映像クリエイターが陥りがちな5つの勘違い

こんにちは。
Lead Promotion代表の奥原尚途です。

今回のテーマは「動画クリエイターが陥りがちな5つの勘違い」です。

クリエイターが思わずやってしまいがちな、陥りがちな勘違いについて具体的に解説していきます。

ちなみに私は動画クリエイターと並行して、セミナー講師・経営者のコンサルティングを10年ほどやっています。

今から解説する「勘違い」のいくつかは何も映像業界に限った話ではありません。
結果がでない・飛躍しない人は、業界問わずもれなくこの勘違いに陥っています。

それでは早速一つ目の勘違いから解説していきますが、その前に。

それほど重要な中身ではありませんが、よくこの話をすると驚かれるので番外編として取り上げます。

勘違い番外編:映像クリエイターは映画好き、もしくは映画を見る必要がある

答え:「映画である必要性はない。好きなジャンルの映像作品があればそれで学べる。ちなみに奥原は根っからの映画嫌い。」

映画を撮りたい・作りたいのであれば話は変わってくると思いますが、動画ビジネス・映像制作に限って言えば映画を見る必要はないと断言します。

ちなみに私はドラマなども一切みません。

その代わりずっと音楽をやっていたので、音楽PVはよく見ます。またアニメやゲームも好きなのでオープニングは研究対象としてよく学びますね。

このように何か好きな映像ジャンルがあればなんでも構いません。

また、重要なのでもう一点。映画好きな方も本編を見るより、「映画予告」をみることをオススメします。

・3分程度で視聴可能
・本編を見せるための仕掛けが詰まってる
・予告編の型を学ぶことができる

他にもありますが、メリットはたくさんあります。

事実、私も1000本近い映画予告を見てきました。
ぜひ研究対象として「エンターテイメント最高峰の惹きつける動画コンテンツ」を視聴することをオススメいたします。

さて前置きはこれくらいにして、早速ひとつ目の勘違いから見ていきましょう。

映像クリエイターが陥りがちな5つの勘違い

勘違い1 良いものを作っていれば仕事がくる

→答え:「モノが良い」と売り込むのが上手な人に仕事がくる

これはかなりわかりやすいですね。

クリエイターに限らず、全職種に共通してこの勘違いをしている人がいます。

かくいう私も「良い作品をアップしていればオファーがくる」そんな風に勘違いしていた時期がありました。

良いものを作っていれば仕事がくる、あり得ません。

そもそも「良いものとはなんなのか」という定義も必要ですが、便宜上「質の高い動画」というふわっとした定義にしておきましょう。

いずれにしろ動画のクオリティと仕事の依頼には何の関係性もありません。

さらには動画のクオリティと制作費にも関係性はありません。

よく「しょぼい動画しか作れないのにあんな値段とって」

とか「大した実績もないのに動画塾をやって詐欺だ」

などという声を聞きますが、本質的ではないと思います。

もしその指摘が事実であれば、しょぼい動画しか作れないのに高価格で受注していることの方が凄いことですし、後者の批判も同じことが言えます。

ここ10年強で、動画制作のハードルは格段に下がり、まさに「誰もが動画クリエイターになれる時代」となりました。

今までのように何百万、何千万とした機材は不必要になり、直感的に素材を放り込むだけで映像ソフトが勝手に予告編を作ってくれます。

未来は誰にも予測できません。
ただ、この流れは今後ますます加速していくことでしょう。

そうなった時に、カメラの画質はプロと素人で違いはほぼなくなるでしょうし、動画編集力も編集ソフトにより差はなくなっていくでしょう。

であればここで勝負するべきではありません。

・コンサルティング力
・集客、拡散、営業力
・コミュニケーション力

といった力をいかに掛け算できるか。ここが最も重要になると考えております。

勘違い2 センスがなくても動画クリエイターになれる

→答え:この言葉に安心する人は動画クリエイターとして飛躍しない

まず誤解のないように補足をすると、センスがなくても動画クリエイターになれます。

ここでいうセンスとは何か。

通常、映像のセンスと言われれば「美的センス」を思いつくことでしょう。

「美的センス」もあるに越したことはありませんが、これからの映像クリエイターに必要なのは一言で言うと「美術力」よりも「国語力」です。

わかりやすくイメージできるように換言すると「右脳」よりも「左脳」です。

(余談ですが、池谷裕二東京大学教授の最新の脳科学によると、右脳と左脳という概念はないとのこと。ただ一般的な言葉なのであえて使用します)

美しく綺麗な構図、適切なBGMの選曲、わかりやすい構成などは、私が解説している通りほとんどロジックでカバーできます。

右脳的な要素を左脳的に理解することにより、映像制作の再現性は高まると考えています。

ただこのメソッドを正しく使えるかどうかは「センス」の部分になってきます。

例えば。
センスのない人ほど、色々なメソッドに手を出して自分流にアレンジしてめちゃくちゃな作品を作ります。

私以外のメソッドが悪いと言っているのではありません。共通しているのは皆さん正しいこと。
ただ経験や考え方によって言うことは全く異なります。

それを「中途半端に取捨選択して組み合わせること」がよくないことだと考えます。

ちなみにコンサル・セミナーの世界では「素直な人ほどよく伸びる」と言われますが、上述したことが理由です。

もしセンスに自信がないのであれば、取り入れようと思ったメソッドを徹底的にとことん「パクる」ことから始めることをオススメいたします。

勘違い3 プロの動画クリエイターになるには高い機材が必要

→答え:高い機材は不必要、レンタルでも十分

これが最も多い勘違いでしょうか。

高い機材、良い機材は映像制作に必要ありません。

事実、私は家庭用ハンディカムで80万円のドキュメンタリーを2011年に制作してましたし、映像ソフトはフリーソフトのimovieでした。

「高い機材=高単価での受注」も勘違いです。

「ハッタリのきく機材演出=高単価での受注」であれば正しいと言えます。

素人のクライアントにはカメラの機能や性能の違いなんてわかりません。

わかるのは「カメラが大きいか、小さいか」くらいでしょう。

SONYになんの恨みもありませんが、PXW-Z190からPXW-Z280にしたところで誰もわかりません。

大切なのは「ハッタリ」です。

ネガティブワードに聞こえますし胡散臭いですが、重要なのであえて言います。

いかにプロっぽい機材で撮っているかどうかが、満足度を左右します。

一番のオススメはカメラリグを組んで、ごちゃごちゃと撮影補助機材をつけることですね。

小型のカメラに威圧感を与えることができるカメラリグ

室内にもかかわらずマットボックスをつけ、必要もないのにフォローフォーカスをつける。

撮影上意味はありませんが、効果は大です。

それっぽい機材によりクライアントおよび被写体のモチベーションがあがりますので。ここには費用をかけるべきでしょう。

ここから先は完全に独断と偏見ですが、、

経験上、ハイアマチュアの方や売り上げたってない方ほど良い機材を持っている気がします。
もちろん趣味であれば、否定するつもりはありません。

ただ我々はプロです。

利益を最大化する上で、「この機材でどれだけ売り上げに直結するか」この視点をシビアにもつべきでしょう。

そういった意味では型落ちを中古で揃えても良いですし、レンタルも選択肢に入ります。

ただレンタルはカメラの設定を毎回いじる必要があったり、故障などのトラブルが出来したりというケースもあるので、精神衛生上、中古を購入することをオススメいたします。

詳しくは「買ってよかった機材・買って後悔した機材」で解説していますのであわせてご覧ください。

勘違い4 質と量だったら質を優先すべき

→答え:圧倒的に量を優先すべき。質はあとからついてくる

これはクリエイター養成コンサルをしていてよく受ける質問です。

受講生「自分の中で100点になるまで仕上げてから奥原さんに提出したいです」

奥原「100点にはならないし、60点で切り上げた方が良いですよ」

受講生「60点ですか、、せめて80点くらいで提出したいです」

こんなやりとりをすることもありました。
大事なことなのでもう一度言います。冒頭で申し上げた通り、「量は質を凌駕」します。

最初のうちの60点も80点もプロから見れば大差はありません。そこに時間をかけるのであれば、手っ取り早くフィードバックを受けてもう一本作ることの方が何倍も有意義です。

100点になるまで・・・の方は解説するまでもないでしょう。

これからの時代は何度も解説している通り、撮影や編集といった技術的な動画スキルだけでなく

・コンサル力
・インタビュー力
・マーケティング力

をいかに掛けあわせられるかがポイントとなってきます。

複合的なポイント全てを最初から100点にすることは不可能です。

何本も制作していくうちに一つ一つのポイントが見えてくることでしょう。

とにかく量稽古をやることにより、ポイントが明確になりクオリティが上がります。
それを続けることにより、動画制作スピードも飛躍的にあがります。

「量は質を凌駕し、やがてその質は量に転化する」

2010年、独学で始めた私は仕事が終わった後に映像制作の時間をつくり、1日1本をノルマとしてクリエイターの道を歩き始めました。

未だにこのやり方が間違っていたとは思いません。

勘違い5 格好良いCGオープニング動画は作るのがめちゃめちゃ大変

→答え:素材を入れるだけのテンプレートがあるので、実は楽

私がこの業界に入った頃はそこまで見かけませんでしたが、最近ではよく見かけるようになりましたね。

映画予告のようなオープニング動画。

イベント集客のPVや、オープニング動画でよく使われています。

動画にもよりますが、ほとんど海外のテンプレートファイルを使っています。

5年前くらい前は、1テンプレートあたり30~40ドル程度が相場でした。

現在はさらに進化して月に40ドルほど支払えば、無制限にテンプレートファイルをダウンロードできるサービスも始まりました。

とにかく

・40ドルほど払って
・テンプレートファイルをダウンロードして
・動画素材を放り込んでいく

とそれっぽいハッタリの効く動画が完成します。ただ一つ、楽が故の注意点。

最初からテンプレートファイルばかり使っていると応用が全くききません。

また、構成やインタビューコメントで視聴者を「つかむ」工夫をしなくなるので、成長スピードは遅くなります。

テンプレートファイルを使用するのは賛成ですし、私もよく使っています。

ただこれから動画を学んでいくのであれば、見かけのハッタリと本質的な構成、その両方を学びながら制作していくことをオススメいたします。

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