、専用アプリと連携することで、撮影、編集、共有までをシームレスに行えます。 - 使いやすさを追求したデザイン
折りたたみ式で持ち運びやすく、マグネット着脱式(Osmo Mobileシリーズ)など、初心者が直感的に扱える工夫が凝らされています。
専用アプリと連携することで、撮影から編集までをスムーズに行える点が大きな魅力です。
主な機能と撮影体験の変化(ActiveTrack, タイムラプスなど)
DJIスマートジンバルを使うと、単に手ブレがなくなるだけでなく、撮影体験そのものが変化します。
- ActiveTrack(アクティブトラック)
被写体を画面上で指定すると、AIが自動で認識して追尾し続けます。子供やペット、自分自身を撮影する際に、カメラマンがいるかのような構図を維持できます。 - タイムラプス・モーションラプス
時間の流れを早回しにした映像を撮影できます。ジンバルがゆっくりと動きながら撮影することで、動きのあるダイナミックなタイムラプス動画が作れます。
特にActiveTrack(アクティブトラック)の精度はモデルごとに進化しており、最新版ではより正確な追尾が可能です。
【比較】DJIスマートジンバル主要モデル一覧と選び方
DJIのハンドヘルド製品には、大きく分けて「スマートフォンを取り付けるタイプ」と「カメラが一体になったタイプ」があります。
それぞれの特徴を理解し、用途に合ったモデルを選びましょう。
「Osmo Mobile」シリーズと「Osmo Pocket」シリーズの違い
まずは、製品カテゴリの大きな違いを整理します。
- Osmo Mobileシリーズ(スマートフォン用ジンバル)
手持ちのスマートフォンを取り付けて使用します。スマホの高性能なカメラやアプリを活かして撮影したい方、大画面で確認しながら撮影したい方に適しています。 - Osmo Pocketシリーズ(ジンバルカメラ)
超小型カメラとジンバルが一体化しています。スマホを使わずに単体で撮影が可能で、ポケットに入るサイズ感が魅力です。
最新モデルを含む各製品の機能・特徴比較表
現在主流となっているOsmo Mobileシリーズの主なモデルを比較します。
| 特徴 | Osmo Mobile 6 | Osmo Mobile SE | Osmo Mobile 7 |
|---|---|---|---|
| タイプ | ハイエンドモデル | エントリーモデル | 最新世代モデル |
| 手ブレ補正 | 3軸 | 3軸 | 3軸 |
| 追尾機能 | ActiveTrack 6.0 | ActiveTrack 5.0 | ActiveTrack 7.0 |
| 内蔵延長ロッド | あり | なし | – |
| 特徴 | 起動が速く、自撮りに便利な延長ロッド内蔵 | 基本機能充実でコスパが高い | 高精度追尾と軽量設計 |
| 重量 | 約309g | 約352g | 約300g |
Osmo Mobile 6は、内蔵延長ロッドやサイドホイールによるズーム/フォーカス調整が可能で、よりクリエイティブな撮影を目指す方に適しています。
一方、Osmo Mobile SEは延長ロッドはありませんが、手ブレ補正やマグネット着脱などの基本機能を押さえており、手軽に始めたい方におすすめです。
自撮りやハイアングル撮影が多い方は、延長ロッド内蔵のOsmo Mobile 6が特に便利です。
あなたに最適なDJIスマートジンバルを見つける診断チャート
どのモデルが良いか迷う場合は、以下の基準で選んでみてください。
- 「スマホの画質で十分満足している?」
はい → Osmo Mobileシリーズへ
いいえ(専用カメラが欲しい) → Osmo PocketシリーズまたはOsmo Actionシリーズへ - 「自撮りやハイアングル(高い位置)からの撮影を頻繁にする?」
はい → Osmo Mobile 6(延長ロッド内蔵で便利)
いいえ → Osmo Mobile SE(コストパフォーマンス重視) - 「最新の追尾性能や軽さを最優先したい?」
はい → Osmo Mobile 7(最新技術を搭載)
DJI製品で水中撮影は可能?対応モデルと必要な機材を徹底解説
「海やプールでジンバルを使いたい」というニーズは多いですが、ここには大きな注意点があります。
DJI製品の水中対応状況について、正しい知識を持ちましょう。
DJIスマートジンバルの防水・防塵性能と水中での使用可否
結論から申し上げますと、Osmo Mobileシリーズは、公式に防水仕様とは記載されていません。
DJI公式サイトや製品仕様書において、これらのスマートフォン用ジンバルに特定のIP等級(防水・防塵性能)の記載はなく、水中での使用は想定されていません。
水没させると故障の原因となり、保証の対象外となる可能性が高いため、水中での使用は避けてください。
水辺で使用する際は、落下防止ストラップを使用するなど、水没対策を徹底しましょう。
DJI製品で水中撮影可能なモデル(Osmo Actionなど)
水中撮影を行いたい場合は、ジンバルではなく「アクションカメラ」を選択するのが正解です。
- Osmo Action(DJI Action)シリーズ
DJIのアクションカメララインナップです。これらは本体のみで優れた防水性能を持っており、モデルによっては水深10m以上でもハウジングなしで撮影が可能です。
また、強力な電子式手ブレ補正(RockSteadyなど)を搭載しており、水中でもジンバル不要で安定した映像が撮れます。
水中撮影に必要なアクセサリー(防水ケース・ハウジングなど)
Osmo Actionシリーズであっても、より深い場所(ダイビングなど)で撮影する場合や、過酷な環境下では専用のアクセサリーが必要です。
- 防水ケース(ハウジング)
メーカー規定の水深を超える場合に使用します。水圧からカメラを守り、万が一の浸水を防ぎます。 - フローティングハンドル
万が一手から離してしまっても、カメラが水面に浮くようにするグリップです。紛失防止に役立ちます。
安全に水中撮影を行うための注意点
水中撮影を行う際は、以下の点に注意してください。
- 使用前の点検
防水ケースのパッキンにゴミや砂が挟まっていないか必ず確認してください。 - 塩水への対応
海で使用した後は、必ず真水で洗い流し、塩分を除去してください。錆や腐食の原因になります。 - スマホジンバルの扱い
前述の通り、Osmo Mobileシリーズは水中不可です。
海で使用した後は、必ず真水で洗い流して塩分を除去することが重要です。
DJIスマートジンバルを最大限に活用する撮影テクニックと応用事例
手に入れたジンバルを使いこなすための、具体的な撮影テクニックを紹介します。
シーン別!初心者でも簡単にプロ級動画を撮るコツ(Vlog, 旅行, 日常)
- Vlog・自撮り
Osmo Mobile 6などの延長ロッドを活用し、背景を広く入れた構図で撮影します。顔追尾機能をオンにすれば、歩きながらでも常に顔が中心に収まります。 - 旅行・風景
「パノラマ撮影」モードを活用しましょう。ジンバルが自動で角度を変えて複数枚撮影し、合成して広大な風景写真を作成してくれます。 - 日常・ペット
ローアングル(低い位置)からの撮影を試してみましょう。ジンバルを逆さに持つことで、ペットや子供の目線に合わせた臨場感ある映像が撮れます。
インテリジェント機能を使いこなす!ActiveTrackとタイムラプス活用法
ActiveTrackを活用すれば、画面上で被写体をドラッグして囲むだけで追尾が始まります。
動き回る子供や、ダンスの練習風景などを固定カメラで撮影する際にも非常に便利です。
また、モーションラプスは通常のタイムラプスに「動き」を加える機能です。
A地点からB地点へ、カメラをゆっくり動かしながら時間を圧縮した映像を撮ることで、街の移ろいなどをドラマチックに表現できます。
DJI Mimo/LightCutアプリで差をつける編集術
DJIのジンバルは、撮影後の編集も簡単です。
- DJI Mimoアプリ
「ストーリーモード」を使えば、テンプレートに合わせて撮影するだけで、音楽やエフェクトが付いたショートムービーが自動生成されます。 - LightCutアプリ
DJIが推奨するAI編集アプリです。撮影した素材を選ぶだけで、AIがハイライトシーンを抽出し、リズムに合わせた編集をワンタップで行ってくれます。
LightCutアプリを使えば、AIが自動でハイライトを抽出し、ワンタップで編集が完了します。
DJIスマートジンバル選びで失敗しないための注意点とよくある質問
購入後に「使えなかった」とならないよう、事前に確認すべきポイントをまとめました。
購入前に確認すべきポイント(スマホ互換性、バッテリー、耐久性)
まず、スマートフォンの互換性を確認しましょう。
お使いのスマートフォンの「幅」と「重量」が、ジンバルの対応範囲内か確認してください。特に大型のスマホや、厚みのあるケースを付けている場合は注意が必要です。
また、多くのモデルでバッテリーは内蔵式で、交換はできません。長時間の撮影にはモバイルバッテリーを併用することをおすすめします。
DJIスマートジンバルに関するよくある質問Q&A
Q. ジンバルにスマホケースを付けたままでも装着できますか?
A. 薄型のケースであれば装着可能な場合が多いですが、厚みのある手帳型ケースやリング付きケースは、バランスが取れなかったり、クランプに挟まらなかったりするため、外す必要があります。
Q. アプリを使わなくても撮影できますか?
A. 基本的な手ブレ補正機能はアプリなしでも動作しますが、ActiveTrackやズーム機能、特殊な撮影モードを使用するには、Bluetooth接続とDJI Mimoアプリが必要です。
公式サポートと保証について
DJI製品にはメーカー保証が付帯していますが、保証期間や内容は製品ごとに異なります。
また、有償の保証プラン「DJI Care Refresh」に加入することで、水没や衝突による故障時に少額の追加費用で交換サービスを受けられる場合があります。
特にアウトドアで使用する頻度が高い方は、DJI Care Refreshへの加入を検討すると安心です。
まとめ
本記事の要点と最適なジンバル選びのヒント
- 基本機能
DJIスマートジンバルは、3軸手ブレ補正とAI追尾機能により、スマホでプロ並みの映像を撮影できるツールです。 - 選び方
延長ロッドや高機能を求めるなら「Osmo Mobile 6」、コスパ重視なら「Osmo Mobile SE」がおすすめです。 - 水中撮影
スマホ用ジンバル(Osmo Mobileシリーズ)は防水ではありません。水中撮影には「Osmo Action」シリーズを選びましょう。
今すぐDJIスマートジンバルで新しい動画表現を始めよう
手ブレのない滑らかな映像は、見る人を惹きつけ、思い出をより鮮明に残します。
自分の用途に合ったDJIスマートジンバルを選び、日常の風景や旅の思い出を、映画のようなクオリティで記録してみてはいかがでしょうか。
まずは対応するスマートフォンを確認し、あなたにぴったりの一台を見つけてください。


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