オススメ:動画編集は低価格でもOK!おすすめノートパソコン10選【2022年版】

パソコンレビュー

Bロールで4K120P動画編集ができるPCスペックを解説 DAIV Z9-MVPRで検証してみたよ

※2022年4月に更新しました。

Bロールのカッコイイ動画が作れるパソコンが欲しい!
どんなスペックがイイ?

海外のユーチューバーがα7SⅢを活用したカッコイイBロール映像をたくさんアップしているのを見て、私もBロールを撮って編集したいと思いました。

マウスコンピューターから最新のPCをたくさん借りて連日検証しているうちに、4K120Pのクイック&スローモーションを使ったBロール映像の編集に必要なスペックが見えてきましたよ。

そこでマウスコンピューターの担当者さんに相談して、4K動画編集・カラーグレーディング向けパソコンをコラボ企画パソコンで構成してもらいました。

モデル名は DAIV Z9-MVPRです。

こんな方にピッタリ

✅パソコンに投資を惜しまないクリエイターさん
✅4K120Pのクイック&スローモーション動画をサクサク編集したい方
✅α7SⅢ・GH6で撮影した動画に対応できるパソコンが欲しい方

こんな方にピッタリのコストパフォーマンスです。

動画向け機能てんこ盛りパソコンです!

動画向けの機能フル搭載のハイスペックなパソコンをかなりお買い得な価格で組んでもらえましたよ。

この記事では映像クリエイターが挑戦したいBロールについて、そして4K60Pや120Pの高フレームレート映像でスーパースローモーションの動画編集をしたい方のために動画編集の検証を紹介します。

映像制作会社の社長さんや、フリーランスで活躍するプロの動画クリエイターさんはぜひ参考に読んでみてください。

>>DAIV Z9-MVPRの4K120P動画編集の検証をすぐに見る

この記事で検証するパソコン

マウスコンピューターと当ブログのコラボ企画のパソコンでお買い得な製品です。
カスタマイズでCore i9-12900に変更可能です。

DAIV Z9-MVPR

CPU:Core i7-12700
メモリ:32GB PC4-25600
グラフィックス:GeForce RTX3060 Ti(8GB)
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB + HDD 2TB
Thunderbolt 4拡張カード・DVDドライブ・UHS-II SDカードリーダー
電源:850W

227,091円(税込 249,800円)

>>販売ページを見る


この動画はBロールのカッコイイ動画で有名なクリエイター Daniel Schiffer氏のYouTubeチャンネルの動画の一つで、Bロールの撮影方法を解説してくれています。
Bロールについてよく知りたい方はチャンネル登録おススメです。ぜひご視聴ください。

Bロールって何?

Bロールとは本編映像(Aロール)の間に挿入する断片的な映像のことを指し示しています。

例えば商品紹介の動画では、商品の寄りや使っている様子などがBロールとなります。

グルメレポートのような番組映像では、出来立てで湯気が立ちのぼる料理を箸やスプーンで持ち上げている様子や、シェフが料理を作っている様子などがBロールにあたります。

またインタビュー動画では複数のカメラでインタビューアーを撮影し、編集で切り替えるときの間にBロールを挿入することで同ポジションまたは同サイズの切替でも違和感をなくす効果もあります。

Bロールを撮影するメリット

✅ストーリーをより分かりやすく視聴者に伝える

✅映像の場面切替に活用することで違和感を与えない

✅映像のオシャレさがアップ。視聴者を飽きさせず没入させる効果もある

映画作品では場面転換や時間軸を変える場合にBロールを挿入することで、視聴者に混乱を招かないようにする役割としても利用されています。

参考情報:Bロールの役割|Adobe

近年では一眼ムービーとジンバル・ドローンで撮影した映像をBロールに使ってクオリティの高い動画を作るクリエイターが増えたことで、Bロールの撮影・編集はますます進化しつつあります。

海外の映像クリエイターは断片的なBロール映像だけでエフェクト・トランジションをほとんど使わずにつなぎあわせて一つの作品にしたり、解説映像の冒頭に挿入して映像クオリティを飛躍的に高めています。

中でもα7SⅢやEOS R3のような最新のカメラを使って4K画質のクイック&スローモーションといった高度な映像表現も見られるようになっています。

そしてクイック&スローモーションの撮影・編集方法をレクチャーする映像クリエイターが増えていることもあり、「Bロール」の認知度も高まっているのだと思います。

ただ、このような高品質なBロール映像の動画編集をするにはパソコンのスペックがある程度必要になるため、「撮影は出来たけど、PCスペック不足で編集できない」といった残念なことが起こってしまいます。

クイック&スローモーションはどうしてPCスペックが必要なの?

映像表現の技法のひとつでスローモーションがあります。

Premiere Pro のスローモーション設定画面

クリップの速度を変更する動画編集は特別にパソコンのスペックが必要になることはありません。

ただ、クオリティの高いクイック&スローモーションの映像を作るには高フレームレートで撮影した映像素材を利用することになります。

例えば30(29.97)fpsのタイムラインシーケンスでフレームレート120fpsで撮影した映像を使えば、最大4倍の滑らかなスローモーション映像を作ることができるのです。

フレームレートとスローモーションの関係がよく分からない方は過去に制作した上の動画をご視聴いただければわかるかもです。

また、120fpsのフレームレートで撮影するにはカメラのシャッター速度を1/240秒以上に設定する必要があるので、高感度で撮影出来るカメラやムービー撮影用のライトが必要になります。

SONY α7SⅢでは高感度が最大ISO409600、4K画質で最大フレームレート 120fps(記録方式はXAVC HS・XAVC S)で撮れるため、クイック&スローモーション用動画の撮影に適しています。

一方でα7SⅢの4K120fps映像は1秒間に120フレームの4K画像を圧縮しているので、編集ソフトに読み込んでタイムラインに乗せたときのデコードの負荷がとても大きくなります。

このような撮影素材をスペック不足のパソコンで再生するとカクカクしてロクに編集ができずに悩まされることになります。

今買える4K120Pが編集できるパソコンスペックとは?

この記事を書いている時点でBTOパソコンから選べば、20~30万円の予算ならプロ仕様のパソコンを手に入れることができます。

SONY α7SⅢやCanon EOS R3のようなプロ向けの一眼カメラを使っている方は、是非パソコンのスペックもプロ向けのものを使うのがオススメです。

マウスコンピューターの4K動画編集向けのパソコン 参考スペック

参考にマウスコンピューターが4K~動画編集向けパソコンとして用意しているレギュラーモデルと、今回検証するパソコンの性能を比較してみましょう。

DAIV Z7-3060 Ti
マウスコンピューターの4K~高解像度動画編集向けパソコン 
DAIV Z9-MVPR
当サイト限定販売 カスタマイズモデル
Core i7-12700(12コア20スレッド) Core i7-12700(12コア20スレッド)
水冷CPUクーラー
サイドフロークーラー
水冷CPUクーラー
サイドフロークーラー
GeForce RTX 3060 Ti(8GB ビデオメモリ) GeForce RTX 3060 Ti(8GB ビデオメモリ)
32GBメモリ PC4-25600 32GBメモリ PC4-25600
①M.2 SSD 512GB NVMe Gen4
②HDD 2TB
①M.2 SSD PCIe 3.0 512GB
②HDD 2TB
電源ユニット 700W 【80PLUS® BRONZE】 電源ユニット 850W 【80PLUS® GOLD】
263,780円(税込) 249,800円(税込)

(※搭載されるパーツは購入・出荷時期によって異なる場合があります。)

マウスコンピューターでは4K環境で編集できるクリエイター向けのパソコンをDAIV Z7またはDAIV Z9の名を冠して用意しています。

ここで比較対象にしたDAIV Z7-3060 Tiは「RAW現像や高画質動画のエンコードも快適。第12世代CPU搭載のクリエイター向けデスクトップパソコン」として構成されています。

DAIV Z9-MVPRの外観

一方、コラボモデルのDAIV Z9-MVPRはDAIV Z7-3060 Tiと同等のCPUとメモリを搭載しています。

そしてさらにThunderbolt 4拡張カードを搭載。グラフィックカードはGeForce RTX 3060 Tiで構成してもらいました。

起動ディスクのM.2 SSDはCPUのすぐ下。GPUの下には空きスロットがある

また、DAIV Z9-MVPRは起動ディスクにM.2 SSD PCIe 3.0を搭載しています。

マザーボードには起動ディスクのSSDスロットの他に、ビデオカードと電源ユニットの間にM.2 SSDの空きスロットがあります。

この場所に読み書き速度の速いM.2 SSDを追加し、編集ソフトのプロジェクトと撮影データ・キャッシュデータを保存することでディスクのパフォーマンスを高めることができます。

さらにDAIVにはM. 2 SSDを冷却するためのヒートシンクも標準装備です。

ストレージの読込速度をCrystalDiskMarkで計測

メインSSD 読み書き速度

起動ディスクのM.2 SSDの読書速度をCrystalDiskMarkで計測してみました。

シーケンシャルリード 3,126MB/s、シーケンシャルライトが1,902MB/sです。

ランダムリードは822K、ランダムライトが729Kとなり、M.2 SSD PCIe 3.0でまずまずの性能を持っています。

編集完了したデータは一つのフォルダにまとめてHDDに保存すれば良いでしょう。

DAIV Z9-MVPRは2TBのHDDが標準搭載。空きスロットは3

DAIV Z9-MVPRは2TB容量のHDDが1つ標準装備で空きスロットが3つあり、HDDの追加スペースは十分です。

配線がキレイにまとめられており、内蔵ハードディスクの取り出しも簡単です。

DAIV Z9-MVPR搭載のCPUクーラー

マウスコンピューターのDAIV Z9-MVPRは水冷CPUクーラーが標準装備となっています。

Core i7-12700はProcessor Base Powerが65W。
Maximum Turbo Powerが180W。

なので、水冷・空冷クーラーのどちらでも良さげですが、長時間動画編集で使うなら水冷クーラーが良さそうです。

DAIV Z9-MVPRはサイドクーラーも備わっているので、PC内部の冷却性能は抜群です。

ベンチマーク計測

DAIV Z9-MVPRのベンチマークをPCMARK10で計測

PCMARK10によるDAIV Z9-MVPRのベンチマークスコアは総合で8279という結果が出ました。

その他のスコアは以下の通りです。

Digital Content Creation 12779
Photo Editing Score 16290
Rendering and Visualization Score 17875
Video Editing Score 7168

CPUとビデオカードが同じでも、メモリ容量とSSDの性能が変わるとスコアが大きく改善するのが分かります。

関連情報:DAIV Z7-MVPRのPCMARK10ベンチマーク

DAIV Z9-MVPRでBlackmagic RAW Speed Testの計測

DAIV Z9-MVPRでBlackmagic RAW Speed Testを計測すると、RAW編集はCPUが8K30Pまで対応するとのこと。

グラフィックカードは8K60Pまで対応できる性能を持っているようです。

DAIV Z9-MVPR搭載のRTX 3060 Ti

ビデオカードはNVIDIA RTX 3060 Tiを搭載。

NVIDIA RTX 3060 TiはCUDAコア数4864基、RGB各色10bit(合計30bit)のカラー出力ができるビデオカードです。

GeForce RTX 3070とRTX 3060 Tiの性能比較 画像引用元:PassMark

GeForce RTX 3070とRTX 3060 Tiの性能を比較してみるとビデオメモリ数が同じですが、性能はGeForce RTX 3070のほうが上になります。

GeForce RTX 3070は主に4KゲーミングPC用途で用いられている評判の良いグラフィックカードです。

GeForce RTX 3070とRTX 3060 Tiの性能比較 画像引用元:PassMark

GeForce RTXシリーズの中でミドルクラスの位置づけとなるRTX 3060 Tiは、リアルタイムレイトレーシングに対応し、旧世代のPascalシリーズよりも格段に画像処理性能がアップしています。

NVIDIA RTX 3060 Tiの実売価格が7.5万円前後で、GeForce RTX 3070は9~12万円前後。

この記事を書いている時点でRTX 3070搭載のBTOパソコンが25~30万円前後なのに対し、RTX 3060 Ti搭載のBTOパソコンは20万円前後から手に入ります。

GeForce RTX 3070とRTX 3060 Tiの性能差はそれほど大きくありません。

円安で価格がどんどん上昇している今ならRTX 3060 Ti搭載のBTOパソコンを選んだ方がコスパが良いでしょう。

DAIV Z9-MVPRの4K120fps動画編集テスト

海外クリエイターがBロール撮影でよく使っている、広角レンズを取り付けたSONY α7SⅢ

今回の検証はSONY α7SⅢで撮影した4K120fpsの動画データを使用しています。

Premiere ProをインストールしたDAIV Z9-MVPRで編集の快適性を確認します。

検証内容

✅Premiere Pro カット編集(4K120P 422 10bit XAVC HS / 4K120P 420 10bit XAVC HS)
✅Premiere Pro カット編集(4K120P 422 10bit XAVC S / 4K120P 420 8bit XAVC S)
✅Premiere Pro カラーグレーディング(4K120P 420 10bit XAVC HS / 4K120P 422 10bit XAVC S)
✅書き出し時間チェック(4K120P 422 10bit XAVC HS / 4K120P 420 8bit XAVC S)

結論を先に言うと、DAIV Z9-MVPRはPremiere Proで4K120P 422 10bit XAVC Sがなんとか編集できるスペックです。

一方、4K120P 420 10bit XAVC HSは非常に快適に編集可能です。

最高画質の4K120P 422 10bit XAVC HSで編集したい場合はCPUをCore i9-12900へのアップグレードを推奨します。

詳しく解説してみましょう。

α7SⅢ記録方式について

α7SⅢのメニュー画面「記録方式」

SONY α7SⅢの4K動画記録では従来のXAVC S(MPEG-4 AVC/H.264)のほかにXAVC HS(MPEG-H HEVC/H.265)とXAVC S-I(mpeg4)という記録方式を備えています。

いずれの記録方式でも4K 4:2:2 10bitで収録できるのですが、それぞれの特徴を知っておいたほうが良いでしょう。

α7SⅢ記録方式の違い

XAVC S 汎用性の高いSONY従来の記録方式
MPEG-4 AVC/H.264コーデックで記録
XAVC HS 高画質・高圧縮・HDR対応
HLG(Hybrid Log-Gamma)対応
MPEG-H HEVC/H.265コーデックで記録
ファイルサイズが小さいがパソコンへの負荷が大きい
SONY公式では無編集の視聴用として推奨されている
XAVC S-I 圧縮率が低くファイルサイズが大きい
パソコン(デコード)の負荷が少ない
※α7SⅢではXAVC S-Iを選んで4K120Pの内部記録はできません
動画編集には好ましい記録方式

ファイルのサイズは同じ尺の動画を記録した場合

XAVC S ≒ XAVC HS < XAVC S-I

となります。

ファイルサイズ比較:録画時間10秒

SONY 記録方式の違いによるファイルサイズ比較 写真拡大

約十秒で撮影したファイルサイズは以下のようになりました。

XAVC S :設定 4K60P 4:2:2 10bit 200M 288MB
XAVC HS:設定 4K60P 4:2:2 10bit 280M 288MB
XAVC S-I:設定 4K60P 4:2:2 10bit 600M 704MB

そして動画編集時の快適さは

1. XAVC S-I 2. XAVC S 3. XAVC HS

といった順番です。

XAVC HSは画質がとてもきれいですが、動画編集時のパソコンへの負荷が一番大きいです。

(XAVC HS 4Kで)動画を編集する場合
動画編集時は高い階調耐性がある4:2:2 10bitの記録設定をおすすめします。
XAVC HS 4K動画をパソコンで編集するときは、MPEG-H HEVC/H.265コーデックに対応した動画編集ソフトをお使いください。
また快適に編集を行うには、処理能力の高いパソコンのご使用をおすすめします。
Windowsパソコンで再生するには、Windows10以上、マイクロソフトが提供するビデオ拡張機能コーデックをインストールする必要があります。

引用元:SONY α7SⅢ(動画)各記録方式の特徴|SONY 公式HP

ちなみにSONYは公式HPで XAVC HSは「編集せずに視聴するときにオススメの記録方式」と示しています。

SONY α7SⅢでXAVC HS 4:2:2 10bitに設定時のメニュー画面

4K XAVC HS 4:2:2 10bitの記録方式を選ぼうとすると、SONY α7SⅢのメニュー画面では上のような画面を表示して脅してきます。

高画質な4Kを撮るにはハイスペックなパソコンと大容量SDカードの準備、そして鋼鉄のメンタルが必要です。

4K120P 422 10bit XAVC HS / 4K120P 420 10bit XAVC HS

ここではPremiere Proのフル画質設定で編集します。

シーケンス設定は4K(3840×2160)30Pに設定しています。

映像素材はすべてDドライブ(保存ディスク)のM.2 SSDに保存して起動ディスクのパフォーマンスを損ねないようにしています。

4K120P XAVC HS 4:2:2 10bit

DAIV Z9-MVPRでXAVC HS 4:2:2 10bit編集 写真拡大

まずはパソコンへの負荷が最大となるのが予想される無編集視聴向けの記録方式XAVC HSの4K120P 422 10bit で編集してみます。

Premiere Proで4K30Pシーケンスを用意し、動画ファイルを並べてプレビューしてみると、CPUの使用率は常時100%前後で推移し、GPUの使用率は2%前後で推移します。

タイムラインを再生してみるとカクカク動いてまともに見ることもできません。
これで編集するのはかなり厳しいです。

XAVC HS 4:2:2 10bit編集時のコマ落ち

1分38秒のシーケンスをプレビューして発生したコマ落ちは2719フレームになりました。

DAIV Z9-MVPRで4K120P XAVC HS 4:2:2 10bitはスペック不足で編集できません。

4K120P XAVC HS 4:2:0 10bit

DAIV Z9-MVPRでXAVC HS 4:2:0 10bit編集 写真拡大

次に色成分を大幅に削減したXAVC HS 4:2:0 10bitの録画データをさっきと同じ4K30Pのシーケンスに乗せてCPUやメモリ・GPUの使用率をタスクマネージャーで確認してみましょう。

再生している状態では、CPU使用率が16%で推移し、GPUの使用率はおよそ60%で推移、メモリは20GBほど消費します。

再生中のカクつきは先ほどと打って変わってかなり抑えられているので、これならDAIV Z9-MVPRで編集できそうです。

XAVC HS 4:2:0 10bit編集時のコマ落ち

1分08秒のタイムラインを最初から最後まで再生したときに発生したコマ落ちは5フレームに止まりました。

XAVC HS 4:2:0 10bitはカラーグレーディングをする分には不満が出ますが、ひとまずHLG(Hybrid Log-Gamma)対応のXAVC HSをDAIV Z9-MVPRで編集できるのが分かって安心です。

4K120P XAVC S 4:2:2 10bit

次はXAVC HSの次にパソコンへの負荷が大きいと予想されるXAVC S 4K120P 4:2:2 10bitです。

DAIV Z9-MVPRでXAVC S 4:2:2 10bit編集 写真拡大

さっきと同じように動画ファイルを乗せてプレビューしてみました。

XAVC S 4K120P 4:2:2 10bitではCPUの使用率が100%となり、GPUの使用率は28%前後を推移します。

CPUへの負荷はXAVC HSと同程度になっているのですが、GPUがデコードで多めに動いているせいか?XAVC HS 4K120P 4:2:2 10bitよりも随分軽快に再生できます。

XAVC S 4:2:2 10bit編集時のコマ落ち

XAVC S 4K120P 4:2:2 10bitで1分38秒のシーケンスを最後までプレビューした場合に発生したコマ落ちはなんと5フレームとなりました。

GPUファンおよび水冷クーラーのラジエーターファンはブンブン回っている音がしますが、これも編集できそうです。

4K120P XAVC S 4:2:0 8bit

DAIV Z9-MVPRでXAVC S 4:2:0 8bit編集 写真拡大

最後に4K120P XAVC S 4:2:0 8bitの映像を4K30Pのタイムラインシーケンスに乗せてプレビューしてみます。

再生中のCPUの使用率は11%前後を推移し、GPUの使用率は57%前後を推移します。

GPUのデコード処理が十分活用できており、プレビューも快適です。
CPUクーラーの音も静かで負荷はかなり少ないようです。

XAVC S 4:2:0 8bit編集時のコマ落ち

1分38秒のタイムラインを最初から最後まで再生したときに発生したコマ落ちフレームは1フレームとなりました。

DAIV Z9-MVPRでは4K120P XAVC S 4:2:0 8bitを余裕で編集可能となります。

ただ、XAVC S 4:2:0 8bitは色成分を最大に削減した記録方式となるため、カラーグレーディングで操作できる範囲は4:2:2 10bitに比べるとかなり狭くなってしまいます。

DAIV Z9-MVPRでカラーグレーディングが前提になる動画編集をする場合は、記録方式を4K120P 4:2:0 10bit XAVC HSまたは4K120P 4:2:2 10bit XAVC Sを選ぶのが良さそうです。

4K120P 4:2:0 10bit XAVC HS/ 4K120P 4:2:2 10bit XAVC Sカラーグレーディング

次にPremiere Proによるカラーグレーディングの検証を行います。

ここではDAIV Z9-MVPRでカラーグレーディングが実施できそうな2種類の記録方式を選んで、検証を行ってみることにしました。

SONY α7SⅢのピクチャープロファイルはPP8(詳細設定は変更なし)を選択して撮影しています。

SONY公式のLUT Libraryからダウンロードした LUT「S-Gamut3.Cine/S-Log3」を適用して微調整します。

参考情報:Sony LUT library

SONY α7SⅢ XAVC HS 4K120P 4:2:0 10bit

まずはパソコンへの負荷が少ないXAVC HSの4K120P 4:2:0 10bit素材を使ったカラーグレーディングです。

DAIV Z9-MVPRでXAVC HS 4:2:0 10bit カラーグレーディング 写真拡大

調整レイヤーにLUTをあてて微調整した状態でのCPU使用率は大きく変わらず16%前後を推移します。

GPU使用率はカット編集時から10%ほど上昇し、68%前後を推移します。

コマ落ち具合に大きな変化がありません。これならカラーグレーディング編集を実施できますね。

SONY α7SⅢ XAVC S 4K120P 4:2:2 10bit

次はパソコンの負荷が大きいXAVC S 4K120P 4:2:2 10bitの動画素材を使ったカラーグレーディングです。

DAIV Z9-MVPRでXAVC S 4:2:2 10bit カラーグレーディング 写真拡大

CPU使用率はやはり100%を常に推移しています。一方のGPU使用率はLUTを当ててカラーグレーディングを実施しても大きな変化はありません。

GPUの使用率は28%を前後しながら推移しています。

CPUクーラーの音はうるさいですが、編集できそうです。

4K120P 書き出し速度を検証

次にDAIV Z9-MVPRで書き出して、ファイルを出力するまでの時間がどのぐらいかかるか計測してみます。

DAIV Z9-MVPRで書き出し検証 写真拡大

書き出し設定は4K H.264(mp4)、ビットレート設定は VBR(可変ビットレート)に設定し、ターゲットビットレート50Mbpsに設定して書き出しします。

DAIV Z9-MVPRではビデオカード RTX 3060 Tiの恩恵で、Premiere Proのハードウェアエンコーディングで書き出し可能です。

ハードウェアエンコーディングはエンコーディング時にCPUの負荷をグラフィックカードに分散します。

関連情報:ハードウェアエンコーディングに悩む方が知っておきたい5項目

ここではソフトウェアエンコーディングとハードウェアエンコーディングの書き出し時間も比較検証してみましょう。

動画の尺は1分に統一しています。

書き出ししたのはカラーグレーディングを行ったXAVC HS 4:2:0 10bit と XAVC S 4:2:2 10bitのシーケンスです。

DAIV Z9-MVPR エンコーディング時間 1分の動画

XAVC HS 4:2:0 10bit ソフトウェアエンコーディング:1分23秒
ハードウェアエンコーディング:44秒
XAVC S 4:2:2 10bit ソフトウェアエンコーディング:1分36秒
ハードウェアエンコーディング:54秒

動画の記録方式で書き出し時間が大きく変わらないのがわかりました。

ハードウェアエンコーディングはソフトウェアエンコーディングに比べて半分ぐらいの時間で書き出すことができるようです。

DAIV Z9-MVPR で4K 10bitを編集してみた感想とまとめ

同じ4Kでも従来の4K 8bit 4:2:0 と 4K 10bit 4:2:2の間には、画質・ファイルサイズ・パソコンへの負荷量の差があまりにも大きいです。

正直言うと、DAIV Z9-MVPRで編集する前は「このスペックでもちょっと厳しいんじゃないか..? 」と予想していたのですが、想像以上に頑張ってくれるスペックで驚きました。

撮影素材をセカンドストレージのM.2 SSDに置いて編集しているのがかなり好影響を与えているのではないかと予想しています。

DAIV Z9-MVPRでは、記録方式を適切に選ぶことでSONY α7SⅢの4K120P動画編集が可能です。

XAVC S 10bit 4:2:0 または XAVC S 10bit 4:2:2のカット編集 + カラーグレーディングなら何とか実現できます。

XAVC S 8bit 4:2:0なら余裕です。

XAVC HS 10bit 4:2:2は厳しいので、どうしてもα7SIIIの最高画質で4K120Pを編集したい方はDAIV Z9-MVPRのCPUをCore i9-12900に変更するのをおススメします。

プロの動画制作者さんなら、標準仕様のDAIV Z9-MVPRとα7SⅢでかなりハイクオリティな動画制作が実現できると思います。

結論! DAIV Z9-MVPRはステキな4K 10bit動画編集対応PCです!

この性能ならバリュー価格です!

これなら4~5年先も現役で使えて、もとは十分にとれるでしょう。

これからフリーランスを目指す、意識の高い動画クリエイターさんに強くオススメします!

このエントリーで検証した動画編集用パソコン

マウスコンピューターと当ブログのコラボ企画のパソコンでお買い得な製品です。
カスタマイズでCore i9-12900に変更可能です。

DAIV Z9-MVPR

CPU:Core i7-12700
メモリ:32GB PC4-25600
グラフィックス:GeForce RTX3060 Ti(8GB)
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB + HDD 2TB
Thunderbolt 4拡張カード・DVDドライブ・UHS-II SDカードリーダー
電源:850W

227,091円(税込 249,800円)

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