様々な利用方法があるとして活躍の場を広めるドローンには、自動操縦の機能があります。
バッテリーの残量が減少したときに自動で帰還する操作が行えたり、ドローンは日々進化しています。
「いずれドローンは完全自動操縦になるからドローンパイロットは仕事がなくなるのではないか?」という意見も囁かれていますが実際のところはどうなのでしょうか?
この動画はPHANTOM4の新機能「ビジュアルトラッキング」を使用して撮影した動画のようです。
PHANTOM4は空撮用ドローンで人気が高い機種です。その安定性から多くのプロのドローングラファーに高い評価を得ています。
PHANTOM4の自動操縦機能がどの程度のものかよく分かるのでぜひ視聴してみましょう。
DJI Phantom 4 Advanced
ドローン産業は拡大するが、雇用を生み出すかどうかは厳しい点がある
ドローンは自動操縦によって物資を運ぶなど、災害時や宅配サービスの分野で注目されています。
これからの時代はドローンビジネスには確かに夢がありますが、決して甘くはありません。
人の手によって操作をしない自動操縦には、操縦する者にかかる人件費を削減できるメリットがあります。
場合によっては災害時などで人が行き来できない危険な場所でも撮影でき、情報を収集することができるため大いに役に立つのです。
しかし言い換えると人の手がなくとも役に立つものとして成り立つため、ドローン操縦士に打撃を与えます。
今後、ドローン産業はますます拡大し、ドローンの需要が増えていきますが、ドローンパイロットはただ操縦するだけでは徐々に儲からなくなるでしょう。
そういった理由から、「ドローンビジネスは甘くない。AIによる自動操縦でパイロットは不要になる」という否定的な声まで存在しています。
これからドローンビジネスに取り組もうと考えている方にとって慎重にならざるを得ません。
最新ドローンは自動操縦でも安全
自動操縦については何もパイロットにとって悪いことばかりではありません。
ドローンに関する技術は日進月歩となっており、ドローンを安全に操作するための補助的な役割で自動操縦が活用されています。
自動化によりドローンが墜落する確率は確実に減少し、安心安全な飛行が可能となり、その結果ドローンパイロットの活躍の場を広げることに成功しました。
最新のドローンなら正しい手順で操作をすれば、不慣れな人や小さな子どもでも墜落させることはありません。
ラジコンヘリのような難しさもなく、自動操縦のドローン本体に任せて着陸が行えます。
役に立つものであっても操縦が難しければ、普及しても効果を期待できません。
自動によるシステムが搭載されていることにより、現代社会に合った利便性の高いものとなっています。
ゆえに自動操縦を否定することは一概にはできず、よりよい社会のために有効活用させるべきです。
これから求められるドローンパイロットになるには
ドローン操作が簡単になった今、ドローンパイロットが求められる役割とは一体何なのでしょうか?
ご存知の通り、ドローンは徐々に規制が厳しくなってきています。
ドローンパイロットはドローンを飛行させる前に必要な行政手続きの手順や、法令を順守したドローンの運用方法・マナーを身につける必要があります。
ドローンを必要とする企業・クライアントのためにドローンを安全に運用してもらうコーディネーターとしての役割を担うのがこれからのドローンパイロットです。
ドローンの活躍の場はこれからますます広がることが予想され、自動操縦であるからこそ役に立つ場面が存在します。
ビジネスによるサービスの提供はもちろん、未曾有の大災害の危機に備えることも可能なのです。