オススメ:動画編集は低価格でもOK!おすすめノートパソコン10選【2020年版】

パソコンレビュー

α7SⅢの4K60P 10bit動画を編集できるパソコンを検証 DAIV Z9-MVPRレビュー

※2020年11月に更新しました。

4K 10bit向けの動画編集パソコンが欲しい!
どんなスペックがイイ?

SONY α7SⅢを買いました! でもパソコンのスペック不足で編集できません(苦)

マウスコンピューターさんから最新のPCをたくさん借りて連日検証しているうちに、4K60P 10bit・4K120P 10bitで必要なスペックが見えてきましたよ。

そこでマウスコンピューターさんに相談して、4K60P/120P 10bit動画向けパソコンをコラボ企画パソコンで構成してもらいました。

モデル名は DAIV Z9-MVPRです。

こんな方にピッタリ

✅パソコンに投資を惜しまないクリエイター
✅イイパソコンが欲しいけど、予算に余裕がないクリエイター
✅ガチカメラを買ってパソコンのこと忘れてたクリエイター

こんな方にピッタリのコストパフォーマンスです。

いろんなオプションてんこ盛りでーす!

結論を先に言うと、ハイスペックなパソコンをかなり安い価格で組んでもらえましたよ。

この記事でそのパソコンをレビュー・動画編集の検証をしてみます。

映像制作会社の社長さんや、フリーランスで活躍するプロの動画クリエイターさんはぜひ参考に読んでみてください。

この記事で検証するパソコン

マウスコンピューター DAIV Z9-MVPR

CPU:Corei7-10700K
メモリ:32GB PC4-21300
グラフィックス:GeForce RTX2070 SUPER(8GB)
編集用ディスク:M.2 SSD 512GB NVMe対応×2(ダブルM.2 SSD 非RAID)
保存用ディスク:2TB HDD
電源ユニット:800W Titanium
DVDドライブ、USB3.0対応高速カードリーダー、Thunderbolt3拡張カード、3.5型リムーバルケース付

219,800円(税別)

>>販売ページを見る



この動画で動画編集向けパソコンの失敗しない選び方を解説したので、ぜひ視聴してみて下さい。

今買える4K 4:2:2 10bit 動画編集用パソコンスペックとは?

動画編集用のパソコンは最近かなり低価格になってきましたが、映像制作会社ではパソコンは1台30万円以内の予算が一般的です。

動画編集に使うパソコンは4~5年で償却します。なので5年は現役で使いたい!

10万円以上のパソコンを経費で落とす場合、青色申告をしている個人事業主および法人は30万円以内であれば一括償却できます。(※少額減価償却資産の特例措置 2020年3月まで)

参考情報:パソコンを経費で処理したい方必見!|パソコン工房-ネクスマグ

なので

「30万円以内でなるべく性能の良いパソコンを最低4~5年使いたい!」

というのがフリーランスクリエイターの本音です。

中途半端な性能のパソコンを選んで3年以内に買い替えると、かえって費用がかさみますからね。

この記事を書いている時点で4K 10bitの動画編集が快適にできるスペックはプロ仕様と言っても十分ではないでしょうか。

4K動画編集向けのパソコン 参考スペック

参考にBTOパソコンショップ マウスコンピューターの4K動画編集向けパソコンと、今回検証するパソコンの性能を比較してみましょう。

DAIV Z9
マウスコンピューターの4K編集向けパソコン 
DAIV Z9-MVPR
当サイト限定販売 カスタマイズモデル
Core i9-10700K(10コア20スレッド) Core i7-10700K(10コア20スレッド)
9cmFAN/ヒートパイプ式CPUファン
サイドフロークーラー
9cmFAN/ヒートパイプ式CPUファン
サイドフロークーラー
GeForce RTX 2070 SUPER GeForce RTX 2070 SUPER
32GBメモリ PC4-21300 32GBメモリ PC4-21300
①M.2 SSD 512GB
②HDD 2TB
①M.2 SSD SAMSUNG PM981a 1TB
②M.2 SSD SAMSUNG PM981a 1TB
③HDD 2TB
電源ユニット 800W 【80PLUS® TITANIUM】 電源ユニット 800W 【80PLUS® TITANIUM】
219,800円(税抜) 219,800円(税抜)

マウスコンピューターでは4K環境で編集できるクリエイター向けのパソコンをDAIV Z9で用意しています。

ここで紹介するDAIV Z9-MVPRは、DAIV Z9をベースにα7SⅢで撮影した4K 10bit動画を快適に編集できるようさらにアップグレードしてもらったハイスペックなパソコンです。

DAIV Z9-MVPRに備わる2枚のM.2 SSD NVMe

主な特長はストレージの強化で、読込速度の速いM.2 SSD NVMe(読込3000Mbps以上)1TBをなんと2枚搭載して編集時の快適性を担保しています。

Cドライブに編集ソフトのプロジェクトを保存し、撮影データをもう一つのM.2 SSDに保存してCドライブの容量不足を解消できます。

編集完了したデータは一つのフォルダにまとめて2TBの内蔵HDDに保存すれば良いでしょう。

リムーバブルケース

Thunderbolt 3 拡張スロット

また、大容量の撮影データの取り込み速度を高めるためにThunderbolt3拡張カードを標準搭載、さらに3.5型のリムーバルケースを装備しています。

そしてお値段据え置きの特別価格です。←マジで?

Core i7-10700K と Ryzen 7-3800XT、Core i9-9900Kのベンチマーク比較 写真はPassMark

Core i7-10700Kと前世代CPUのCore i7-9900K、そして競合CPUの Ryzen 7-3800XTのベンチマークをPassMarkで比較してみました。

Core i7-10700K と Ryzen 7-3800XT、Core i9-9900Kのシングルスレッド性能比較 写真はPassMark

こちらはシングルスレッド性能の比較データです。

あくまでもベンチマークのデータですが、Core i7-10700Kは第9世代のCore i9-9900Kを超える性能です。

また競合製品となるRyzen 7-3800XTと比べるとベンチマークで下回り、シングルスレッド性能ではCore i7-10700Kが上回る結果となります。

実際のところはどちらが上か気になるところですよね。

この後に検証で明らかにしてみましたので、最後まで読んでみてください(ニヤリ)

Core i7-10700K Ryzen 7-3800XT
8コア16スレッド 8コア16スレッド
ベースクロック:3.70 GHz
ターボブースト時:4.50 GHz
ベースクロック:3.90 GHz
ターボブースト時:4.70 GHz
内蔵GPU:UHD グラフィックス 630 内蔵GPUなし
インテル QSV:対応
TDP:125 W TDP:105 W

Core i7-10700Kは内蔵GPUを搭載している点でRyzen 7-3800XTよりも動画編集に好ましいCPUと言えますが、グラフィックカードを搭載する前提ならあまり大きな差にはなりません。

第9世代のCore i7-9700Kでは8コア8スレッドだったのが、Core i7-10700Kから再びマルチスレッドの8コア16スレッドとなったのも評価できる点と言えます。

PCMARK10 ベンチマーク計測

DAIV Z9-MVPRのベンチマークをPCMARK10で計測

DAIV Z9-MVPRのベンチマークは7086という結果が出ました。

Core i7-10700搭載のDAIV Z7-MVPRと比較して200ptほどの差が出ます。

Ryzen 7-3800XT搭載PCと比べると41ptほど上の数値を叩き出しましたよ!

DAIV Z9-MVPRの外観

DAIV Z9-MVPRは、中~上級の動画クリエイター向けパソコンとして構成してもらっています。

またDVDマルチドライブやUHS-II対応SDカードリーダーを標準搭載しています。

このあたりはコラボモデルすべて共通です。

関連情報:DAIV Z7-MVPRで4K動画編集を検証 カット編集なら問題なし

DAIV Z9-MVPRのリムーバブルケース

α7SⅢで記録できるデータに4K 10bit 4:2:2があります。

ようやくカラーグレーディングに最適な動画データをカメラで内部記録できるようになったのですが、4K 10bit 4:2:2のデータはかなり大容量です。

こうなるとパソコンに内蔵するハードディスクだけではすぐに容量がいっぱいになりますので、保存用のハードディスクを手軽に交換できるよう3.5型のリムーバルケースを装備してもらいました。

DAIV Z9-MVPRのThunderbolt3拡張スロット

また、カメラからデータを取り込むときに大容量の動画ファイルを移動するには時間がかかります。

この時間を少しでも短縮するためにthunderbolt 3拡張カードを用意してもらいました。

Thunderbolt 3は主にMac PCに備わる端子で、シンプルに言うと伝送速度の速いUSB Type-Cの上位互換です。

40Gbpsでデータ転送できるので、大容量の4K 10bit動画を速やかにPCへ移動できるはずです。

DAIV Z9-MVPR

PCの内部はこんな感じ。

マウスコンピューター DAIVは2020年のリニューアルで側面にもファンが標準的に装備されるようになっています。

DAIV Z9-MVPR搭載のヒートパイプ式CPUファン

DAIV Z9-MVPRはCPUの発熱を防ぐために大型のCPUクーラーを装備しています。

書き出し作業を1日に何度も行う制作会社さんでも安心して使えそうです。

DAIV Z9-MVPR搭載のRTX 2070 SUPER

そしてビデオカードにNVIDIA RTX 2070 SUPERを搭載しています。

NVIDIA RTX 2070 SUPERはCUDAコア数2560基が搭載され、RGB各色10bit(合計30bit)のカラー出力ができるビデオカードです。

リアルタイムレイトレーシングに対応し、旧世代のPascalシリーズよりも格段に画像処理性能がアップしました。

NVIDIA RTX 2070 SUPERの実売価格が6~8万円なので、パソコン価格の1/3以上はこのグラフィックカードに費やしていることになりますね。

参考:RTX 2070 SUPERの主な仕様とRTX 2080の比較

4K動画編集はトリプルストレージがおススメ

動画編集はすべてのデータを読み書き速度が早いSSDに保存して行うのが理想的です。

だけど4K動画はファイル容量が大きく、Cドライブだけでは間に合いません。

なので一般的には保存用のディスク(内蔵HDD)を用意して管理しますが、ハードディスクの場合、読込速度が遅いです。

そこでHDDは編集が終わったファイル一式を保存する場所にして、編集中はすべてSSD内で行います。

そこでオススメなのが編集中のデータを保存するためのSSDを別途用意することです。

そうすればCドライブのSSD容量を気にすることなく、快適な動画編集ができます。

左:M.2 SSD SAMSUNG PM981a / 右:HDD

DAIV Z9-MVPRでは最大3,500MB/s超の連続読み出し性能となるM.2 SSD(サムスンPM981a)を2枚標準装備しています。

さらに保存用ディスクに2TBのHDDを装備しています。

高画質な動画ファイルも悠々と保存できる十分なストレージ容量が設けられています。

ストレージの読込速度をCrystalDiskMarkで計測

メインSSD 読み書き速度

内蔵SSD 読み書き速度

内蔵HDD 読み書き速度

サムスン M.2 SSDの読込速度はスゴイ速さデス。

DAIV Z9-MVPRに標準搭載のM.2 SSDも十分な速度でしたが、4K編集のためにアップグレードしてみました。

DAIV Z9-MVPRのメモリは最大64GBまでアップグレードできます

メモリは16GB PC4-21300の2枚挿しで合計32GBメモリです。最大64GBまで増設可能です。

After Effectsをメインに使用している方は32GB以上をおススメします。

関連情報:動画編集向けパソコンでメモリーは32GBが良い?それとも64GB?

DAIV Z9-MVPRの電源

DAIV Z9-MVPRでは電源ユニットに 800W 【80PLUS® TITANIUM】を搭載しています。

性能の良い電源ユニットになっているのは魅力的なポイントです。

参考情報:マウスコンピューターの電源ユニットについて|mouse

DAIV Z9-MVPRの4K動画編集テスト

DAIV Z9-MVPRの検証で使ったSONY α7SⅢとNINJA V

今回の検証はSONY α7SⅢで撮影した動画データを使用しています。

また、α7SⅢは外部レコーダーのNINJA VでProRes RAWで記録することができます。

DAIV Z9-MVPRでProRes RAWの編集ができるかどうかも検証してみましたよ。

(4K30Pのカット編集・カラーグレーディングはDAIV Z7-MVPRでも十分実現できたので、今回省きました。)

検証内容

✅Premiere Pro カット編集(4K60P 422 10bit long GOP / 4K60P 422 10bit XAVC S-I)
✅Premiere Pro カラーグレーディング(4K60P 422 10bit long GOP / 4K60P 422 10bit XAVC S-I)
✅書き出し時間チェック(4K60P 422 10bit long GOP / 4K60P 422 10bit XAVC S-I)
✅ProRes RAW 編集・カラーグレーディング(NINJA V ProRes RAW)

結論を先に言うと、DAIV Z9-MVPRはPremiere Proで4K60P 10bit 422がなんとか編集できるスペックです。

あと、SONY XAVC Sの4K 10bit 422なら全然余裕で編集できます。

詳しく解説してみましょう。

4K120Pのカット編集は対応可能か?

DAIV Z7-MVPR と Premiere Pro で4K120P 8bit 4:2:0を編集 写真拡大

前回実施したIntel Core i7-10700+RTX 2070 SUPER搭載のDAIV Z7-MVPRの検証で、4K120P 8bit 420の動画編集は問題なくできておりました。

前回のレビュー記事:DAIV Z7-MVPRで4K動画編集を検証 カット編集なら問題なし

DAIV Z9-MVPRのCPUは上位グレードのIntel Core i7-10700Kのため、4K120P 8bit 420は問題なく編集できるはずです。

問題となるのは4K 10bitの編集ができるかどうかですね。

α7SⅢ記録方式について

また、SONYの4K動画記録では従来のXAVC S(MPEG-4 AVC/H.264)のほかにXAVC HS(MPEG-H HEVC/H.265)とXAVC S-I(mpeg4)という記録方式を備えています。

いずれの記録方式でも4K 4:2:2 10bitで収録できるのですが、それぞれの特徴を知っておいたほうが良いでしょう。

α7SⅢ記録方式の違い

XAVC S 汎用性の高いSONY従来の記録方式
MPEG-4 AVC/H.264コーデックで記録
XAVC HS 高画質・高圧縮
ファイルサイズが小さいがパソコンへの負荷が大きい
無編集の視聴用
XAVC S-I ファイルサイズが大きいがパソコンへの負荷が少ない
動画編集向け

参考情報:SONY α7SⅢ(動画)各記録方式の特徴|SONY 公式HP

ファイルのサイズは同じ尺の動画を記録した場合

XAVC S ≒ XAVC HS < XAVC S-I

となります。

ファイルサイズ比較:録画時間10秒

SONY 記録方式の違いによるファイルサイズ比較 写真拡大

テキトーにストップウオッチで計ってRECしたのでぴったり10秒ではありませんが(汗)
ファイルサイズは以下のようになりました。

XAVC S :設定 4K60P 4:2:2 10bit 200M 288MB
XAVC HS:設定 4K60P 4:2:2 10bit 280M 288MB
XAVC S-I:設定 4K60P 4:2:2 10bit 600M 704MB

そして編集のしやすさは

1. XAVC S-I 2. XAVC S 3. XAVC HS

といった順番です。

XAVC HSは画質がとてもきれいですが、動画編集時のパソコンへの負荷が一番大きいです。

SONYは公式HPで XAVC SおよびXAVC HSは「編集せずに視聴するときにオススメの記録方式」と示していますが、どんなファイルでも編集せずにはいられないのが動画クリエイターでしょう(笑)

4K60P 4:2:2 10bit カット編集・BGM・テロップ入れ

ここではPremiere Proのフル画質設定で編集します。

SONY α7SⅢ XAVC S-I 4K60P 4:2:2 10bit

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC S-I)編集 写真拡大

まずはパソコンへの負荷が小さく編集向けの記録方式 XAVC S-I で編集してみます。

Premiere Proでシーケンスを用意し、動画ファイルを並べてプレビューしてみると、CPUの使用率は53%前後で推移し、GPUの使用率は25%前後で推移します。

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC S-I)編集 写真拡大

BGMとレガシータイトルを乗せている部分に再生ヘッドが通過している状態では、CPU使用率が10~15%ほど上昇し、GPUの使用率はおよそ10%ほど上昇します。

DAIV Z9-MVPRによるXAVC S-Iでのコマ落ち

合計3分15秒の素材をプレビューしてコマ落ちは4フレーム程にとどまりました。

SONY α7SⅢ XAVC HS(LongGOP)4K60P 4:2:2 10bit

次はパソコンへの負荷が大きいと予想されるXAVC HS(LongGOP)4K60P 4:2:2 10bitです。

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC HS)編集 写真拡大

さっきと同じように動画ファイルとBGM・レガシータイトルを乗せてプレビューしてみました。

XAVC HS(LongGOP)4K60P 4:2:2 10bitではCPUの使用率が90%を超え、GPUの使用率は30%前後を推移します。

DAIV Z9-MVPRによるXAVC HS(LongGOP)でのコマ落ち

XAVC HS(LongGOP)4K60P 4:2:2 10bitで4分40秒のシーケンスを最後までプレビューした場合に発生したコマ落ちは7フレームでした。

思ったほどのコマ落ちはないものの、CPUの使用率が非常に高いので他のソフトを起動した状態で編集するのはちょっと厳しそうです。

ただ、Premiere Proのプログラムモニターの画質を1/4程度まで落とせば、CPUの使用率がグッと下がるのでやり方次第ですね。

4K60P 4:2:2 10bit カラーグレーディング

DaVinci Resolve 16では残念ながらこの記事を書いている時点(2020年11月)ではSONYのXAVC HSとXAVC S-Iに対応していないで、読み込むことが出来ませんでした。

参考情報:Sony XAVC-HS Codec not supportet?|Blackmagic Forum

そこで今回はPremiere Proによるカラーグレーディングの検証となります。

SONY α7SⅢのピクチャープロファイルはPP8(詳細設定は変更なし)を選択して撮影しています。

SONY公式のLUT Libraryからダウンロードした LUT「S-Gamut3.Cine/S-Log3」を適用して微調整します。

参考情報:Sony LUT library

SONY α7SⅢ XAVC S-I 4K60P 4:2:2 10bit

まずはパソコンへの負荷が少ないXAVC S-Iの4K60P 4:2:2 10bit素材を使ったカラーグレーディングです。

Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC S-I)カラーグレーディング 写真拡大

LUTをあてて微調整した状態でのCPU使用率は編集時とほとんど変わらず、60%前後を推移します。

GPU使用率はカット編集時よりもむしろ下がり、5%前後を推移します。

再生時はややコマ落ちします。

SONY α7SⅢ XAVC HS(LongGOP)4K60P 4:2:2 10bit

次はパソコンの負荷が大きいXAVC HSの動画素材を使ったカラーグレーディングです。

Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC S-I)カラーグレーディング 写真拡大

同じくLUTをあてて微調整した状態のプレビューでCPUの使用率は90%を超えます。

GPUの使用率はXAVC S-Iと同程度で5%前後を推移します。

DAIV Z9-MVPRで4K書き出し速度を検証

次にDAIV Z9-MVPRで書き出して、ファイルを出力するまでの時間がどのぐらいかかるか計測してみます。

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC S-I)書き出し設定 写真拡大

書き出し設定は4K H.264(mp4)、ビットレート設定は VBR(可変ビットレート)に設定し、ターゲットビットレート10Mbpsに設定して書き出しします。

DAIV Z9-MVPRではグラフィックカードにNVIDIA RTX 2070 SUPERを搭載しており、Premiere Proのハードウェアエンコーディングで書き出し可能です。

関連情報:ハードウェアエンコーディングに悩む方が知っておきたい5項目

ここではソフトウェアエンコーディングとハードウェアエンコーディングの書き出し時間を比較検証してみましょう。

予想ファイルサイズは232MBです。

動画の尺は3分で、CPU・GPUの使用率の推移と書き出し時間は以下になりました。

ソフトウェアエンコーディングを選んだ場合はCPUの使用率が30%前後を推移し、GPUは7%前後を推移します。

DAIV Z9-MVPR エンコーディング時間 3分の動画

ハードウェアエンコーディング ソフトウェアエンコーディング
CPU使用率:18%
GPU使用率:8%
CPU使用率:30~40%
GPU使用率:7%
書き出し時間:17分11秒 書き出し時間:18分35秒

ハードウェアエンコーディングはエンコーディング時にCPUの負荷をグラフィックカードに分散します。

これまでの検証でハードウェアエンコーディングの場合、4K⇒フルHDの書き出し時間を大幅に削減する結果が出ていましたが、4K(H.264)書き出しは大差がないという結果となりました。

NINJA V ProResRAWで撮影・DAIV Z9-MVPRで編集

ここまではSONY α7SⅢの本体内部で記録したデータを使って編集してきましたが、SONY α7SⅢは外部レコーダーのATOMOS NINJA Vを使うことでProRes RAWで記録することができます。

カラーグレーディングに最適な記録方式であるProRes RAWを使って、DAIV Z9-MVPRで動画編集・カラーグレーディングを検証してみることにします。

ProRes RAWはApple製品向けの記録フォーマットで、Windows PCでもPremiere ProでProRes RAWを読み込んで編集することができます。

DAIV Z9-MVPRのスペックならProRes RAWに対応することができますよ。

参考情報:Windows での ProRes RAW サポートの必要システム構成

DAIV Z9-MVPRで4K60P ProResRAW 編集 写真拡大

ProRes RAWのデータをPremiere Proでプレビューしてみると、CPU使用率は70~80%、GPUの使用率は20%前後で推移します。

DAIV Z9-MVPRでProRes RAW編集時のコマ落ち

もう少しCPUに余裕があるほうが良いと思いますが、動画編集できないことはありませんね。

プレビュー中のフレーム落ちは2分17秒で2フレームです。

ProRes RAWはファイルサイズがクッソデカいという欠点がありますが、編集はサクサク快適に動きます。

参考情報:ProRes RAWとは? - AtomosのJeromy Young氏が語る|CineD

ProRes RAWは明らかに画質がイイので、撮影中のモニターや編集時の液晶ディスプレイを見ているだけでもウキウキしてきます。

DAIV Z9-MVPRで4K60P ProResRAW カラーグレーディング 写真拡大

DAIV Z9-MVPRでProRes RAWの映像をカラーグレーディングしてみます。

CPUの使用率は87%を推移し、GPUの使用率は28%となりました。

コマ落ちはXAVC HSの動画データよりもかなりマシですが、ProRes RAWでカラーグレーディングするならCPUをCore i9-10900Kにアップグレードするのをおススメします。

残念ながら私が携わっている仕事レベルではProRes RAWの映像を取り扱うことはまだ全然ないのですが(泣)

DAIV Z9-MVPRで編集していると、RAWで動画編集する時代はもうすぐそこまで来ているような気がしてなりません。

DAIV Z9-MVPR で4K 10bitを編集してみた感想とまとめ

はい!こんな感じです!

同じ4Kでも従来の4K 8bit 4:2:0 と 4K 10bit 4:2:2の間には、画質・ファイルサイズ・パソコンへの負荷量の差があまりにも大きいです。

正直言うと、DAIV Z9-MVPRで編集する前は「このスペックでもちょっと厳しいんじゃないか..? 」と予想していたのですが、思っていた以上に頑張ってくれるスペックで驚きました。

DAIV Z9-MVPRで4K 10bit 4:2:2のカット編集なら問題ありません。

カラーグレーディングを重視する方はDAIV Z9-MVPRのCPUをCore i9-10900Kにカスタマイズ変更し、メモリをスペックアップするのをおススメします。

フツーの動画制作者さんなら、標準仕様のDAIV Z9-MVPRとα7SⅢでかなりハイクオリティな動画制作が実現できると思います。

結論! DAIV Z9-MVPRはステキな4K 10bit動画編集対応PCです!

デュアルSSD対応・リムーバブルケース・Thunderbolt 3・UHS-Ⅱカードリーダー付き

HDDを簡単に取り換えられるリムーバブルケースや、大容量のデータを移動するのに便利なThunderbolt 3拡張カードもついてこのお値段。

バリュー価格ではないでしょうか

これからフリーランスを目指す、意識の高い動画クリエイターさんに強くオススメします!

このエントリーで検証したマウスコンピューターの動画編集用パソコン

マウスコンピューター DAIV Z9-MVPR

CPU:Corei7-10700K
メモリ:32GB PC4-21300
グラフィックス:GeForce RTX2070 SUPER(8GB)
編集用ディスク:M.2 SSD 512GB NVMe対応×2(ダブルM.2 SSD 非RAID)
保存用ディスク:2TB HDD
電源ユニット:800W Titanium
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