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DAIV R4-I7G50WT-Aレビュー!RAW現像・動画編集・AI画像生成を徹底検証するよ

※2024年3月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。


DAIV R4-I7G50WT-A

2023年6月にリリースしたマウスコンピューター DAIV R4-I7G50WT-A をお借りしてレビューします。

DAIV R4-I7G50WT-A は14インチのクリエイターノートでマウスコンピューターのDAIVシリーズ初のホワイトカラー仕様です。

一見可愛らしい外観のDAIV R4-I7G50WT-Aは、スペックは高く価格設定も抑えられてとても魅力的なノートパソコンです。

ここではDAIV R4-I7G50WT-A がクリエイティブ用途でどのぐらい威力を発揮するのか、RAW現像・動画編集・Stable Diffusion WebUIで徹底検証してみます。

DAIV R4-I7G50WT-Aの購入を検討している方はぜひご覧ください!

>>RAW現像・動画編集・Stable Diffusion WebUIの検証をすぐに見る

DAIV R4-I7G50WT-A

CPU:インテル Core i7-12650H 
メモリ:32GB PC5-38400 
グラフィックス:GeForce GTX 3050 Laptop GPU 6GB
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB 
液晶モニター:14型 FHDノングレア液晶 

シークレット価格 ⇒ 179800円(税込)

>>シークレット価格のページを見る

※当サイトはMouse様より特別に許可を頂いてシークレット価格のページを紹介しています


記事監修者

動画編集者・ビデオグラファー おーとふぉーかす

大阪で映像制作会社を経営する傍ら、BTOパソコンで動画編集を検証するブログ「動画編集パソコン速報」を管理しています。

2017年から年間20台以上、累計100台以上のパソコン検証を実施してレポートしてきました。

PC通販サイトとコラボで動画編集用パソコンの企画や限定クーポンの配布も実施しています。


DAIV R4-I7G50WT-A を使ってみた感想

DAIV R4-I7G50WT-A

マウスコンピューターはここ数年で14インチノートを数多く取り揃えてきています。

一般的に14インチのノートパソコンは本体サイズの兼ね合いでビデオカードを搭載した製品が少ないのですが、DAIV R4-I7G50WT-Aはビデオメモリ6GBのGeForce RTX 3050を搭載しています。

詳しいスペックについては後述しますが、この構成で価格設定を間違えていないか?と思うほどのお買い得感があるノートパソコンです。

そのため画像や動画の編集、イラストの制作はもちろんのこと、AI画像生成といった新しいクリエイティブにも対応できるでしょう。

ホワイトカラーのノートパソコンって女子が好みそうですよね(偏見?)。

少数だと思いますが、【強つよスペック + カワイイ】ノートパソコンが欲しい方にはドンピシャなモデルではないでしょうか。

チェック!

マウスコンピューター公式サイト: DAIV R4-I7G50WT-A の購入者レビューを確認する

DAIV R4-I7G50WT-AのThunderbolt 4端子

またDAIV R4-I7G50WT-AはThunderbolt 4の接続端子を装備しています。

Thunderbolt 4はThunderbolt 3の次世代規格で、40Gbpsのデータ転送速度を実現できます。

実はThunderbolt 4は非常に便利な端子で、外付けSSDへデータ転送できるのはもちろんのこと、液晶ディスプレイへの映像出力やスマホの充電も可能です。

個人的におススメなのはThunderbolt 4対応のドックステーション(ハブ)を併用し、様々な機器とケーブル1本で接続することです。

Thunderbolt 4 ドックステーションを用いた周辺機器接続の例

外付けハードディスク、様々な周辺機器やカメラとの接続が必要になる動画編集や画像編集でも、ノートパソコンを持ち帰ってすぐにデスクトップPCと同じような環境にセットアップすることができるのです。

Thunderbolt 4対応ケーブルはお値段が少々高いのが難点ですが、USB4との互換性もあるのでとても便利ですよ。

ちなみにDAIV R4-I7G50WT-Aはこの他にもUSB Type-C端子が一つ備わっているので、従来のラップトップにはない優れた拡張性を備えています。

DAIV R4-I7G50WT-Aの長所と短所

DAIV R4-I7G50WT-A

DAIV R4-I7G50WT-AのCPUはPCIe Gen4のM.2 SSDを標準搭載で、PCの起動や動画編集の処理速度も良好です。

さりげなく最新規格のDDR5メモリを採用し、第12世代 Core i7-12650Hの性能を十分引き出しています。

クリエイティブに重要なグラフィックカード(ビデオカード)はGeForce RTX 3050 Laptop GPUのビデオメモリ 6GBモデルを登載し、Premiere ProやDaVinci Resolve Studioの推奨環境をクリアしています。

なおマウスコンピューターで14インチノートを選ぶ場合、よく似た構成のDAIV Z4-I7I01SR-Bがありますが、価格面においてDAIV R4-I7G50WT-Aのほうが断然お買い得。

DAIV R4-I7G50WT-A / DAIV S4-I7G60CB-B 仕様比較

DAIV R4-I7G50WT-A DAIV Z4-I7G50SR-B
CPU:Intel Core i7-12650H CPU:Intel Core i7-13700H
メモリ:16GB PC5-38400 DDR5 メモリ:32GB PC5-38400 DDR5
グラフィックス:GeForce GTX 3050 Laptop GPU グラフィックス:GeForce GTX 3050 Laptop GPU
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
重量:1.42kg 重量:1.32kg
厚さ:19mm 厚さ:16.8mm
価格:179,800円(税込) 価格:229,900円(税込)

※販売価格は2023年8月調べです

薄型でデザインが洗練されたDAIV Z4シリーズと比べると、DAIV R4はやや厚みがあるのが短所とも言えますが、これは好みが分かれそう。

DAIV R4-I7G50WT-Aの右側面

なお、DAIV R4-I7G50WT-AはDolby Atmosという立体音響で音楽を視聴できる機能を標準搭載しています。

臨場感や没入感が向上しますので、ASMR系のコンテンツが好きな方やVRコンテンツを楽しみたい方にぴったりです。

Dolby AtmosはDAIV R4-I7G50WT-AにプリインストールされているDolby Accessで制御します。

Dolby Atmos 設定画面

ヘッドホンを使って立体音響で視聴する場合、ヘッドホンを接続後、Dolby Accessを起動してセットアップを行います。

ヘッドホンを抜き差しするたびに設定するのが少し面倒ですが、どのようなヘッドホンでも立体音響で視聴できるのでとても便利です。

オンライン会議でも聞き取りやすく、プライベートからビジネス、クリエイティブまで幅広い用途で使えるのがDAIV R4-I7G50WT-Aの魅力でしょう。

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マウスコンピューター公式サイト: DAIV R4-I7G50WT-A の購入者レビューを確認する

1DAIV R4-I7G50WT-AのCPU

DAIV R4-I7G50WT-AはインテルCPU 第12世代CPU Core i7-12650Hを登載しています。

この記事を書いている時点のインテル最新CPUは第13世代であるため、この点において価格が抑えられている理由の一つかもしれません。

とはいえCore i7-12650Hは10コア16スレッドのパワフルなCPUで、Apple M2 8コアや第13世代 Core i7-1360Pよりも優れたベンチマークスコアを出しています。

Core i7-12650H・Apple M2 8コア・Core i7-1360P・Core i7-13700H 比較 画像引用元:PassMark

PassMarkでベンチマークスコアを調べてみると、Core i7-12650HはCore i7-1360Pと比べると約20%近い性能差があるようです。

先にレビューしたDAIV Z4ではビデオカード非搭載にもかかわらず、動画編集とRAW現像・写真編集で比較的快適な処理能力を持ってるのが分かりました。

関連情報:DAIV Z4-I7I01SR-Aレビュー 高解像のRAW現像と動画編集を検証してみるよ

今回レビューするDAIV R4-I7G50WT-Aは、それよりもさらに強力なCPUとビデオカードを備えています。

エントリーモデルとは言えど、Premiere ProやLightroom Classic CCではGPUのハードウェアエンコーディングによる効果を得られるはずです。

そんなわけでDAIV R4-I7G50WT-AでRAW現像や動画編集でどれぐらいの威力を発揮するのか検証が楽しみです。

>>動画編集の検証をすぐに確認する

2DAIV R4-I7G50WT-Aのグラフィックカード

DAIV R4-I7G50WT-Aのグラフィックス性能は先に解説した通り、CPU内蔵のIRIS XeグラフィックスとGeForce RTX 3050 laptop GPUの併用となります。

GeForce RTX 3050 性能比較 参考:PassMark

DAIV R4-I7G50WT-Aに備わるGeForce RTX 3050 Laptop GPUは従来のRTX 3050にビデオメモリを強化したビデオカードで、VRAM 6GB仕様となっています。

PassMarkのベンチマークスコアを確認すると、RTX 3050 Laptop GPUのスコアを30%ほど上回っております。

6GBのビデオメモリは、Premiere Proの推奨環境をクリアできるので、YouTubeの動画編集を挑戦したい方にはちょうど良い性能になるでしょう。

PCMARK10でDAIV R4-I7G50WT-Aのベンチマークを計測 画像拡大

BRAW Speed TestでDAIV R4-I7G50WT-Aのベンチマークを計測 画像拡大

PCMARK10でベンチマークを計測してみたスコアは6088となりました。

またDaVinci Resolve 18のBlackmagic RAW Speed TestでDAIV R4-I7G50WT-AのRAWデータ編集の適応度をベンチマークを計測してみました。

CPUは BRAW 12:1設定で6K50P・8K30Pまで対応でき、グラフィックス(CUDA)は画質設定次第で8K60Pまで対応できるという結果が出ています。

DAIV R4-I7G50WT-A DAIV Z4-I7I01SR-A
総合スコア:6088
Digital Contents Creation:7079
Photo Editing Score:7830
Rendering and Visualization Score:8434
Video Editing Score:5373
総合スコア:5622
Digital Contents Creation:6243
Photo Editing Score:9508
Rendering and Visualization Score:4063
Video Editing Score:6299

ビデオカード非搭載のマウスコンピューター DAIV Z4-I7I01SR-Aのスコアと比較すると、Photo Editing ScoreとVideo Editing ScoreにおいてDAIV R4-I7G50WT-Aが下回っているのが興味深い結果となりました。

3DAIV R4-I7G50WT-Aのメモリとストレージ

DAIV R4-I7G50WT-A

DAIV R4-I7G50WT-Aのメモリは16GBでPremiere Proの推奨環境を備えています。
メモリーは最大64GBまでアップグレード出来るようになっています。

SSDは標準でGen 4対応のM.2 SSD(NVMe)で、購入時のカスタマイズでは読み書き速度6,700MB/s以上のSAMSUNG PM9A1やWD_BLACK SN850Xに変更することも可能です。

また、オプションでM.2 SSDを二基搭載することもできるので、ディスク管理次第でPremiere Proのパフォーマンスを向上することも可能です。

DAIV R4-I7G50WT-AのSSD読み書き速度

CrystalDiskMarkでDAIV R4-I7G50WT-A搭載のM.2 SSDの読み書き速度を調べてみました。

シーケンシャルリードは4,240MB/s、シーケンシャルライトは1,809MB/sという結果となりました。

またランダムリードは386MB/s、シーケンシャルライトは448MB/sとなっています。

動画編集用途では必要十分なスコアが出ています。

アップグレード対象のSSDを確認する

4DAIV R4-I7G50WT-Aの外観

DAIV R4-I7G50WT-Aの外観とインターフェース(接続端子)を確認しましょう。

インターフェース(接続端子)

DAIV R4-I7G50WT-Aの右側面

DAIV R4-I7G50WT-Aは右側面の左からThunderbolt 4、USB 3.0 Type-A、HDMI端子、電源ポートが備わっています。

DAIV R4-I7G50WT-Aの左側面

次にDAIVの左側面です。

左からUSB Type-C端子、USB Type-A端子、SDカードスロット、ヘッドセット端子を備えています。

DAIV R4-I7G50WT-Aの背面部 厚さは接地面から約24mm

DAIV R4-I7G50WT-Aの背面には接続端子なし。

DAIV R4-I7G50WT-Aの前面部

DAIV R4-I7G50WT-Aの厚さは接地面から計測すると約24mmです。

本体重量は1.42kgとなります。

DAIV R4-I7G50WT-AのACアダプター

付属の標準ACアダプターは473gとなります。

液晶モニター

DAIV R4-I7G50WT-Aの液晶モニターのベゼル。ベゼル幅は上部8mm・左右5mm

DAIV R4-I7G50WT-Aの液晶モニターはIPSタイプのフルHD液晶モニターです。

液晶モニターの色域はsRGB比換算 約100%をカバーし、写真編集や動画編集、イラスト制作に最適な高色域パネルです。

ベゼル幅は左右5mmほど、上部は約8mm で200万画素のウェブカメラを搭載しています。

USB Type-CとThunderbolt 4を併用できるため、撮影データの移動とカラーマネージメントディスプレイへの映像外部出力をハブなしで同時に行うことができるので便利です。

さらにHDMIの出力端子もあるため、最大3台の液晶ディスプレイに4K解像度の映像を同時に出力することができます。

外出先ですぐに写真を納品するような場合も、DAIV R4-I7G50WT-Aなら標準のモニターの色再現性が良いので安心です。

DAIV R4-I7G50WT-Aの液晶モニターのリフレッシュレートは60.01の一択となります。

キーボード

DAIV R4-I7G50WT-Aのキー配列

DAIV R4-I7G50WT-Aのキーボードはテンキーなしです。
キーボードのキーはエッジのない丸みのあるタイプです。

DAIV R4-I7G50WT-Aのキーピッチは19mm

DAIV R4-I7G50WT-Aのキーピッチは19mmで標準的なキーボードです。

キーストロークは1.8mm。バックライトカラーはシンプルなホワイトで、暗所のキーボード入力も困りません。

DAIV R4-I7G50WT-AでRAW現像・写真編集を検証

EOS R7

それではDAIV R4-I7G50WT-AでRAW現像を実施してみます。

使用するRAWデータは有効画素数3250万画素のCanon EOS R7の最高画質設定を使います。

Canon EOS R7で撮影したRAWデータ(最高画質設定6960×4640)をLightroom Classic CCに読み込みます。

そしてLightroom Classic CCで補正したRAWデータから100枚のJPEG画像を最高画質設定で書き出しします。

Lightroom Classic CC の環境設定

環境設定のパフォーマンスタブで、「画像処理にGPUを使用」、「書き出しにGPUを使用」にチェックを入れて完全グラフィックアクセラレーションを有効化します。

参考情報:Lightroom Classic ではグラフィックプロセッサーをどのように使用しますか?|Adobeヘルプ

Lightroom Classic CC 書き出し時 画像拡大

DAIV R4-I7G50WT-Aで100枚のJPEG書き出しが完了するまでの時間を計測してみました。

完全グラフィックアクセラレーションを使った場合の書き出し時間は2分07秒となりました。

完全グラフィックアクセラレーションではCPU使用率が35%前後で推移し、内蔵GPUの使用率が5%前後で、GeForce RTX 3050は11%で推移します。

3000万画素を超えるEOS R7のRAWデータでこの書き出し時間なら十分満足できる速度でしょう。

DAIV R4-I7G50WT-AでStable Diffusion WebUIを検証

Stable Diffusion WebUI操作画面

DAIV R4-I7G50WT-AでにStable Diffusion web UIをインストールして、AIによる画像生成を検証してみました。

DAIV R4-I7G50WT-Aでに搭載しているGeForce RTX 3050 Laptop GPUは、はたしてStable Diffusion web UIにどの程度対応できるのでしょうか。

Stable Diffusionの設定は以下になります。

model AnyLoRA – Checkpoint Sampling Steps 50
sampling method Euler Batch counnt 6
Width/Height 800/800 Batch size 1
prompt
Picture a girl around 15 years old with blonde hair and blue eyes, standing in a wind-blown prairie while brushing her hair up with one hand. She’s wearing a white dress, and a smile graces her face. In the backdrop, a river flows in front of distant mountains, and the sunset is visible over the peaks.
Negative prompt
nsfw, lowres, bad anatomy, bad hands, text error, missing fingers, extra digits, fewer digits, cropped, worst quality, low quality, standard quality, peg artifacts, signature, watermark, username, blurry,

モデルはCIVITAIのAnyLoRA – Checkpointを利用しました。

この他にStable DiffusionにVAE(Variational Auto Encorder)を追加して品質アップしています。

Stable Diffusionは画像のサイズ(Width/Height)と枚数(Batch counntとBatch size)、フィードバック回数(Sampling Steps)の値によって出力に必要な時間が上下します。

Sampling Stepsの値が大きいほど精細なAIイラストになりますので、何度かテストしてみて「50」が品質と消費時間のバランスが良いと思いまして設定しています。

各値を小さくすればより早い時間で画像出力が完了するでしょう。

DAIV R4-I7G50WT-AによるStable Diffusion 画像出力に要した時間

この設定値で出力に要した時間は6枚の出力で7分45秒となりました。

書き出し完了までやや時間がかかります。

DAIV R4-I7G50WT-Aでは生成に時間がかかりますが、Stable Diffusion web UIの画像生成を実行可能です。

DAIV R4-I7G50WT-Aで動画編集を検証

DAIV R4-I7G50WT-Aと動画編集の検証で利用したLUMIX GH6

それではDAIV R4で動画編集を検証してみます。
Panasonic LUMIX GH6で撮影したデータを使用します。

それぞれの詳しい記録方式は以下になります。

使用した映像データ

✅LUMIX GH6 4K30P動画編集(MOV LongGOP 4K29.97p 422 10bit 150Mbps HLG)
✅LUMIX GH6 FHD60P動画編集(MOV LongGOP FHD59.94p 422 10bit 100Mbps HLG)

データをすべてCドライブに保存してPremiere Proを使って動画編集をします。

環境設定 ⇒ メディア ⇒「H.264/HEVC ハードウェアによる高速デコーディング」にチェック、「Intel」と「Nvidia」にもチェックが入っていることを確認します。

またPremiere Proのプログラムモニターは常時「フル画質」を設定しています。

また、ACアダプターの有無でそれぞれ対応できる解像度やフレームレートの上限を探ります。

4K30P 422 10bit編集 ACアダプターあり

DAIV R4-I7G50WT-Aで4K30P 422 10bit 編集 画像を拡大

まずはDAIV R4-I7G50WT-AをACアダプターに接続して運用します。

GH6 で撮影したMOV LongGOP 4K29.97p 422 10bit 150Mbps HLGのデータをカット編集・テロップ・BGMを挿入してみます。

そしてタイムラインに調整レイヤーを追加してLumetri カラーで基本補正、クリエイティブを使ってカラーグレーディングを行います。

カット編集中のCPU使用率は52%前後を推移し、内蔵GPU(インテル Iris Xeグラフィックス)の使用率は9%前後を推移します。

GeForce RTX 3050は49%の使用率で推移しています。

メモリの消費量は10.4GB(66%)となっています。

コマ落ちインジケーターで379フレームのコマ落ち

3分47秒のシーケンスを最初から最後まで再生したときに発生したコマ落ちは379フレームとなりました。

コマ落ちはありますが、比較的快適にプレビューできてカクつきも抑えられています。

DAIV R4-I7G50WT-AはGH6の4K30P 422 10bit(1トラック)でカット編集・カラーグレーディングは問題なく出来るでしょう。

FHD60P編集 ACアダプターなし

DAIV R4-I7G50WT-AでFHD60P 422 10bit 編集 画像を拡大

次にDAIV R4-I7G50WT-AをACアダプターを使わずに内蔵バッテリーで運用します。

LUMIX GH6で撮影したFHD 59.94P 4:2:2 10bit(MOV)の素材を使って編集してみましょう。

クリップを並べてプレビューしてみるとCPUの使用率は31%前後で推移し、内蔵GPUは21%前後、GeForce RTX 3050は11%前後で推移します。

メモリの消費量は8.4GBとなります。

CPUの使用率があまり上昇せず、省電源モードで動いているのがよく分かります。

コマ落ちインジケーターで76フレームのコマ落ち

2分51秒のシーケンスを再生して発生したコマ落ちフレームは76フレームとなり、かなり快適に再生できました。

気になるカクつきもほとんど発生しません。

DAIV R4-I7G50WT-AはACアダプターなしでもLUMIX GH6で撮れるフルHD60Pは問題なく編集可能です。

4K30P⇒4K30P書き出し

DAIV R4-I7G50WT-Aで4K30P 422 10bit 書き出し 画像を拡大

次にDAIV R4-I7G50WT-AとPremiere Proで書き出しテストを行います。

書き出したのはMOV LongGOP 4K29.97p 422 10bit 150Mbps HLGで編集したシーケンスです。

書き出し設定は4K30Pシーケンス(3分47秒)からH.264の4K(UHD 3840×2160)、ターゲットビットレートは50MbpsのVBR 1パス。

ソフトウェアエンコーディングとハードウェアエンコーディングでそれぞれ書き出し時間を計測します。

書き出し時間はそれぞれ以下のようになりました。

4K30P 書き出し(3分47秒の動画)

ソフトウェアエンコーディング 9分59秒
ハードウェアエンコーディング 3分44秒

ソフトウェアエンコーディング時

ハードウェアエンコーディング時

書き出し時のCPUやGPUの使用率もチェックしてみました。
ソフトウェアエンコーディングではCPUの使用率が81%前後で推移し、内蔵GPUは3%前後で推移し、GeForce RTX 3050 6GBが0%で推移します。

続いてハードウェアエンコーディングではCPUの使用率が38%前後で推移し、内蔵GPUは1%前後、GeForce RTX 3050 6GBが100%で推移します。
書き出し時間はハードウェアエンコーディングの方が速く完了します。

DAIV R4-I7G50WT-Aの4K30P⇒4K30P書き出しはソフトウェアエンコーディングでやや時間がかかり、ハードウェアエンコーディングで動画の尺とおよそ同じ時間で書き出しを完了しました。

DAIV R4-I7G50WT-Aの検証結果 まとめ

DAIV R4-I7G50WT-A

DAIV R4-I7G50WT-AによるRAW現像と動画編集・Stable Diffusion WebUIの画像生成を検証してみた結果、DAIV R4-I7G50WT-Aは価格十分の性能を発揮するのが分かりました。

Stable Diffusion WebUIは画像サイズを大きくすると書き出し時間がややかかりますが、待てる範囲内の時間だと思います。

こんな方におすすめ

✅ホワイトカラーのノートPCがほしい
✅ビデオカード搭載モデルをなるべく低価格で欲しい
✅持ち運びやすい14インチが第一候補

DAIV R4-I7G50WT-Aは以上の要望でノートパソコンを探している方に超オススメです。

さらに軽さを重視するならDAIV Z4をお勧めしますよ!

DAIV R4-I7G50WT-A

CPU:インテル Core i7-12650H 
メモリ:32GB PC5-38400 
グラフィックス:GeForce GTX 3050 Laptop GPU 6GB
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB 
液晶モニター:14型 FHDノングレア液晶 

シークレット価格 ⇒ 179800円(税込)

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DAIV Z4-I7I01SR-A

CPU:インテル Core i7-1360P 
メモリ:32GB PC5-38400 
グラフィックス:インテル® Iris Xe グラフィックス 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB 
液晶モニター:14型 WUXGAノングレア液晶 

シークレット価格 ⇒ 189800円(税込)

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