dji モバイルバッテリー選び方と純正・他社比較

dji モバイルバッテリー選び方と純正・他社比較

この記事の結論
・DJI製品の屋外撮影には、機動力を損なわず稼働時間を延ばせるモバイルバッテリーが必須

・ドローンには高出力・大容量、モーションコントローラーには軽量モデルなど、製品ごとのスペック選びが重要

・純正の双方向充電ハブや信頼できるサードパーティ製(Anker/CIO)を使い分け、安全な充電環境を整える

ドローンによる空撮やアクションカメラでのVlog撮影など、DJI製品は私たちの映像表現を大きく広げてくれます。

しかし、屋外での撮影において常に付きまとうのが「バッテリー切れ」の不安です。特に、複数のバッテリーを持ち歩けない場合や、長時間の撮影を行う際には、予備の電源確保が欠かせません。

そこで役立つのが、携帯性に優れたモバイルバッテリーです。

本記事では、DJI製品(ドローン、モーションコントローラー3、アクションカメラなど)を使用するユーザーに向けて、最適なモバイルバッテリーの選び方を解説します。製品ごとの推奨スペックや、純正品とサードパーティ製品の違いについても事実に基づいて整理しましたので、ぜひ機材選びの参考にしてください。

目次

DJI製品にモバイルバッテリーが必要な理由とポータブル電源との違い

屋外でDJI製品を使用する際、コンセントがない環境でも充電できる手段を確保することは、撮影の成功率を大きく左右します。

ここでは、モバイルバッテリーのメリットと、よく比較されるポータブル電源との違いについて解説します。

DJI製品を屋外で快適に使うためのモバイルバッテリーのメリット

モバイルバッテリーを導入する最大のメリットは、機動力を損なわずに稼働時間を延長できる点です。

ドローンのフライトバッテリーや送信機、アクションカメラのバッテリーは、高画質な撮影を行うほど消耗が早くなります。

予備のフライトバッテリーを複数購入するのはコストがかかりますが、モバイルバッテリーがあれば、移動中や休憩中に手軽に充電を行い、撮影チャンスを逃すリスクを減らすことができます。特に、軽量なモバイルバッテリーであれば、バックパックのポケットに入れても負担になりません。

「モバイルバッテリー」と「ポータブル電源」の違いを明確化

電源確保の手段として「ポータブル電源」も人気ですが、モバイルバッテリーとは明確な違いがあります。

  • モバイルバッテリー
    • 特徴: 手のひらサイズで軽量(数百グラム程度)。USBポートからの出力がメイン。
    • 用途: スマートフォン、アクションカメラ、送信機、ドローンのバッテリーハブへの給電。
    • メリット: 持ち運びが容易で、登山や徒歩移動の撮影に適している。
  • ポータブル電源(例:DJI Power シリーズなど)
    • 特徴: 大型で重量がある(数キログラム以上)。AC電源(コンセント)出力が可能で大容量。
    • 用途: ドローンのバッテリーをAC充電器で急速充電する、PCや照明機材への給電。
    • メリット: 高出力で充電速度が速いが、車移動やベースキャンプでの使用が前提となる。

本記事では、携帯性を重視し、バックパックに入れて持ち運べる「モバイルバッテリー」に焦点を当てて解説します。

携帯性を重視するなら、バックパックに入る軽量なモバイルバッテリーが最適です。

DJI製品用モバイルバッテリー選びの基本3つのポイント(容量・出力・ポート)

DJI製品に適したモバイルバッテリーを選ぶ際は、以下の3点を必ず確認しましょう。

  1. バッテリー容量(mAh / Wh)
    充電したい機器のバッテリー容量に対して、十分な余裕があるかを確認します。一般的に10,000mAh〜20,000mAhのモデルがバランス良くおすすめです。
  2. 出力(W数・規格)
    充電速度に関わる重要な要素です。「USB PD(Power Delivery)」に対応しているかが鍵となります。ドローンの急速充電には30W〜65W以上の高出力が必要な場合がありますが、送信機などは低出力でも充電可能なケースがあります。
  3. ポートの種類と数
    現在のDJI製品の多くはUSB Type-C端子を採用しています。USB-Cポートを備え、必要に応じて複数台同時充電ができるモデルが便利です。

【DJI製品別】最適なモバイルバッテリーの選び方と推奨モデル

DJI製品はモデルによってバッテリー容量や充電仕様が異なります。ここでは主要な製品カテゴリーごとに、どのようなスペックのモバイルバッテリーが適しているかを解説します。

ドローン(DJI Air 3/Mini 4 Proなど)におすすめのモバイルバッテリー

ドローンのフライトバッテリー(インテリジェントフライトバッテリー)は容量が大きいため、モバイルバッテリーにも大容量かつ高出力が求められます。

  • 推奨スペック: 容量20,000mAh以上、出力30W〜65W以上(USB PD対応)
  • 理由: ドローンのバッテリーハブは、高出力の入力に対応しているものが多く、出力が低いモバイルバッテリーでは充電に時間がかかる、あるいは充電できない場合があります。特にDJI Air 3などの大型機はバッテリー容量も大きいため、PC充電にも使えるクラスのモバイルバッテリーが適しています。

ドローンの急速充電には、必ず30W〜65W以上のUSB PD対応モデルを選びましょう。

DJI モーションコントローラー3/FPVドローンにおすすめのモバイルバッテリー

FPVドローン操作用の「DJI RC Motion 3」などは、ドローン本体に比べてバッテリー容量が小さく、充電仕様も控えめです。

  • DJI RC Motion 3 のバッテリー仕様
    • バッテリー容量: 2600 mAh
    • 充電タイプ: 5 V、2 A
    • 充電時間: 約2時間
  • 推奨スペック: 容量5,000mAh〜10,000mAh、出力10W(5V/2A)以上
  • 選び方: DJI RC Motion 3は5V/2Aでの充電に対応しており、特別な高出力モデルでなくても充電可能です。軽量な10,000mAhクラスのモバイルバッテリーであれば、数回の満充電が可能であり、荷物を軽くしたいFPVパイロットに適しています。

アクションカメラ・ジンバル(Osmo Action/Pocketなど)におすすめのモバイルバッテリー

Osmo ActionシリーズやOsmo Pocketシリーズは、本体が小型であるため、モバイルバッテリーもコンパクトさを重視するのがおすすめです。

  • 推奨スペック: 容量10,000mAh程度、コンパクトサイズ
  • 選び方: 撮影しながら給電(給電撮影)を行う場合、カメラに取り回しやすい小型・軽量モデルが有利です。ケーブルが邪魔にならないよう、L字型のコネクタを使用するなどの工夫も有効です。

汎用的に使える!高出力・複数ポート対応モバイルバッテリー

複数のDJI製品(ドローン、送信機、カメラ)を同時に持ち歩く場合は、多機能なモバイルバッテリーが一つあると安心です。

  • 推奨スペック: 容量20,000mAh〜24,000mAh、合計出力65W〜100W以上、USB-Cポート×2以上
  • メリット: ドローンのバッテリーを急速充電しつつ、空いているポートで送信機やスマートフォンを同時に充電できます。1台で完結するため、機材管理が楽になります。

DJI純正品 vs. 信頼できるサードパーティ製モバイルバッテリー比較

「DJI純正のモバイルバッテリーはあるのか?」という疑問を持つ方も多いでしょう。ここでは、DJIが提供する充電ソリューションと、サードパーティ製品の選び方について比較します。

DJI純正モバイルバッテリーのメリット・デメリットと特徴

現時点において、DJIはスマートフォン充電用のような一般的な「小型モバイルバッテリー」を主要製品として単体販売しているわけではありません。しかし、DJIには「双方向充電ハブ」という独自のソリューションが存在します。

  • 双方向充電ハブとは: DJI Mini 4 Proなどの一部のドローンに付属・別売される充電ハブには、フライトバッテリーの残量をUSB端子から出力し、スマートフォンなどを充電できる機能(モバイルバッテリー機能)が備わっているものがあります。
  • メリット: ドローンの予備バッテリーをモバイルバッテリーとして有効活用できるため、追加の荷物が減ります。純正品ならではの安心感と互換性があります。
  • デメリット: フライトバッテリーの残量を消費するため、ドローンを飛ばす時間が減ってしまいます。あくまで緊急用の電源として捉えるのが適切です。

また、大型の電源としては「DJI Power」シリーズ(ポータブル電源)が展開されていますが、これは携帯用モバイルバッテリーとはカテゴリーが異なります。

純正の双方向充電ハブを使えば、予備バッテリーをモバイルバッテリーとして活用可能です。

Anker/CIOなど人気サードパーティ製モバイルバッテリーのメリット・デメリット

多くのDJIユーザーは、AnkerやCIOといった信頼できるサードパーティ製モバイルバッテリーを利用しています。

  • メリット:
    • 種類が豊富: 容量、サイズ、出力のバリエーションが多く、用途に合わせて最適なものを選べる。
    • コストパフォーマンス: 性能に対して価格が手頃なモデルが多い。
    • 最新技術: GaN(窒化ガリウム)採用などで、小型かつ高出力なモデルが多い。
  • デメリット:
    • 製品によっては相性問題が発生する可能性がある(ただし、有名メーカーのPD対応品であればトラブルは少ない)。

コスパ重視?性能重視?ブランド別の選び方と注目ポイント

  • 信頼性とサポート重視なら: Ankerなどの大手ブランド。実績が豊富で保証体制が整っています。
  • 小型・軽量重視なら: CIOなどの国内メーカー。日本市場向けに小型化された高出力モデルが多く、荷物を減らしたいユーザーに適しています。
  • 純正統一なら: DJIの「双方向充電ハブ」を活用し、フライトバッテリーを多めに持ち歩くスタイルがおすすめです。

DJI製品を安全に充電!モバイルバッテリー活用術と注意点

モバイルバッテリーは便利な反面、使い方を誤ると充電効率が落ちたり、機器の寿命を縮めたりする可能性があります。安全に運用するためのポイントを解説します。

充電ポート・ケーブルの互換性と適切な選び方

モバイルバッテリー本体の性能だけでなく、使用するケーブルも重要です。

  • USB PD対応ケーブル: 高出力(60W以上など)で充電する場合、対応する「e-Marker」チップ搭載のケーブルが必要になることがあります。付属のケーブルや、信頼できるメーカーのPD対応ケーブルを使用しましょう。
  • 端子の確認: DJI製品の多くはUSB-Cですが、古いモデルではMicro USBの場合もあります。事前に端子形状を確認してください。

高速充電とバッテリー寿命を両立させるコツ

リチウムイオンバッテリーは特性上、極端な使い方は寿命を縮める原因になります。

  • 過放電・過充電を避ける: バッテリー残量が0%のまま長期間放置したり、満充電のまま高温環境に置いたりすることは避けましょう。
  • 継ぎ足し充電: 現代のリチウムイオンバッテリーは継ぎ足し充電に強いため、こまめに充電しても大きな問題はありませんが、熱を持った状態での充電は避けるのが無難です。

モバイルバッテリーの保管・メンテナンス方法とトラブルシューティング

DJI製品と同様に、モバイルバッテリーも温度管理が重要です。

  • 温度範囲: DJI RC Motion 3の充電温度範囲は0℃~50℃、動作環境温度は-10℃~40℃とされています。極寒の雪山や、真夏の車内など、極端な温度環境での充電・放置は避けてください。特に低温下ではバッテリー性能が著しく低下し、充電できない場合があります。
  • 保管: 長期間使用しない場合は、50〜60%程度の残量で保管するのが理想的です。

極端な温度環境での充電は避け、長期間使わない場合は50〜60%の残量で保管してください。

まとめ

DJI製品での撮影を快適にするためには、機材に合ったモバイルバッテリー選びが重要です。

  • ドローン: 高出力(PD対応)かつ大容量(20,000mAh〜)を選ぶ。
  • DJI RC Motion 3: 5V/2A対応の軽量モデル(10,000mAhクラス)で十分対応可能。
  • 純正活用: 「双方向充電ハブ」を使えば、フライトバッテリーをモバイルバッテリー代わりにできる。

ご自身の撮影スタイルや持ち運べる荷物の量に合わせて、最適な電源環境を整え、バッテリー切れを気にせず空撮やVlog撮影を楽しんでください。

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