DJI MAVIC PROには被写体を自動で追尾して動画を撮影することができる機能が搭載されています。
この自動追尾機能ですが、障害物が多い場所でも使えるのでしょうか?
また、被写体を見失ってしまうという恐れはないのでしょうか?
ここではDJI Mavic Proの追尾の感度や追尾機能の実用面について調べてみます。
DJI MAVIC PRO ドローン本体
この動画はMavicProがバイクの走行に追尾して撮影しています。
非常にかっこいい空撮映像ですが、追尾途中でMAVIC PROがクラッシュするシーンも撮影されています。
Mavic Proの追尾機能でどんな映像が撮れるのか知りたい方はぜひ視聴してみましょう。
Mavic Pro アクティブトラックの使い方
MAVIC PROに搭載されているアクティブトラック機能を使いますと、自動追尾が使えます。
普通の動きをしている目標物でしたら、追尾の感度は上々のようです。
アクティブトラックに移行するには、まずMavicProを3mの高さまで上昇させる必要があります。
出典:DJI Tutorials – Mavic Pro – Standout Features – ActiveTrack Modes
MAVIC PROは送信機とアプリを併用して操縦しますが、アプリ内の送信機のアイコンをタップします。
出典:DJI Tutorials – Mavic Pro – Standout Features – ActiveTrack Modes
そうしますと、新画面があらわれて、その中のアクティブトラックをタップするだけです。
出典:DJI Tutorials – Mavic Pro – Standout Features – ActiveTrack Modes
それで追尾したい目標を選択するのですが、それが緑色に変わればMAVIC PROが認識したことになります。
後は自動追尾がはじまり、それをスマホなどの画面で確認できます。
自動追尾の動きは滑らかですから、きれいな動画が撮れるでしょう。
Mavic Proの3つの追尾機能
MAVIC PROのアクティブトラックには3つの方法が選べます。
この動画ではMAVIC PROのアクティブトラックの使い方が詳しく解説されていますのでぜひ視聴してみましょう。
ちなみにMAVIC PROは初期設定の状態だと、後退飛行が無効になっています。
そのためビジュアルナビゲーション設定で「後退飛行を有効にしますか?」をオンにしておきます。
標準(トレース)
アクティブトラックの標準では追従したい対象に一定の距離を保ちながら撮影します。
このとき後退飛行を無効にしていると、ドローンに被写体が近づいてもドローンは後退しません。
プロフィール
アクティブトラックのプロフィールは映像の画角を一定に保ちながら追尾してくれます。
後退飛行を無効にしていてもMavicProは後退します。
スポットライト
機体は静止したままカメラだけで目標を追いかけます。
この設定では送信機を使ってドローンを動かすことも可能です。
アクティブトラックの実用時の注意点
MAVIC PROのアクティブトラックは実用十二分で操作方法もカンタンです。
アクティブトラックを使いこなすことで、従来のドローンでは熟練の操縦士でないとできなかった撮影を初心者でも実現できるようになっています。
なお、MAVIC PROの障害物を発見するためのセンサーは前方にしか付いていませんので、横移動する時ときには障害物に注意しましょう。
それから、アクティブトラックが有効な時に、カメラに向かって両手を拡げますとジェスチャーモードに移行します。
そして同じくカメラに向かって指で四角形をつくると自撮り撮影(写真)ができます。
自動追尾は常にプライバシー配慮する必要があります。
そのため、適切な目標物だけを選んで撮影することや、MAVIC PROのプロペラの回転音で周りに迷惑をかけないようにするなどの注意が必要でしょう。
DJI MAVIC PRO フライモアコンボ
DJI Mavic Proは予備バッテリーや充電ハブ、専用ケースが付属するフライモアコンボがおススメです。
本体のみの製品よりも少し高いですが、その価値は十分にあるでしょう。