DJIのドローンやカメラ、マイク製品を購入する際、多くのユーザーが気になるのが「保証」の仕組みです。
高機能な精密機器であるため、万が一の故障や破損に備えておきたいと考えるのは当然のことでしょう。
DJI製品には、購入時に標準で付帯する「通常保証」と、追加料金を支払って加入する手厚い保証サービス「DJI Care Refresh(ディージェイアイ ケア リフレッシュ)」の2種類が存在します。
しかし、それぞれの補償範囲や適用条件、特に「DJIマイク」のようなアクセサリー製品への適用については、情報が複雑で分かりにくいと感じる方も少なくありません。
本記事では、DJI製品の保証制度について、初心者の方にも分かりやすく網羅的に解説します。
通常保証とDJI Care Refreshの違い、それぞれのメリット、そしてご自身の利用スタイルに合わせた選び方を整理してお届けします。
DJI製品の「保証」は2種類|通常保証とDJI Care Refreshで安心を確保
DJI製品を安心して利用するためには、まず2つの保証制度の基本を理解することが重要です。
標準のメーカー保証と、有料の包括的な保証プランでは、カバーされる範囲が大きく異なります。
DJI製品に標準で付帯する「通常保証」の概要と期間
DJI製品を正規ルートで購入した場合、標準で「メーカー保証(通常保証)」が付帯します。
これは、製品の品質に起因する不具合や欠陥が発生した場合に適用されるものです。
一般的に、初期不良や自然故障(ユーザーの過失がない状態での故障)が対象となります。
DJIの公式情報によると、保証期間内に製品品質による欠陥が認められた場合、修理ではなく「製品交換」で対応されるケースが一般的です。
特に「DJI Mic 2」や「DJI Mic」などのマイク製品に関しては、購入時にパッケージ内のQRコードをスキャンし、DJI公式サイトで登録を行うことで、保証期間を1年間延長できる仕組みが用意されています。
マイク製品は購入後速やかに公式サイトで登録を行い、保証期間を延長しましょう。
落下・水没・紛失も安心!手厚いサポート「DJI Care Refresh」とは?
「DJI Care Refresh」は、通常保証ではカバーしきれない事故やトラブルに対応するための有料保証プランです。
このプランの最大の特徴は、「偶発的な損傷」を幅広くカバーしている点です。具体的には以下のケースが対象となります。
- 操作ミスによる衝突や落下
- 水没による故障
- 経年劣化や自然摩耗
- ドローンの飛行紛失(一部対象製品のみ)
通常保証では「ユーザーの過失」による故障は有償修理となります。
しかし、DJI Care Refreshに加入していれば、一定の追加費用(交換費用)を支払うことで、新品または新品同等の製品に交換してもらうことができます。
【早見表】通常保証とDJI Care Refreshの主な違いを比較
2つの保証の違いを整理すると、以下のようになります。
通常保証
- 費用: 無料(製品価格に含まれる)
- 対象: 初期不良、製品品質に起因する自然故障
- 対象外: 落下、水没、操作ミスによる破損、紛失
- 対応: 無償修理または交換(条件による)
DJI Care Refresh
- 費用: 有料(製品ごとにプラン料金が異なる)
- 対象: 衝突、水没、落下、経年劣化、飛行紛失(対応機種のみ)
- 期間: 1年版または2年版を選択可能
- 対応: 少額の免責金(交換費用)でのリフレッシュ交換
通常保証は「製品の欠陥」への備え、Care Refreshは「事故」への保険と考えましょう。
DJI Care Refreshのプラン内容と具体的な料金・対象製品
DJI Care Refreshには、期間や交換回数が異なるプランが用意されています。ここでは具体的なプラン内容について解説します。
DJI Care Refreshの保証期間と交換回数(1年/2年プラン)
DJI Care Refreshには主に「1年プラン」と「2年プラン」の2種類があります。それぞれのサービス内容は以下の通りです。
- 1年プラン
サービス有効期間:1年間
リフレッシュ交換回数:最大2回
(ドローンの場合)飛行紛失保証:そのうち1回まで利用可能 - 2年プラン
サービス有効期間:2年間
リフレッシュ交換回数:最大4回
(ドローンの場合)飛行紛失保証:そのうち2回まで利用可能
また、1年プランの期間終了後、条件を満たせば最大3年まで保証を更新(延長)できる場合があります。
ただし、すべての製品が更新に対応しているわけではないため、詳細は公式サイトでの確認が必要です。
【製品カテゴリ別】DJI Care Refreshの購入料金と交換費用
DJI Care Refreshの加入料金(プラン購入費)および、故障時に製品を交換する際の「交換費用」は、製品モデルごとに細かく設定されています。
ドローン、ハンドヘルドカメラ(Osmoシリーズなど)、その他の製品で料金体系は異なります。
公式情報では全製品の一覧表は公開されておらず、製品購入ページやサポートページで個別に確認する必要があります。
一般的に、高額なドローンほど加入料金や交換費用も高く設定されています。
加入を検討する際は、本体価格だけでなく、万が一の際の交換費用(免責金額)も予算に入れておくことが大切です。
DJIマイクも対象!費用と具体的な補償範囲
「DJI Mic」や「DJI Mic 2」などのオーディオ製品についても、保証の適用範囲が気になるところです。
前述の通り、DJIマイクシリーズには標準でメーカー保証が付帯しており、登録による期間延長が可能です。
一方で、DJI Care Refreshがマイク製品に対して提供されているか、またその具体的な料金や交換費用については、調査時点の公式公開情報に詳細な一覧としての明記がありません。
一般的にDJI Care Refreshはドローンやカメラ製品を主対象としていますが、製品ラインナップの拡大に伴い対象製品は変化します。
マイク製品単体での加入が可能かどうかは、購入時のオプション選択画面や公式サイトで最新情報を必ず確認してください。
もし対象である場合、想定される補償範囲には、水没や落下による破損が含まれると考えられます。
衣服への着脱時の落下や雨天収録のリスクがある場合、保証の有無は非常に重要です。
どんな人がDJI Care Refreshに加入すべき?状況に応じた判断ポイント
有料の保証サービスであるため、全員が必ず加入すべきとは限りません。利用シーンや目的に応じて判断しましょう。
DJI Care Refresh加入のメリット・デメリットを徹底解説
メリット
- 精神的な安心感: 「壊しても交換できる」という安心感があるため、ドローンの飛行や撮影に集中できます。
- 迅速な対応: 「DJI Care Express」を利用すると、故障品の受領確認を待たずに交換品が発送され、ダウンタイムを短縮できます。
- 往復送料無料: 交換サービス利用時の送料をDJIが負担してくれます。
デメリット
- コスト: 本体価格に加え、プラン購入費と交換時の費用がかかります。
- 利用しない可能性: 丁寧に扱い、事故がなければ掛け捨てになります。
こんな人は加入を検討しよう|利用シーン別おすすめ度
以下のようなユーザーには、DJI Care Refreshへの加入を強くおすすめします。
- ドローン初心者: 操作に慣れていない時期は、衝突や落下の墜落リスクが非常に高いため。
- 水辺や海上での使用: 水没は通常保証の対象外であり、全損となる可能性が高いため。
- 業務利用(プロユース): 機材トラブルによる業務停止時間を最小限に抑える必要があるため。
- アクティブな撮影: アクションカメラなどを激しいスポーツで使用する場合。
通常保証だけで十分なケースと保証対象外の利用方法
一方で、以下のようなケースでは通常保証のみでも対応できる場合があります。
- 屋内での定点撮影がメイン: 落下や衝突のリスクが極めて低い環境で使用する場合。
- 「dji マイク iphone」接続などのライトな利用: スマートフォンに接続して手持ちでインタビューを撮るなど、激しい動きを伴わない場合。
改造や非正規部品の使用は、どの保証プランでも適用外となるため注意が必要です。
DJI Care Refreshの購入条件・期限とサービス利用の流れ
加入には期限があり、いつでも入れるわけではありません。適切なタイミングを逃さないようにしましょう。
DJI Care Refreshの購入条件と加入期限(新規・更新)
DJI Care Refreshは、原則として「製品購入直後」または「アクティベーション(初期設定)を行ってから一定時間以内」の製品のみ加入可能です。
ドローンの場合はアクティベーション後48時間以内、ハンドヘルド製品の場合は30日以内といった規定が設けられることが一般的ですが、製品によって異なる場合があります。
期限を過ぎてしまった場合、DJIカスタマーサポートによる点検(ビデオ検証など)が必要になることがあるため、製品購入と同時に加入するのが最もスムーズです。
また、1年プラン終了後の更新(延長)は、サービス有効期間終了後15日以内に行う必要があります。
紛失・破損時も安心!サービス利用の具体的な手順
万が一、製品が故障や破損した場合は、以下の手順でサービスを利用します。
- オンライン申請: DJI公式サイトのサポートページから修理・交換の申請を行います。
- 製品の発送: 故障した製品をDJI指定の修理センターへ発送します(DJI Care Refresh利用時は送料無料)。
- 費用支払い: 交換費用(免責金)の請求が来るので支払います。
- 交換品の受取: 新品または新品同等の製品が届きます。
「DJI Care Express」を利用すれば、製品発送と同時に交換手続きが進むため、より早く手元に戻ってきます。
【注意】保証適用外となる主なケースとよくある誤解
DJI Care Refreshは手厚い保証ですが、万能ではありません。以下のケースは対象外となることが一般的です。
- 全損した製品が手元にない場合: 紛失保証対象のドローンを除き、交換には故障した本体の回収が必要です。
- 故意による破損: わざと壊したと判断される場合。
- 盗難: 盗難に対する補償は含まれていません。
- 非正規の修理・改造: 自身で分解したり、非正規店で修理した痕跡がある場合。
DJI製品の保証に関するよくある疑問Q&A
最後に、保証に関してよく寄せられる疑問をまとめました。
DJI Care Refreshは中古製品でも加入できる?
公式情報において、中古製品への加入可否は明確に規定されていませんが、原則として「アクティベーション後の時間制限」が適用されます。
そのため、前オーナーがアクティベーション済みで期間が経過している中古品の場合、そのままでは加入できない可能性が高いです。詳細はDJIサポートへ個別にお問い合わせすることをおすすめします。
保証期間が過ぎた製品の修理費用はどれくらい?
保証期間外、または保証対象外の故障の場合、修理費用は実費請求となります。
費用は故障箇所や部品代、技術料によって大きく変動するため、一概には言えません。修理センターに製品を送り、見積もりを出してもらう必要があります。
DJI Care Refreshの更新時期を忘れないための対策は?
更新可能な期間はサービス終了後15日以内と短いため、カレンダーやリマインダーアプリに登録しておくことを推奨します。
また、DJI公式サイトで製品のシリアルナンバーを入力すると、現在の保証状況を確認できます。
DJIマイクが故障した場合、どのくらいで交換品が届く?
「dji マイク」などの製品が故障し、DJI Care Refresh(Express利用)で交換する場合、在庫状況にもよりますが、製品発送から数日〜1週間程度で交換品が届くケースが多いです。
通常修理の場合は、点検や修理作業が入るため、さらに時間がかかることがあります。
DJIの保証を理解して製品を最大限に活用しよう!
DJI製品を長く安心して使い続けるためには、ご自身の利用スタイルに合った保証プランを選ぶことが大切です。
- 通常保証: 初期不良や自然故障に対応。マイク製品などは登録で期間延長が可能。
- DJI Care Refresh: 落下や水没など、アクシデントによる故障を幅広くカバー。
特にドローンやアクションカメラなど、過酷な環境で使う製品にはDJI Care Refreshの加入が強く推奨されます。
一方で、屋内利用がメインのマイク製品などは、通常保証の内容をしっかり確認した上で判断すると良いでしょう。
万が一のトラブルに備え、保証の仕組みを正しく理解し、FlyMovie Tech読者の皆様が快適なテックライフを送れることを願っています。


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