オススメ:動画編集は低価格でもOK!おすすめノートパソコン10選【2021年版】

パソコンレビュー

raytrek XV-Ti で動画編集を検証 4K60Pまで問題なし。快適です!

※2021年10月に更新しました。

raytrek XV-Ti

ドスパラからraytrek XV-Tiを貸出いただきレビューします。

インテル Core i7-11700FとGeForce RTX 3060 Ti搭載で税込20万円を切るお買い得な価格設定です。

結論から先に言うとコストパフォーマンス抜群。これからプロの動画編集者になりたい方が持つ最初の一台としてオススメと思いました。

実際に使ってみてどの程度の動画編集ができるのか検証してみましょう。

>>動画編集の検証をすぐに見る

raytrek XV-Ti

CPU:Core i7-11700F
メモリ:16GB PC4-21300
グラフィックス:GeForce RTX3060 Ti(8GB)
ストレージ:M.2 SSD NVMe 500GB

192,980円(税込)

販売ページを見る


ドスパラのインテル第11世代デスクトップPC

ドスパラ raytrekシリーズ インテルCPU搭載PCのラインナップ表

コロナ禍と過剰な半導体需要も徐々に落ち着いてきたようで、BTOパソコンショップの品ぞろえが充実してきました。

ドスパラのインテルCPU搭載デスクトップPCで見るとCore i7-11700Fがボリュームがあり、主流モデルとしてのラインナップです。

プロ向けの動画編集用途ではグラフィックカードにGeForce RTX 3070を搭載したパソコンを狙いたいところですが、そうなると20万円以上となってしまうでしょう。

この記事でレビューするraytrek XV-Tiはこの記事を書いている時点(2021.9)で税込20万円以内となっており、手に取りやすい価格です。

決して安いパソコンではありませんが、GeForce RTX 3060 Ti搭載・16GBメモリでこの値段ならお値打ちでしょう。

ドスパラではこのパソコンの1ランク下のモデル raytrek XVが人気1位となっていますが、私だったらraytrek XV-Ti を買いますね。

raytrek XV-Tiの特徴

raytrek XV-Ti

ドスパラのraytrekシリーズはクリエイター向けの製品ブランドで、ゲーミングPCに強いドスパラならではの高性能なPCパーツを冷却性能が高くシンプルなデザインのPCケースに収納したパソコンとなっています。

raytrek XV-Tiもraytrekならではのミドルタワーケースが採用され、DVDマルチドライブとSD/マイクロSDカードスロットが標準搭載です。

見た目ではなく作業効率を重視する映像クリエイターには嬉しい仕様です。

実はraytrek XV-Tiとほぼ同等の構成となるドスパラのゲーミングPCにGALLERIA XA7C-R36Tがあるので、比較してみることにしました。

raytrek XV-Tiの仕様(GALLERIA XA7C-R36Tとの比較)

raytrek XV-TiGALLERIA XA7C-R36T
インテル Core i7-11700F
8コア16スレッド/ 2.90GHz/ TB時最大4.80GHz/ 16MB スマートキャッシュ
インテル Core i7-11700
8コア16スレッド/ 2.90GHz/ TB時最大4.80GHz/ 16MB スマートキャッシュ
GeForce RTX 3060 Ti(8GB)GeForce RTX 3060 Ti(8GB)
16GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/8GBx2/2チャネル)16GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/8GBx2/2チャネル)
1.M.2 SSD 500GB (NVMe対応/M.2規格/PCI Express x4 接続)1.M.2 SSD 1TB (NVMe対応/M.2規格/PCI Express x4 接続)
・DVDマルチドライブ
・SDカード・マイクロSDカードスロット
販売価格:192,980円(税別)販売価格:219,980円(税込)

※販売価格は2021年9月25日時点です。変更の可能性があります

GALLERIA XA7C-R36T

GALLERIAのPCケースは青のLEDが光るデザイン性の良さがウリです。

これはこれでとてもカッコいいと思いますが、SDカードスロットやDVDドライブが非搭載です。

またゲーミングPCのケースはやや重い傾向もあります。

実用面とコストパフォーマンスではraytrek XV-Tiのほうが上でしょう。

raytrek XV-Ti 左から前面・背面・背面詳細

raytrek XV-Tiはインテル H570のマザーボードが搭載されており、背面にUSB 3.2 Gen 2 Type-C が一つ備わっています。

raytrek XV-TiのCPU性能

Core i7-11700Fは8コア16スレッドのCPUで 動作周波数は定格 2.50GHz、ターボブースト時は最大4.90GHzの周波数となります。

内蔵GPU(Intel UHD Graphics 750)は非搭載です。

PassMarkによるCPUベンチマーク 画像引用元:PassMark

PassMarkのベンチマークを確認すると、インテル Core i7-11700Fは前世代のインテル Core i7-10700Kを11%上回る性能となっています。

raytrek XV-TiのPCMARK10によるベンチマークスコア 画像拡大

raytrek XV-TiのDaVinci Resolve Speed Test 結果 画像拡大

PCMARK10でraytrek XV-Tiのベンチマークスコアを測定すると総合スコアは7348となりました。

その他の画像処理関連のスコアは以下となります。

写真編集スコア:14393
レンダリングスコア:13026
ビデオ編集スコア:6238

また、DaVinci Resolve Speed TestではCPUが6K30P・8K25Pまで対応でき、GPU性能は8K60Pまで対応可能という結果が出ています。

raytrek XV-Tiのグラフィックカード

raytrek XV-Tiに採用されているビデオカードはNVIDIA GeForce RTX 3060 Tiです。
ビデオメモリは8GBとなっており、7680×4320(8K)が最大解像度で最大4台のマルチモニターが実現可能です。

raytrek XV-Ti 搭載のRTX 3060 Ti ZOTACオリジナルファンモデル

GeForce RTX 3060 Tiは2020年にRTX 3060よりも早く発売していましたが、マイニング需要でほとんど手に入らない状態となっていました。

マイニング需要が落ち着き、8月頃からマイニング性能を制限したGeForce RTX 3060 Tiが発売開始しています。

これによってBTOパソコンショップで再びGeForce RTX 3060 Ti搭載のパソコンを手に入れることができるようになっています。

RTX 3060 Ti のベンチマーク比較 画像引用元:PassMark

GeForce RTX 3060 TiはRTX 3070とRTX 3060のちょうど間ぐらいの性能で、グラボ単体で購入すると7.5~9万円ぐらいです。

それを考えるとraytrek XV-Ti はかなり良心的な価格設定に思えます。

RTX 3060 TiとRTX 3060の比較

GeForce RTX 3060 TiGeForce RTX 3060
CUDAコア:4864CUDAコア:3584
ビデオメモリ:8GB GDDR6ビデオメモリ:12GB GDDR6
定格クロック数:1.41GHz
ブースト時:1.67GHz
定格クロック数:1.32GHz
ブースト時:1.78GHz

動画編集ではCUDAコア数が多いほうが動画編集ソフトのパフォーマンスが発揮される傾向があるので、RTX 3060よりもRTX 3060 Tiのほうが有利と言えます。

raytrek XV-Tiのメモリとストレージ

raytrek XV-TiのCPUクーラー 虎徹 Mark II

メモリ容量は16GB。帯域幅はPC4-25600で広帯域なメモリが搭載されています。

なおraytrek XV-Tiは最大128GB(32GB×4)までメモリを増強することができます。

CPUファンは虎徹 Mark IIが標準搭載。(ドスパラの静音パック満足コース)
静音と冷却性能が両立するバランスの良いCPUクーラーです。

raytrek XV-TiのM.2 SSD ビデオカードを挟んで2基搭載可能

raytrek XV-Tiのグラフィックカードの上に備わっているのが起動ディスクのM.2 SSD NVMeです。

PCIe 3.0の空きスロットも一つ確認できるので、M.2 SSDは最大2基搭載可能です。

ちなみにヒートシンク(SSD冷却・保護用のプレート)にはPCIe 4.0と記載されていますが、標準搭載のM.2 SSDはPCIe 3.0です。

raytrek XV-Ti 起動ディスクの読み書き速度

CrystalDiskMarkで起動ディスクの読み書き速度を計測してみると、シーケンシャルリードは3394MB/s でシーケンシャルライトは2165MB/sとなっています。

またランダムリードは1560K、ランダムライトは2464K。十分な性能の起動ディスク(M.2 SSD)です。

raytrek XV-Tiの電源ユニットはデルタ製 650W電源(80PLUS BRONZE)

電源は650Wのデルタ製です。

raytrekは高W数の電源を採用している傾向があるのですが、raytrek XV-Tiはちょい控えめですね。

内蔵HDDやSSDをどんどん追加して使おうと考えている動画編集者さんはアップグレードしても良いと思います。

raytrek XV-Tiのケースフタを開けた状態

raytrek XV-TiはHDDやSSDをたくさん追加できるPCケースで、購入後に自分でカスタマイズしやすい設計になっています。

raytrek XV-Tiで4K動画編集を検証

撮影素材はSONY α7SⅢで収録

検証で使用する動画素材はSONY α7SⅢで撮影したクリップを使用しています。

検証内容は以下のとおりです。

検証内容

✅4K30P動画編集(α7SⅢ XAVC S 4K 420 8bit / XAVC S-I 4K 422 10bit)
✅4K60P動画編集(α7SⅢ XAVC S-I 4K 422 10bit)
✅4K120P動画編集(α7SⅢ XAVC S 4K 420 8bit / XAVC S-I 4K 422 10bit)

動画編集ソフトはAdobe Premiere Proを使います。

4K30P / 4K60P動画編集

α7SⅢ XAVC S 4K30P 420 8bit 写真拡大

ここでの検証はPremiere Proのプログラムモニターの画質設定を常にフル画質設定で検証します。

まずは記録方式 XAVC S 4K30P 420 8bitの撮影データです。

文字タイトル・BGMもタイムラインに追加して再生してみます。

CPU使用率は11%前後を推移し、GPUの使用率は33%前後を推移します。サクサク快適です。

α7SⅢ XAVC S-I 4K30P 422 10bit 写真拡大

次にXAVC S-I 4K30P 422 10bitのクリップとタイトル・BGMを挿入して再生します。

CPUの使用率は77%前後を推移し、GPUの使用率が24%前後を推移します。

α7SⅢ XAVC S-I 4K30P 422 10bit 編集時のコマ落ち

6分のシーケンスを最初から最後まで再生したときに発生したコマ落ちは0フレームとなりました。
raytrek XV-Tiでα7SⅢ 4K30Pなら非常に快適に動画編集をすることができるでしょう。

4K60P動画編集

α7SⅢ XAVC S-I 4K60P 422 10bit 写真拡大

次にα7SⅢの4K60P(記録方式 XAVC S-I 422 10bit)の撮影データで検証してみましょう。

シーケンスにクリップを並べてカット編集し、タイトルとBGMを追加して再生します。

CPUの使用率が87%前後を推移し、GPUの使用率は29%前後を推移します。

Premiere Proの環境設定ではメモリの使用率を初期設定のまま(16GBのうち12GB)にしており、4K60P編集時は12GBを超えています。

α7SⅢ XAVC S-I 4K60P 422 10bit 編集時のコマ落ち

プレビュー時のコマ落ちは0となりましたが、メモリは容量不足で少し不安です。

他の画像処理ソフトを同時に起動して作業することが多いならメモリ容量はアップグレードしておきたいですね。

4K60P 10bit以上で動画編集する場合はメモリを32GBにアップグレードするのがおススメです。

4K120P動画編集

α7SⅢ XAVC S-I 4K120P 422 10bit 写真拡大

最後にraytrek XV-Tiでα7SⅢの4K120P(XAVC S-I  422 10bit)の撮影データを使って動画編集してみます。

フレームレートが60Pの倍になる120PになるとCPUの負荷はさらに大きくなると予想できます。

撮影素材と文字タイトル・BGMを乗せた状態でCPUの使用率は常に100%を推移します。

一方でGPUとメモリの使用率は少なく、GPU使用率は12%前後を推移。
メモリの使用量は6.3GB(25%)前後となっています。

α7SⅢ XAVC S-I 4K120P 422 10bit 編集時のコマ落ち

23秒のシーケンスを再生完了したときのコマ落ちは277フレームとなりました。

コマ落ちはそれほど多くはありませんが、編集時はカクカクしているので動画編集はかなりやりにくいです。

α7SⅢ XAVC S 4K120P 420 8bit 写真拡大

一方、同じ4K120Pでも記録方式をXAVC S 420 8bitにするとパソコンへの負荷はかなり少なくなります。

CPUの使用率は9%前後を推移し、GPUの使用率は33%前後を推移します。

10bitに比べて8bitの負荷はかなり少ないですね。メモリの使用量は6.6GB程となります。

α7SⅢ XAVC S 4K120P 420 8bit 編集時のコマ落ち

30秒の撮影データを再生したときにコマ落ちは発生していません。

4K120Pでも4:2:0 8bitの映像データではraytrek XV-Tiで十分編集できますね。

4K⇒4Kの書き出し

次にraytrek XV-Tiで4K30P 10bitのシーケンスを書き出しするときに必要な時間を確認します。

α7SⅢ XAVC S-I 4K30P 422 10bit を4K30P書き出し 写真拡大

書き出し設定はH.264(mp4)、ビットレート設定は VBR(可変ビットレート)に設定し、ターゲットビットレート10Mbpsに設定して書き出しします。

raytrek XV-Tiではハードウェアエンコーディング(GPU支援のエンコーディング)が使用できます。

エンコーディング設定でハードウェアエンコーディングを選べない場合は、グラフィックカードのドライバーを最新にすることで解決できるはずです。

関連情報:ハードウェアエンコーディングに悩む方が知っておきたい5項目

ここではソフトウェアエンコーディングとハードウェアエンコーディングの書き出し時間を比較検証してみましょう。

raytrek XV-Ti エンコーディング時間 2分20秒の動画

Premiere Pro ハードウェアエンコーディング1分08秒
Premiere Pro ソフトウェアエンコーディング2分51秒

raytrek XV-Ti ハードウェアエンコーディング時

raytrek XV-Ti ソフトウェアエンコーディング時

ハードウェアエンコーディング時のCPUの使用率は80%前後を推移します。

GPUの使用率は40%前後で推移します。

動画の尺は2分20秒で、書き出し時間はその半分ぐらいの時間で完了しました。

一方、ソフトウェアエンコーディングを選んだ場合はCPUの使用率が常時100%を推移し、GPUは10%ほどで推移します。

それでも動画の尺の少し長いぐらいの時間で書き出しが完了しています。

raytrek XV-Tiではエンコーディング時間も短く済み、連続の書き出しでも時間のロスはかなり少なく済むでしょう。

raytrek XV-Tiのオススメポイント

raytrek XV-Ti

raytrek XV-Tiは標準的な4K動画編集を十分快適にこなせるデスクトップパソコンです。

グラフィックカードのGeForce RTX 3060 TiもPremiere Proと相性が良く、エンコーディング時間も短いです。

インテル Core i7-11700はプロ向けの動画編集に十分対応できるCPUであることも分かりました。

ただ一点、raytrek XV-Tiのちょっと惜しい点は、4Kの動画編集をするにはメモリとディスク容量がやや少ないと思います。

4K編集するならメモリを32GBにアップし、保存ディスクに内蔵のHDDを追加したいところです。

α7SⅢのようなデータ容量が大きい撮影データを取り扱うなら起動ディスクと保存ディスクを合わせて5TBほどの容量があると安心です。

raytrek XV-Tiの長所

raytrek XV-Tiの良い点はドスパラのゲーミングパソコンに比べるとシンプルなデザインになっており、機能面を重視した設計です。

raytrek XV-Ti標準装備のDVDドライブ・カードリーダー

ディスクドライブやSDカードリーダーを標準搭載している点は動画編集者にとって嬉しいポイントですね。

決して安いパソコンではありませんが、プロ向けの動画編集をするのに十分な性能を持ちながらも価格が抑えられたモデルです。

カスタマイズなしでも十分使えますし、予算に余裕があれば購入時に以下のようなカスタマイズを行えば3年以上現役で使える編集マシンとなるでしょう。

raytrek XV-Tiカスタマイズ例
メモリ 16GB⇒ 32GBへ変更
650W電源 80PLUS BRONZE ⇒ SILVERSTONE 750W 静音電源(80PLUS TITANIUM)に変更
4TB HDDを追加
税込価格:232,910円

※販売価格は2021年9月25日時点です。変更の可能性があります。

このエントリーで検証したドスパラの動画編集用PC

raytrek XV-Ti

CPU:Core i7-11700F
メモリ:16GB PC4-21300
グラフィックス:GeForce RTX3060 Ti(8GB)
ストレージ:M.2 SSD NVMe 500GB

192,980円(税込)

販売ページを見る


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