オススメ:動画編集は低価格でもOK!おすすめノートパソコン10選【2021年版】

パソコンレビュー

DAIV Z9-MVPRレビュー α7SⅢの4K60P 10bit動画を編集できるパソコンを検証

※2021年3月に更新しました。

4K 10bit向けの動画編集パソコンが欲しい!
どんなスペックがイイ?

SONY α7SⅢを買いました! でもパソコンのスペック不足で編集できません(苦)

マウスコンピューターさんから最新のPCをたくさん借りて連日検証しているうちに、4K60P 10bit・4K120P 10bitで必要なスペックが見えてきましたよ。

そこでマウスコンピューターさんに相談して、4K60P/120P 10bit動画向けパソコンをコラボ企画パソコンで構成してもらいました。

モデル名は DAIV Z9-MVPRです。

こんな方にピッタリ

✅パソコンに投資を惜しまないクリエイターさん
✅動画編集でフル装備のパソコンを求める方
✅α7SⅢ・LUMIX S1Hに対応できるパソコンが欲しい方

こんな方にピッタリのコストパフォーマンスです。

動画向け機能てんこ盛りパソコンです!

結論を先に言うと、動画向けの機能フル搭載のハイスペックなパソコンをかなりお買い得な価格で組んでもらえましたよ。

この記事でそのパソコンをレビュー・動画編集の検証をしてみます。

映像制作会社の社長さんや、フリーランスで活躍するプロの動画クリエイターさんはぜひ参考に読んでみてください。

この記事で検証するパソコン

DAIV Z9-MVPRは販売終了しました。G-Tune XM-Bがおススメです。

マウスコンピューター G-Tune XM-B

CPU:Corei7-10700
メモリ:16GB PC4-21300
グラフィックス:GeForce RTX3070(8GB)
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB
保存用ディスク:2TB HDD

197,780円(税込)

>>販売ページを見る


この動画では4K 4:2:2 10bitの動画編集ができるパソコンについて詳しく解説したので合わせてご視聴ください。

今買える4K 4:2:2 10bit 動画編集用パソコンスペックとは?

動画編集用のパソコンは最近かなり低価格になってきましたが、映像制作会社ではパソコンは1台30万円以内の予算が一般的です。

動画編集に使うパソコンは4~5年で償却します。なので5年は現役で使いたい!

10万円以上のパソコンを経費で落とす場合、青色申告をしている個人事業主および法人は30万円以内であれば一括償却できます。(※少額減価償却資産の特例措置 2020年3月まで)

参考情報:パソコンを経費で処理したい方必見!|パソコン工房-ネクスマグ

なので

「30万円以内でなるべく性能の良いパソコンを最低4~5年使いたい!」

というのがフリーランスクリエイターの本音です。

中途半端な性能のパソコンを選んで3年以内に買い替えると、かえって費用がかさみますからね。

この記事を書いている時点で4K 10bitの動画編集が快適にできるスペックはプロ仕様と言っても十分ではないでしょうか。

マウスコンピューターの4K動画編集向けのパソコン 参考スペック

参考にBTOパソコンショップ マウスコンピューターの4K動画編集向けパソコンと、今回検証するパソコンの性能を比較してみましょう。

DAIV Z9
マウスコンピューターの4K編集向けパソコン 
DAIV Z9-MVPR
当サイト限定販売 カスタマイズモデル
Core i7-10700(8コア16スレッド)Core i7-10700K(8コア16スレッド)
水冷CPUクーラー
サイドフロークーラー
水冷CPUクーラー
サイドフロークーラー
GeForce RTX 3070GeForce RTX 3070
32GBメモリ PC4-2130032GBメモリ PC4-21300
①M.2 SSD 512GB
②HDD 2TB
①M.2 SSD SAMSUNG PM981a 1TB
②M.2 SSD SAMSUNG PM981a 1TB
③HDD 2TB
電源ユニット 800W 【80PLUS® TITANIUM】電源ユニット 800W 【80PLUS® TITANIUM】
219,780円(税込)263,780円(税込)

(※搭載されるパーツは購入・出荷時期によって異なる場合があります。)

マウスコンピューターでは4K環境で編集できるクリエイター向けのパソコンをDAIV Z9で用意しています。

ここで紹介するDAIV Z9-MVPRは、DAIV Z9をベースに、α7SⅢで撮影した4K 10bit動画を快適に編集できるようさらにアップグレードしてもらったハイスペックなパソコンです。

主な特長はCPUのアップグレードとストレージの強化で、読込速度の速いM.2 SSD NVMe(読込3000Mbps以上)1TBをなんと2枚搭載して編集時の快適性を高めています。

Cドライブに編集ソフトのプロジェクトを保存し、撮影データをもう一つのM.2 SSDに保存してCドライブの容量不足を解消できます。

編集完了したデータは一つのフォルダにまとめて2TBの内蔵HDDに保存すれば良いでしょう。

リムーバブルケース

UHS-Ⅱ対応SDカードリーダー

また、3.5型のリムーバルケースを装備しているので、編集用データを保存しているHDDを簡単に出し入れ、交換することができます。

そしてメモリーカードリーダーも標準装備。

SDカードはUHS-Ⅱにも対応しているので、読み書き性能の良い最新のSDカードを使えばデータ移動も短時間で完了します。

Core i7-10700K と Core i7-10700のベンチマーク比較 写真はPassMark

Core i7-10700KとCore i7-10700のベンチマークをPassMarkで比較してみました。

価格は3~5千円ほどしか違わないのに性能差は大きいです。

Core i7-10700K と Core i7-10700のシングルスレッド性能比較 写真はPassMark

こちらはシングルスレッド性能の比較データです。

Core i7-10700KとCore i7-10700はシングルスレッド性能ではそれほど大きな差はないようです。

Core i7-10700KCore i7-10700
8コア16スレッド8コア16スレッド
ベースクロック:3.70 GHz
ターボブースト時:4.50 GHz
ベースクロック:2.90 GHz
ターボブースト時:4.80 GHz
内蔵GPU:UHD グラフィックス 630内蔵GPU:UHD グラフィックス 630
インテル クイックシンクビデオ:対応インテル クイックシンクビデオ:対応
TDP:125 WTDP:65 W

Core i7-10700KとCore i7-10700はどちらも内蔵GPUを搭載しており、インテル クイックシンクビデオにも対応しています。

どちらのCPUもグラフィックカードなしで、ある程度の動画編集ができます。

Core i7-10700KはTDP値が高く、より高い放熱効果を備えたCPUクーラーが必要です。

マウスコンピューターのDAIV Z9およびDAIV Z9-MVPRはどちらも水冷CPUクーラーを搭載して、CPUのパフォーマンスを最大限発揮できる仕様になっています。

PCMARK10 ベンチマーク計測

DAIV Z9-MVPRのベンチマークをPCMARK10で計測 画像拡大

PCMARK10によるDAIV Z9-MVPRのベンチマークスコアは総合で7151という結果が出ました。

Core i7-10700搭載のDAIV Z7-MVPRと比較して200ptほどの差が出ます。

その他のスコアは以下の通りです。

Digital Content Creation11193
Photo Editing Score14312
Rendering and Visualization Score16345
Video Editing Score5996

CINEBENCH20のベンチマーク 画像拡大

FF XV 4K画質のベンチマーク結果 画像拡大

DAIV Z9-MVPRのゲーミング性能も確認してみます。

まずCINEBENCH 20のベンチスコアは4916、シングルコアのベンチマークスコアは508となりました。

FF XVの4K画質設定でのスコアは6610で評価は「快適」となります。

DAIV Z9-MVPRの外観

DAIV Z9-MVPRは、中~上級者の動画クリエイター用パソコンとして構成してもらっています。

DVDマルチドライブやUHS-II対応SDカードリーダーを標準搭載しています。

このあたりはコラボモデルすべて共通です。

関連情報:DAIV Z7-MVPRで4K動画編集を検証 カット編集なら問題なし

DAIV Z9-MVPRのリムーバブルケース

α7SⅢで記録できるデータに4K 10bit 4:2:2があります。

ようやくカラーグレーディングに最適な動画データをカメラで内部記録できるようになったのですが、4K 10bit 4:2:2のデータは大容量です。

こうなるとパソコンに内蔵するハードディスクだけではすぐに容量がいっぱいになりますので、保存用のハードディスクを手軽に交換できるよう3.5型のリムーバルケースを装備してもらいました。

DAIV Z9-MVPR

PCの内部はこんな感じです。

水冷CPUクーラー以外にもサイドフロークーラーを備えているので、CPU以外の熱に弱いパーツを冷却できるようになっています。

配線がキレイにまとめられており、内蔵ハードディスクの取り出しも簡単です。

ハードディスクの追加は、後々自分でも簡単に出来るのが魅力的です。

DAIV Z9-MVPR搭載の水冷CPUクーラー

DAIV Z9-MVPRはCPUの発熱を防ぐために大型の水冷ユニットを装備しています。

書き出し作業を1日に何度も行う制作会社さんでも安心して使えそうですよ。

DAIV Z9-MVPR搭載のRTX 3070

そしてビデオカードにNVIDIA RTX 3070を搭載しています。

NVIDIA RTX 3070はCUDAコア数5888基が搭載され、RGB各色10bit(合計30bit)のカラー出力ができるビデオカードです。

RTX 3070のベンチマーク 画像引用元:PassMark

RTX 30XXシリーズはRTX 20XXシリーズと比較すると飛躍的に性能が高まっています。

ミドルクラスの位置づけとなるRTX 3070は旧モデルのRTX 2080 Tiを凌ぐ性能となっています。

リアルタイムレイトレーシングに対応し、旧世代のPascalシリーズよりも格段に画像処理性能がアップしました。

NVIDIA RTX 3070の実売価格が7.2~10万円なので、パソコン価格の1/3以上はこのグラフィックカードに費やしていることになりますね。

オススメ記事⇒ RTX3070搭載の動画編集にオススメのパソコン4選

4K動画編集はトリプルストレージがおススメ

動画編集はすべてのデータを読み書き速度が早いSSDに保存して行うのが理想的です。

だけど4K動画はファイル容量が大きく、Cドライブだけでは間に合いません。

なので一般的には保存用のディスク(内蔵HDD)を用意して管理しますが、ハードディスクの場合、読込速度が遅いです。

そこでHDDは編集が終わったファイル一式を保存する場所にして、編集中はすべてSSD内で行います。

そこでオススメなのが編集中のデータを保存するためのSSDを別途用意することです。

そうすればCドライブのSSD容量を気にすることなく、快適な動画編集ができます。

1stストレージのM.2 SSD NVMeはCPUのすぐ下。ヒートシンクも装備

DAIV Z9-MVPRでは最大3,500MB/s超の連続読み出し性能となるM.2 SSD(サムスンPM981a)を2枚標準装備しています。

熱に弱いM. 2 SSD NVMeを冷却するために、DAIV Z9-MVPRはSSDにヒートシンクを装着しています。

保存用ディスク用の2ndストレージはグラフィックカードの下のほうに、同じくヒートシンク付きで備わっています。

動画編集が終了したら、SSD領域から保存用のハードディスクに移動できるように2TBの内蔵HDDも備わっています。

3.5インチハードディスクの空きベイは3つあるので、SSD(SATA Ⅲ)やHDDを3つまで追加することが可能です。

ストレージの読込速度をCrystalDiskMarkで計測

メインSSD 読み書き速度

内蔵SSD 読み書き速度

内蔵HDD 読み書き速度

サムスン M.2 SSDの読込速度はスゴイ速さデス。

4K動画編集ではこのぐらい読み書き速度があれば十分です。

DAIV Z9-MVPRのメモリは最大64GBまでアップグレードできます

メモリは16GB PC4-21300の2枚挿しで合計32GBメモリです。最大64GBまで増設可能です。

After Effectsをメインに使用している方は32GB以上をおススメします。

関連情報:動画編集向けパソコンでメモリーは32GBが良い?それとも64GB?

DAIV Z9-MVPRの電源

DAIV Z9-MVPRでは電源ユニットに 800W 【80PLUS® TITANIUM】を搭載しています。

性能の良い電源ユニットになっているのは魅力的なポイントです。

参考情報:マウスコンピューターの電源ユニットについて|mouse

DAIV Z9-MVPRの4K動画編集テスト

DAIV Z9-MVPRの検証で使ったSONY α7SⅢとNINJA V

今回の検証はSONY α7SⅢで撮影した動画データを使用しています。

また、α7SⅢは外部レコーダーのNINJA Vを使うことでProRes RAWで記録することができます。

DAIV Z9-MVPRでProRes RAWの編集ができるかどうかも検証してみましたよ。

(4K30Pのカット編集・カラーグレーディングはDAIV Z7-MVPRでも十分実現できたので、今回省きました。)

検証内容

✅Premiere Pro カット編集(4K60P 422 10bit XAVC HS / 4K60P 422 10bit XAVC S-I)
✅Premiere Pro カラーグレーディング(4K60P 422 10bit XAVC HS / 4K60P 422 10bit XAVC S-I)
✅書き出し時間チェック(4K60P 422 10bit XAVC HS / 4K60P 422 10bit XAVC S-I)
✅ProRes RAW 編集・カラーグレーディング(NINJA V ProRes RAW)
✅4K120P カット編集(4K120P 422 10bit XAVC HS)

結論を先に言うと、DAIV Z9-MVPRはPremiere Proで4K60P 10bit 422がなんとか編集できるスペックです。

α7SⅢの記録方式をパソコンの負荷が少ないXAVC S-Iにすることでかなり快適に4K60P 10bit 422が編集できます。

なお、4K120P 10bit 422の場合はCPUをフル稼働していますが、ちょっと厳しい感じなので、Core i9-10900Kへのアップグレードを推奨します。

詳しく解説してみましょう。

α7SⅢ記録方式について

また、SONYの4K動画記録では従来のXAVC S(MPEG-4 AVC/H.264)のほかにXAVC HS(MPEG-H HEVC/H.265)とXAVC S-I(mpeg4)という記録方式を備えています。

いずれの記録方式でも4K 4:2:2 10bitで収録できるのですが、それぞれの特徴を知っておいたほうが良いでしょう。

α7SⅢ記録方式の違い

XAVC S汎用性の高いSONY従来の記録方式
MPEG-4 AVC/H.264コーデックで記録
XAVC HS高画質・高圧縮
ファイルサイズが小さいがパソコンへの負荷が大きい
無編集の視聴用
XAVC S-Iファイルサイズが大きいがパソコンへの負荷が少ない
動画編集向け

参考情報:SONY α7SⅢ(動画)各記録方式の特徴|SONY 公式HP

ファイルのサイズは同じ尺の動画を記録した場合

XAVC S ≒ XAVC HS < XAVC S-I

となります。

ファイルサイズ比較:録画時間10秒

SONY 記録方式の違いによるファイルサイズ比較 写真拡大

テキトーにストップウオッチで計ってRECしたのでぴったり10秒ではありませんが(汗)
ファイルサイズは以下のようになりました。

XAVC S :設定 4K60P 4:2:2 10bit 200M288MB
XAVC HS:設定 4K60P 4:2:2 10bit 280M288MB
XAVC S-I:設定 4K60P 4:2:2 10bit 600M704MB

そして編集のしやすさは

1. XAVC S-I 2. XAVC S 3. XAVC HS

といった順番です。

XAVC HSは画質がとてもきれいですが、動画編集時のパソコンへの負荷が一番大きいです。

ちなみにSONYは公式HPで XAVC SおよびXAVC HSは「編集せずに視聴するときにオススメの記録方式」と示しています。

4K60P 4:2:2 10bit カット編集・BGM・テロップ入れ

ここではPremiere Proのフル画質設定で編集します。

SONY α7SⅢ XAVC S-I 4K60P 4:2:2 10bit

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC S-I)編集 写真拡大

まずはパソコンへの負荷が小さく編集向けの記録方式 XAVC S-I で編集してみます。

Premiere Proでシーケンスを用意し、動画ファイルを並べてプレビューしてみると、CPUの使用率は55%前後で推移し、GPUの使用率は21%前後で推移します。

16スレッドのうち9スレッドの使用率が上昇しているのが分かります。

DAIV Z9-MVPRによるXAVC S-Iでのコマ落ち

合計3分15秒の素材をプレビューしてコマ落ちは2フレーム程にとどまりました。

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC S-I)編集 写真拡大

BGMとレガシータイトルを乗せている部分に再生ヘッドが通過している状態では、CPU使用率が10~15%ほど上昇し、GPUの使用率はおよそ5%ほど上昇します。

SONY α7SⅢ XAVC HS 4K60P 4:2:2 10bit

次はパソコンへの負荷が大きいと予想されるXAVC HS 4K60P 4:2:2 10bitです。

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC HS)編集 写真拡大

さっきと同じように動画ファイルを乗せてプレビューしてみました。

XAVC HS 4K60P 4:2:2 10bitではCPUの使用率が63%となり、GPUの使用率は14%前後を推移します。

使用率が高まったスレッド数はXAVC S-Iの時よりも増えています。

DAIV Z9-MVPRによるXAVC HSでのコマ落ち

XAVC HS 4K60P 4:2:2 10bitで4分40秒のシーケンスを最後までプレビューした場合に発生したコマ落ちは8040フレームとなりました。

CPUの使用率が非常に高いのもあって、再生中のフレーム落ちはかなり多めです。他のソフトを起動した状態で編集するのはちょっと厳しそうです。

ただ、Premiere Proのプログラムモニターの画質を1/4程度まで落とせば、CPUの使用率がグッと下がるのでやり方次第かもしれません。

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC HS)編集 写真拡大

次にBGMとレガシータイトルを乗せてプレビューするとCPUの使用率が100%となり、GPUの使用率は16%前後を推移します。

CPUの使用率だけ上昇していますね。

4K60P 4:2:2 10bit カラーグレーディング

次にPremiere Proによるカラーグレーディングの検証を行います。

SONY α7SⅢのピクチャープロファイルはPP8(詳細設定は変更なし)を選択して撮影しています。

SONY公式のLUT Libraryからダウンロードした LUT「S-Gamut3.Cine/S-Log3」を適用して微調整します。

参考情報:Sony LUT library

SONY α7SⅢ XAVC S-I 4K60P 4:2:2 10bit

まずはパソコンへの負荷が少ないXAVC S-Iの4K60P 4:2:2 10bit素材を使ったカラーグレーディングです。

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC S-I)編集 写真拡大

LUTをあてて微調整した状態でのCPU使用率は編集時とほとんど変わらず、60%前後を推移します。

GPU使用率はカット編集時から10%ほど上昇し、32%前後を推移します。

コマ落ち具合はほとんど変化がありません。

SONY α7SⅢ XAVC HS 4K60P 4:2:2 10bit

次はパソコンの負荷が大きいXAVC HSの動画素材を使ったカラーグレーディングです。

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit(XAVC HS)編集 写真拡大

同じくLUTをあてて微調整した状態のプレビューでCPUの使用率は84%を超えます。

GPUの使用率も上昇し、XAVC S-Iと同程度で30%前後を推移します。

DAIV Z9-MVPRで4K書き出し速度を検証

次にDAIV Z9-MVPRで書き出して、ファイルを出力するまでの時間がどのぐらいかかるか計測してみます。

DAIV Z9-MVPRで4K60P 4:2:2 10bit書き出し検証 写真拡大

書き出し設定は4K H.264(mp4)、ビットレート設定は VBR(可変ビットレート)に設定し、ターゲットビットレート10Mbpsに設定して書き出しします。

DAIV Z9-MVPRではグラフィックカードにNVIDIA RTX 2070 SUPERを搭載しており、Premiere Proのハードウェアエンコーディングで書き出し可能です。

関連情報:ハードウェアエンコーディングに悩む方が知っておきたい5項目

ここではソフトウェアエンコーディングとハードウェアエンコーディングの書き出し時間を比較検証してみましょう。

予想ファイルサイズは232MBです。

動画の尺は3分で、CPU・GPUの使用率の推移と書き出し時間は以下になりました。

ハードウェアエンコーディングを選んだ場合はGPUの使用率が60%前後を推移し、CPUの使用率はどちらも100%を推移します。

DAIV Z9-MVPR エンコーディング時間 3分の動画

ハードウェアエンコーディングソフトウェアエンコーディング
CPU使用率:100%
GPU使用率:60%
CPU使用率:100%
GPU使用率:16%
書き出し時間:2分09秒書き出し時間:5分18秒

ハードウェアエンコーディングはエンコーディング時にCPUの負荷をグラフィックカードに分散します。

これまでの検証でハードウェアエンコーディングの場合、4K⇒フルHDの書き出し時間を大幅に削減する結果が出ていましたが、4K(H.264)書き出しは大差がないという結果となりました。

NINJA V ProResRAWで撮影・DAIV Z9-MVPRで編集

ここまではSONY α7SⅢの本体内部で記録したデータを使って編集してきましたが、SONY α7SⅢは外部レコーダーのATOMOS NINJA Vを使うことでProRes RAWで記録することができます。

カラーグレーディングに最適な記録方式であるProRes RAWを使って、DAIV Z9-MVPRで動画編集・カラーグレーディングを検証してみることにします。

ProRes RAWはApple製品向けの記録フォーマットで、Windows PCでもPremiere ProでProRes RAWを読み込んで編集することができます。

DAIV Z9-MVPRのスペックならProRes RAWに対応することができますよ。

参考情報:Windows での ProRes RAW サポートの必要システム構成

DAIV Z9-MVPRで4K60P ProResRAW 編集 写真拡大

ProRes RAWのデータをPremiere Proでプレビューしてみると、CPU使用率は85%、GPUの使用率は20%前後で推移します。

もう少しCPUに余裕があるほうが良いと思いますが、動画編集時にカクつきが発生することはありません。

DAIV Z9-MVPRでProRes RAW編集時のコマ落ち

プレビュー中のフレーム落ちは2分17秒で0フレームです。

ProRes RAWはファイルサイズがデカいという欠点がありますが、編集はサクサク快適に動きます。

参考情報:ProRes RAWとは? - AtomosのJeromy Young氏が語る|CineD

ProRes RAWは明らかに画質がイイので、撮影中のモニターや編集時の液晶ディスプレイを見ているだけでもウキウキしてきます。

DAIV Z9-MVPRで4K60P ProResRAW カラーグレーディング 写真拡大

DAIV Z9-MVPRでProRes RAWの映像をカラーグレーディングしてみます。

CPUの使用率は84%を推移し、GPUの使用率は26%前後で推移します。

コマ落ちはXAVC HSの動画データよりもかなりマシですが、ProRes RAWでカラーグレーディングするならCPUをCore i9-10900Kにアップグレードするのをおススメします。

残念ながら私が携わっている仕事レベルではProRes RAWの映像を取り扱うことはまだ全然ないのですが(泣)

DAIV Z9-MVPRで編集していると、RAWで動画編集する時代はもうすぐそこまで来ているような気がしてなりません。

DAIV Z9-MVPRで4K120Pの動画編集

α7SⅢは4K120P撮影ができるすごいカメラです。

SONY α7SⅢではXAVC HSの記録方式で4K120P 10bit 422の収録が可能です。

4K120Pはクイック&スローモーションの映像効果を表現するときに必要な設定なので、万人向けというよりはプロ向けの映像制作向けです。

DAIC Z9-MVPRで4K120Pの動画編集を検証してみます。

DAIV Z9-MVPRで4K120P 10bit 422 カット編集 写真拡大

パソコンへの負荷が大きいXAVC HSのため、4K120P 10bit 422ではCPUの使用率が100%で推移し、GPUの使用率は16%を推移します。

再生中のカクつきも多くて、快適に編集できるとは言えません。

α7SⅢのXAVC HS 4K120P 10bit 422を編集するならCore i9-10900Kといったさらにスペックの高いCPUを選んだ方が良さそうです。

DAIV Z9-MVPRで4K120P 8bit 420 カット編集 写真拡大

一方で4K120Pでも8bit 4:2:0(XAVC HS)ならCore i7-10700KのDAIV Z9-MVPRでも十分対応できます。

CPUの使用率は10%以下と負荷が少なく、Premiere Proのプレビューも非常に滑らかです。

また画質設定をフル画質から1/2画質にすることでCPUの使用率が下がり、再生時のカクツキも減りますよ。

DAIV Z9-MVPR で4K 10bitを編集してみた感想とまとめ

はい!こんな感じです!

同じ4Kでも従来の4K 8bit 4:2:0 と 4K 10bit 4:2:2の間には、画質・ファイルサイズ・パソコンへの負荷量の差があまりにも大きいです。

正直言うと、DAIV Z9-MVPRで編集する前は「このスペックでもちょっと厳しいんじゃないか..? 」と予想していたのですが、想像以上に頑張ってくれるスペックで驚きました。

DAIV Z9-MVPRで4K 10bit 4:2:2のカット編集なら問題ありません。

カラーグレーディングを重視する方はDAIV Z9-MVPRのCPUをCore i9-10900Kにカスタマイズ変更し、メモリをスペックアップするのをおススメします。

フツーの動画制作者さんなら、標準仕様のDAIV Z9-MVPRとα7SⅢでかなりハイクオリティな動画制作が実現できると思います。

結論! DAIV Z9-MVPRはステキな4K 10bit動画編集対応PCです!

デュアルSSD対応・リムーバブルケース・Thunderbolt 3・UHS-Ⅱカードリーダー付き

HDDを簡単に取り換えられるリムーバブルケースや、大容量のデータを移動するのに便利なThunderbolt 3拡張カードもついてこのお値段。

この性能ならバリュー価格です!

これなら4~5年先も現役で使えて、もとは十分にとれるでしょう。

これからフリーランスを目指す、意識の高い動画クリエイターさんに強くオススメします!

このエントリーで検証したマウスコンピューターの動画編集用パソコン

DAIV Z9-MVPRは販売終了しました。G-Tune XM-Bがおススメです。

マウスコンピューター G-Tune XM-B

CPU:Corei7-10700
メモリ:16GB PC4-21300
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ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB
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197,780円(税込)

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