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Quadro RTX 4000搭載 動画編集にオススメのパソコン

Pascal世代から大幅に性能アップしたQuadro RTX 4000

P5000の35%性能アップ!RTX4000はむしろ安い

※2024年4月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。

2019年3月に発売したNVIDIA Quadroのグラフィックカード Quadro RTX 4000があります。

Quadroはかつては映像制作会社やCADを使う設計会社に人気のグラフィックカードで、その値段の高さでも有名です。

最上位モデルのQuadro RTX6000、RTX5000が登場した後、ミドルクラスのRTX 4000の登場。お値段が12万円前後となっています。

それでも十分高いですよねえ(苦)

最近ではゲーミング用途がメインのGeForceシリーズで構成する動画編集用パソコンも多くなっている中で、Quadro RTX 4000を使ってパソコンを組むメリットはあるのでしょうか?

また、どのような映像クリエイターがQuadro RTX 4000を使うべきでしょうか。

ここではQuadro RTX 4000の性能・メリット・デメリットとQuadro RTX 4000搭載のオススメパソコンを紹介します。

この動画で動画編集向けパソコンの失敗しない選び方を解説したので、ぜひ視聴してみて下さい。

Quadro RTX 4000の主な仕様

動画編集用途でグラフィックカードを選ぶときに指標となるCUDAコア数を確認すると、Quadro RTX 4000のCUDAコア数は2304基となっています。

ゲーミング用グラボのGeForce RTX 2070と同じ数値となっているのが特長です。

Quadro RTX 4000のスペック

GPU アーキテクチャ Turing
CUDAコア数 2304
Tensorコア 288
RTコア 36
定格クロック周波数 非公開
ブースト時クロック周波数 非公開
ビデオメモリー 8GB
VRAM規格 GDDR6
VRAM帯域幅 416GB/s
TDP 160W
対応API
OpenGL 4.6
DirectX 12
DirectX 11〜8.1
NVIDIA CUDA
DirectCompute 5.0
OpenCL / Vulkan API
価格(オリファンモデル) 140,000~170,000円

本来、Quadroのグラフィックカードは10bitの色深度に対応し、高度の色再現性を求められるプロの映像制作現場で利用されてきていました。

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K

2018年に発売されたBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kで10bit RAW映像を実現できるようになったことがきっかけで、色の深度やダイナミックレンジに興味を持つクリエイターが増えているでしょう。

20万円以下のカメラで映画品質の映像を撮れるようになったのはスゴイことですよね。

解像度が高く、10bit以上の色深度を持つ映像を取り扱う場合には、Quadoroの性能が生きてきます。

Quadoro RTX 4000が旧モデルのQuadro P(Pascal)シリーズと大きく進化した点はレイトレーシング対応になったことです。

レイトレーシングの基本的な仕組み
RTXは「レイトレーシング(Ray Tracing)」の次世代技術を指します。レイトレーシングとは文字どおり、空中を移動する光子の動き(光線)を追跡する手法のこと。現実と区別できないバーチャル世界の再現を目指す技術です。

ほぼ実写。Nvidia新GPUのレイトレーシングがすごい理由|GIZMODO

主にゲームや3Dの映像描写をよりリアルに再現できる新しい技術で、これまでのCUDAコアの他にTensorコアやRTコアが追加されAIとディープラーニングを駆使してリアルタイムにレイトレーシングができるようになっています。

Quadro RTX4000 vs P5000 比較 PassMark

リアルタイムレイトレーシング機能が映像制作でどのような変化をもたらすのかは未知数ですが、ベンチマークを確認すると旧モデルのQuadro P5000を超える性能で驚異的な数値を叩き出しています。

Quadro P5000の実売価格が25~28万円であることを考えると、Quadoro RTX 4000の販売価格は実は激安良品ということになってしまいます。

Quadro RTX 4000搭載パソコンはどんな人におススメ?

とはいえQuadro RTX 4000はYouTube動画や簡単な記録動画を編集するだけの人にはオーバースペックなビデオカードです。

ゲーム用途で考えた場合も同じレイトレ対応のGeForce RTXシリーズを選んだ方が安上がりです。

GeForce RTXシリーズもビデオカードのドライバー(Studio ドライバー)を更新することで10bitの色域に対応可能になります。

Quadro RTX 4000を選ぶべき人は4K以上の解像度で動画編集をする方やDaVinci Resolveを使ったカラーグレーディングが前提となる映像制作に携わっている方でしょう。

参考:RTX世代Quadro GPUの4K・RAW編集のパフォーマンスを診断する|ビデオSALON

ビデオコーデックがこれまでのH.264からH.265と移り変わり、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4KのようなRAW収録が実現できるカメラの出現したことで、プロの制作会社が求められる品質はますます高まってきています。

そうなると動画編集用のパソコンはCPUのコア数・スレッド数を増やすことだけでなく、GPU性能も考慮しなければなりません。

値段で考えると決してお買い得とは言えませんが、これからプロの映像クリエイターとして仕事を受注しようと考えている方はQuadro RTX4000を選んでも良いかもしれません。

割と近い将来、プロの制作ではRAW収録が当たり前になると思いますよ!

こちらもオススメ:25万円以内でプロ仕様の動画編集用PCをDAIVで組んでもらいましたよ

BTOパソコンショップのQuadro RTX 4000搭載PCはココをチェック!

Quadro RTX 4000を搭載したBTOパソコンを見てみるとCPUにCore i9 XシリーズなどかなりハイエンドなCPUを搭載した高価格なパソコンが目立ちます。

インテルの最新世代のCore i7には少し前のCore i9を超える性能を持っているので、Core i9にこだわる必要はありません。

それよりもRAW映像や10bit映像のデータ量は想像以上に膨大で、すぐに1TBを超える容量になってしまいます。

なのでメインストレージ、2ndストレージに十分な容量を確保できるパソコンを選ぶのがおすすめです。

CPUをCore i9-11900KまたはCore i7-12700Kに抑えてストレージを強化しましょ!

注意点として、Quadro RTX 4000はNVLink非対応で複数のグラフィックカードを同時に使うにはNVIDIA Quadro Sync 2というオプションボードが必要です。
また、Quadro RTX 4000は消費電力が160Wと高めである点も注意が必要です。

マウスコンピューターのNVIDIA RTX・Quadro搭載動画編集用パソコン

MousePro BP-I7N2A

CPU:Core i7-12700 
グラフィックス:NVIDIA RTX A2000 12GB 
メモリー:16GB PC5-38400 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB 

285780円(税込)

>>公式ページを見る

パソコン工房のNVIDIA RTX・Quadro搭載動画編集用パソコン

SENSE-F079-137F-NLX 

CPU:Core i7-14700F 
グラフィックス:NVIDIA RTX T1000 8GB  
メモリー:32GB PC5-38400 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB 

244800円(税込)

>>公式ページを見る

ドスパラのNVIDIA RTX・Quadro搭載動画編集用パソコン

raytrek MEXQ20

CPU:Core i7-14700F 
グラフィックス:NVIDIA RTX A2000(12GB) 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 500GB 

280600円(税込)

>>公式ページを見る


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