ドローン市場で世界的なシェアを誇るDJIですが、その高度な技術を応用した「手持ちカメラ」も多くのユーザーから支持されています。
「Vlogを始めたいけれど、どのカメラが良いかわからない」「アクションカメラとジンバルカメラ、自分にはどっちが合っているの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、DJIカメラの全種類を整理し、各モデルの特徴やスペック、そして失敗しない選び方を徹底解説します。
初心者の方でも安心して最適な一台を選べるよう、専門用語もわかりやすく説明します。
DJIカメラ全種類を徹底比較!選び方と目的別おすすめモデル
DJIのカメラ製品は、ドローンで培った「映像ブレ補正技術」や「小型化技術」が詰め込まれているのが特徴です。
まずは、DJIカメラの全体像と、なぜこれほどまでに人気があるのかを解説します。
DJIカメラとは?その特徴と映像業界にもたらした革新性
DJIカメラの最大の特徴は、圧倒的な「手ブレ補正性能」と「使いやすさ」にあります。
元々ドローンの空撮において、揺れる機体から滑らかな映像を撮るために開発された「ジンバル(回転台)」や「電子式映像ブレ補正」の技術が、手持ちカメラにも惜しみなく投入されています。
これにより、プロのカメラマンでなくても、歩きながらの撮影や激しいスポーツシーンで、映画のように滑らかな映像を撮影することが可能になりました。
また、スマートフォンアプリとの連携もスムーズで、撮影から編集、共有までが手軽に行える点も、一般ユーザーから選ばれる理由の一つです。
主な製品カテゴリーの概要
DJIのカメラ製品は、大きく以下の4つのカテゴリーに分類されます。
- アクションカメラ(Osmo Actionシリーズ)
防水性や耐衝撃性に優れ、スポーツやアウトドアなど過酷な環境での撮影に適しています。 - ジンバルカメラ(Osmo Pocketシリーズ)
機械式のジンバル(手ブレ補正機構)を内蔵したスティック型のカメラ。日常のVlogや旅行の記録に最適です。 - プロ向けジンバル(RS / RSCシリーズ)
一眼レフやミラーレスカメラを搭載して使用する、本格的な映像制作向けのスタビライザーです。 - その他の映像関連デバイス
ワイヤレスマイクシステム「DJI Mic」や、映画制作向けのシネマカメラ「Ronin 4D」などがあります。
DJIカメラはドローン技術を応用した強力な手ブレ補正が最大の特徴です。
DJIカメラの主要ラインナップ【用途別に徹底解説】
ここでは、各シリーズの具体的な特徴と、どのような用途に向いているかを解説します。
アクションカメラ「DJI Osmo Action」シリーズ(激しい動きの撮影に)
「Osmo Action」シリーズは、手のひらサイズの四角いボディに、強力な耐久性と高画質を詰め込んだアクションカメラです。
最新のラインナップには、Osmo Action 5 ProやOsmo Action 6などが存在します。
これらは防水性能が高く、水中撮影や雪山、泥の跳ねるバイクシーンなどでも安心して使用できます。特に「電子式手ブレ補正」が強力で、激しい振動も滑らかに補正します。
調査データによると、Osmo Action 6では1/1.1インチの大型スクエアセンサーや、DJI初となる可変絞り(f/2.0〜f/4.0)が搭載されており、明るい場所から暗い場所まで柔軟に対応可能です。
ジンバルカメラ「DJI Osmo Pocket」シリーズ(Vlog・手軽な高画質撮影に)
「Osmo Pocket」シリーズは、スティック状の本体の先端に小さなカメラが付いた形状をしています。
このカメラ部分は「3軸メカニカルジンバル」によって物理的に水平を保つため、電子補正特有の画角クロップ(画面が狭くなること)が少なく、非常に自然で滑らかな映像が撮れます。
代表的なモデルであるOsmo Pocket 3は、1インチCMOSセンサーを搭載しており、夜景や薄暗い室内でもノイズの少ない高画質な撮影が可能です。
ポケットに入るサイズ感で、サッと取り出してすぐに撮影できるため、旅行や日常の記録に最適です。
プロ向けジンバル「DJI RS / RSC」シリーズ(本格的な映像制作に)
「DJI RS」や「RSC」シリーズは、カメラそのものではなく、ユーザーが所有する一眼レフやミラーレスカメラを取り付けて使用する「カメラスタビライザー」です。
プロの映像制作現場でも多用されており、重いカメラ機材を載せても安定した撮影が可能です。
フォーカス制御や映像伝送システムとの連携など、高度な撮影機能拡張に対応しています。本格的なシネマティック映像を撮りたいクリエイター向けの製品です。
その他のDJI映像関連デバイス(DJI Mic、Ronin 4Dなど)
カメラ以外にも、映像制作を支えるデバイスが充実しています。
- DJI Mic
ワイヤレスでクリアな音声を収録できるマイクシステム。カメラやスマホに簡単に接続でき、風切り音の低減やバックアップ録音機能を備えています。 - Ronin 4D
ジンバルとシネマカメラ、LiDARフォーカスシステムを一体化したプロフェッショナル向けの映像制作ソリューションです。
用途が明確でない場合は、汎用性の高いOsmo Pocketシリーズを検討してください。
【徹底比較】DJI主要カメラのスペック・価格一覧
購入を検討する際に重要となるスペックと価格について、主要モデルを比較します。
主要モデルの比較ポイント(画質、スタビライザー性能、バッテリーなど)
比較する際は、以下のポイントに注目すると違いがわかりやすくなります。
- センサーサイズ
数字が大きいほど(例:1/1.3型 < 1インチ)、光を多く取り込め、画質が良く暗所に強くなります。 - 手ブレ補正方式
電子式(Actionシリーズ):映像処理でブレを消す。激しい動きに強い。
機械式(Pocketシリーズ):物理的にカメラを安定させる。画質劣化が少なく自然。 - バッテリー駆動時間
長時間の撮影を行う場合は重要です。
DJIカメラ主要モデル スペック比較表
調査データに基づく主要モデルのスペック比較は以下の通りです。
| モデル名 | センサーサイズ | 動画解像度 / フレームレート | 特徴 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|
| Osmo Action 6 | 1/1.1インチ スクエア | 情報なし | 可変絞り(f/2.0-4.0)、2025年11月発売 | ¥77,440 (アドベンチャーコンボ) |
| Osmo Action 5 Pro | 1/1.3型 CMOS | 4K/120p (4:3) | 20m防水、47GB内蔵メモリ、10bit D-Log M | 情報なし |
| Osmo Pocket 3 | 1インチ CMOS | 4K/120p | 2インチ回転式画面、メカニカルジンバル | ¥63,360 |
※価格は販売サイトの2026年時点の参考値であり、変動する可能性があります。
※詳細なスペックは公式サイトの比較ページも併せてご参照ください。
価格帯から見るモデル選びの目安
DJIのコンシューマー向けカメラ(Action、Pocketシリーズ)は、概ね6万円〜8万円前後の価格帯で販売されています。
- 6万円台:標準セット(カメラ本体と基本付属品)。
- 7〜8万円台:コンボセット(予備バッテリーや延長ロッドなどが付属)。
予算を抑えたい場合は、最新モデルの一つ前の世代を検討するのも有効な手段です。
しかし、最新機能(センサーサイズの大型化やバッテリー持続時間の向上)の恩恵は大きいため、使用頻度が高い場合は最新モデルへの投資がおすすめです。
センサーサイズが大きいほど、暗い場所でもきれいに撮影できます。
失敗しない!DJIカメラの選び方【目的別おすすめモデル】
スペックだけでは決めきれない方のために、具体的な利用シーンに合わせた選び方を提案します。
シーン別:Vlog・旅行・日常使いには?
おすすめ:Osmo Pocket シリーズ
旅行や街歩き、日常のVlog撮影には、威圧感がなくサッと取り出せるOsmo Pocketシリーズが最適です。
機械式ジンバルによる安定した映像は、歩き撮りでも酔いにくい映像に仕上がります。また、自撮りモードへの切り替えもスムーズで、顔追尾機能も優秀です。
用途別:アクション・スポーツ撮影には?
おすすめ:Osmo Action シリーズ
サーフィン、スキー、バイク、登山など、カメラが濡れたり衝撃を受けたりする可能性があるシーンでは、Osmo Actionシリーズ一択です。
防水ケースなしでも水中で使用できるモデルが多く、汚れても水洗いできるタフさが魅力です。マウントアクセサリーも豊富で、ヘルメットや自転車への取り付けも簡単です。
予算別:コストパフォーマンスで選ぶには?
最新のフラッグシップモデル(例:Osmo Action 6やPocket 3)は性能が高い分、価格も高めです。
コストパフォーマンスを重視する場合、公式サイトや正規販売店のセール時期を狙うか、必要な機能(例えば4K撮影ができれば十分など)を見極めて、型落ちモデルやスタンダードセットを選ぶのが賢い方法です。
初心者向け:まず試すべきDJIカメラ
初めて動画撮影専用のカメラを買うなら、Osmo Pocket 3のようなジンバルカメラがおすすめです。
理由は、スマホでは難しい「物理的な手ブレ補正」の効果が感動的で、撮影の楽しさを実感しやすいからです。
また、大型センサーによる背景ボケや夜間撮影の強さも、スマホとの違いを明確に感じられるポイントです。
初心者は「物理的な手ブレ補正」を体感できるジンバルカメラから始めましょう。
DJIカメラをさらに使いこなすためのヒントと注意点
購入後に後悔しないよう、事前に知っておくべきポイントや、より便利に使うための情報をまとめます。
購入前に知っておきたいメリット・デメリット
ユーザー視点からの評価は以下の通りです。
- メリット
手ブレ補正が強力:誰でもプロ並みの安定した映像が撮れる。
アプリ連携:「DJI Mimo」アプリを使えば、スマホでのモニタリングや編集が簡単。 - デメリット
バッテリー交換:Pocketシリーズなど一部モデルはバッテリーが内蔵式で交換できない場合があり、長時間の連続撮影にはモバイルバッテリーが必要になることがあります。
熱停止:高画質(4K/120pなど)で長時間撮影し続けると、本体が熱を持ち撮影が停止することがあります。
必須アクセサリーと周辺機器(利便性アップ)
快適な撮影のために揃えておきたいアイテムです。
- microSDカード
高画質録画に対応した高速なカード(UHS-I スピードクラス3以上推奨)が必須です。 - NDフィルター
明るい屋外でシャッタースピードを調整し、自然なモーションブラー(動きのブレ)を表現するために使います。 - 延長ロッド
自撮りの画角を広げたり、高い位置からの撮影に便利です。
DJI Care Refresh(保証サービス)の活用
DJI製品には「DJI Care Refresh」という包括的な保証プランが用意されています。
これは、少額の追加料金で、水没や衝突などによる故障時に製品交換サービスを受けられるものです。
特にアクションカメラやドローンなど、破損リスクが高い製品を使用する場合は加入を強くおすすめします。
最新情報とファームウェアアップデートの重要性
DJI製品は発売後もファームウェアアップデートによって機能が追加・改善されることがよくあります。
例えば、オートフォーカスの精度向上や新しい撮影モードの追加などが行われるため、購入後は定期的にアプリを通じてアップデートを確認し、常に最新の状態に保つことが重要です。
アクションカメラなど破損リスクがある製品は保証サービスへの加入が安心です。
まとめ
あなたに最適なDJIカメラを見つけよう
DJIのカメラは、用途に合わせて明確にキャラクター分けされています。
「タフに使いたいならActionシリーズ」「日常をシネマティックに残したいならPocketシリーズ」「本格的な制作ならRSシリーズ」という基本を押さえれば、選び方は難しくありません。
DJIカメラで広がる映像表現の可能性
テクノロジーの進化により、かつてはプロにしか撮れなかった映像が、今では誰もが手軽に撮影できるようになりました。
FlyMovie Techの理念である「誰もが安心してテクノロジーを使えるようにする」通り、DJIカメラはあなたのクリエイティビティをサポートする頼もしい相棒となるはずです。
ぜひ、自分にぴったりの一台を見つけて、映像表現の世界を楽しんでください。


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